女子的生活
評判
女子的生活の評価:
4.00/5点 レビュー 30件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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女子的生活の評価:
4.00/5点 レビュー 30件。 B ランク
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頑張る女性たちのガールズライフものを読んで元気になりたい気分だったので手に取りました。
みきと後藤が同居を始める第1話までは面白く読み進めることができましたが、途中からは主人公のみきを不快に思い始めました。みきが顔面と服装で他人の人格まで否定する人間だったからです。
みきの物差しは「女の子らしく可愛い」か否かです。女性の服装や化粧の好み、体型をジャッジして評価を下しています。メイクやオシャレに力を入れている都会暮らしの女性は「強くて可愛い」「頭が良い」と高く評価する一方、化粧薄めの地方暮らしの女性は「印象の薄い顔」と否定し、ぽっちゃり体型の女性の服装を「服が古い」「授業参観のお母様?」「げんなりする」と馬鹿にしています。
みき好みの可愛い女性はみきの理解者であり、賢く積極的な女性として描写されます。みき好みではない地味な女性は「上から目線」でみきを傷つける言動をしたり、ずれた言動をしてみきに迷惑をかけたり、みきの敵として描写されています。まるで、〈可愛い、美人、オシャレ=頭が良い〉〈不美人、オシャレに力を入れていない=頭が悪い〉かのよう。
人は様々な価値観があり、服装の好みも三者三様です。他人の価値観を自分の物差しで計り勝手な評価を下すことはとても傲慢です。LGBTに対する差別や無理解に悩み傷ついた経験があるみきが何故他人の価値観を認められないのか。
そもそも、みきが憧れる「自由で強くて可愛い女の子」はテレビドラマに登場する女の子であり、所詮はドラマを作った人間の価値観で作り上げられた虚像にすぎません。そんな女性など世界中の女性のほんの一握りにすぎません。
しかし、みきは「自由で強くて可愛い女の子」という虚像に囚われたままです。可愛い女の子になるためにファッションに力を入れて、自分と価値観が合う女性とは仲良くなる。己の規定する「可愛い女の子」像から外れた女性を心の中で馬鹿にする。不美人の女性や、ファッションに興味がない(みきとは別の価値観を持つ)女性の気持ちなど顧みないまま。
差別や偏見から自由になりたい主人公自身が容姿で人を差別する。トランスジェンダーの主人公だから良い話風に仕上がっていますが、女性の体と心を持つ主人公で同じ話にしたらあまりにも馬鹿馬鹿しいです。