ただ、それだけでよかったんです

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評判

ただ、それだけでよかったんですの評価:

3.69/5点 レビュー 68件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.69pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 1〜20 1/2ページ
No.29
(3pt)

とても重要な本質が1個書いてある。

私は、さまざまな教育機関における「この書籍で採り上げられている主題」をみていくなかで、当該主題の本質は、書籍半ば過ぎの言葉「…に気づいてしまった」、に集約されると考えています。
であれば、介入する方法があるのではないか、と考えており研究提案を練り上げているところです。

読まれていない方には何を言っているのか不明な、わかりにくい文章ですみませんが、ネタバレを防ぐにはこれくらいが限界です。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.28
(3pt)

面白いと思ったけど最終的に消化不良...

「15歳のテロリスト」の方を最初に見ましたがあれほどは感情移入出来ませんでした。
人間力テストのシステムが社会課題を考えさせてくれるのかなーと思っていたのですが特に何もなし。
展開は面白かったのですが最終的に消化不良で終わりました。描写が浅いです。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.27
(3pt)

視点が偏りすぎ

一人称をする登場人物が複数いるけど、内容の殆どがその視点で書かれている
心理描写もいまいちで物足りない
できが悪い推理小説を読んでいる感じでした。
ソーさんは早い段階で正体が誰かわかってしまったので、もう少し人物の語り口調を練っておいた方が良いかなとは思いました
読み放題で読めたのでこの評価ですが、正規のお金払ってこの内容だと星はもう一つ下げたでしょう。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.26
(1pt)

ひどいです。

買ったまま放置していたのをたまたま手に取りました。文才はある人なのだと思います。テンポ、リズムがそろっていて良い勢いが生まれていると思います。ただ、本当にそれだけです。内容は完全に同じことのくり返しで、一体どこが謎解きなのかさっぱり分かりませんし、言い回しもあまりに一辺倒ですし、キャラクターは意味が分からないぐらいコロコロ性格を変えますし、オチにいたっては、なんなんでしょう?適当に考えて取って付けたようにしか見えません。

作者の方にはもっとサービス精神というか、赤の他人にお金を出して本を買ってもらうということへのリスペクトを持ってほしいです。率直にこれほど独りよがりのひどい作品は読んだことがありません。尖りぶりにはまる人はいるみたいですが、ゲテモノ食いというか、長続きするタイプの人気ではないと思います。少なくとも次作を読みたいとは全く思いません。

文章は光るものを持っていますし、けして駄作ではないと思いますが、大賞はいくらなんでも過ぎた栄誉ではないかと思います。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.25
(1pt)

期待はずれ

レビューでハードル上がりすぎていたのもあるが、それにしても期待はずれ。文章が分かりづらい。登場人物にも誰一人として感情移入できないし、論理破綻している人しかいない。結末もほとんど想像通りでがっかり。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.24
(3pt)

わりと唐突な展開が…

わりと唐突な展開が、少々分かりにくいというか単純にあまり共感できなかった。
いじめられ自殺した少年の姉が弟の自殺の真相を追うパートと弟を自殺に追いやった少年のパートで話が進む。
読めたは読めたけど。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.23
(3pt)

安価

安価に買えて良かったです。内容は好みの問題なので省きます。とにかく安価で良かったです。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.22
(2pt)

全体的な展開は良いと思うが…

電撃大賞作品とのことで購入。
この本の感想を一言で言い表すなら 全体的に粗い作品だな という感じでしょうか。

おおまかなストーリーはとても面白かったです。
ミスリードからのどんでん返しなどが使用されており、著者の構成力の高さなどが伺えました。

ただ、それ以外の文章の稚拙さが...
何度読み返しても意味がわからないところが何箇所もありました。
また重要な接頭語、接尾語が抜けているため、何が言いたいのか分かりづらい部分もありました。

全体的に描写不足です。 
確かに若者のニーズに合わせて、テンポを重視して書くことは良いことだと思います。
しかし、きちんと書かなければならないとこもトップスピードで進んでいくので、物足りなさが凄かったです。

構成力はかなりのものでしたが、文章がほんとに読みづらいものでした。

これから著者の2作目を読んでみようと思います。
ありがとうございました。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.21
(1pt)

やはり子供向け

ラノベって時点でそれは仕方がないのだけど、矛盾しすぎ。
設定が適当…校長も主人公も殺された子の姉も、全員くだらない…何が書きたかったのか分からない。
言い分がむちゃくちゃ。
こんなんで現実社会通用しませんよ、と。

ただ中高生をターゲットにしているだけあってサラッと読みきれました。

読後の感想、なんだったんだこれは(笑)の一言だけ。
子供が書いたのかな?校長みたいな大人が居たら数分で論破できる自信しかない。

以上。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.20
(3pt)

大賞作品?

身内、関係者がイジメ絡みの死を原因究明しパズルのピースを徐々に埋めていく。
ライトノベルの分野では今までになかったストーリーなのでしょうか?
さほど斬新なストーリーではなく、もっと各主要人物の心理描写が書き込めていれば、
より奥行きのある作品となり得たと思います。

他者との繋がりを絶ち(繋がり様もない環境なのですが)、自身の決意、行動を「革命」と称す独りよがりぷりは、
中学生らしい幼稚さで、良く描けていて良かったと思います。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.19
(2pt)

どんでん返しネタ以外に魅力が無い

実はこうだった、という1文にかさ増しをして1冊にした印象。

ネタ自体はそこそこなんですが、展開や登場人物に魅力がないので、「ふーん」で終わりました。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.18
(3pt)

最後の数十ページが蛇足

大筋の謎については納得のいく答えが用意されていました。
一般小説をラノベレーベルで売っているだけという印象ですが、まあそれは置いといて。
ラスト数十ページ、謎が明かされた後の「ソーさん」のくだりは蛇足としか言いようがありません。
リアリティがないし、納得もできません。
いじめの謎だけ解いてスパッと終わっていれば☆4でした。
あと、「人間力テスト」はこの作品の唯一のファンタジー要素ですが、別にこの設定がなくても同じ物語を作ることはできたと思います。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.17
(1pt)

拙い

リアルな題材にも関わらず設定や物語、登場人物の行動や感情にリアリティーがない。また表現力や語彙力があまりにも低く登場人物を描写しきれていない。主人公の惨めさが何度となく描写されていたが安っぽく、それならば『人間失格』のようにもっと徹底すべき。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.16
(3pt)

中2すぎて辛い…が今後に期待

電撃大賞ということで読み始めたものの、途中何度投げ出したくなったことか。言葉の選び方や演劇のようなセリフがまさに中2病で、読んでいる方まで恥ずかしくて恥ずかしくて……。それでも投げ出さなかったのは、大賞を取るだけの何かがきっとあるはずという思いだけ、3分の2を過ぎるころには、ああ電撃大賞もここまで落ちたかと諦めかけていました。
が、残り3分の1が熱かった。拙さの中にも、どうしようもなくこれを伝えたい!という思いが溢れ出し、一気に読まされてしまいました。
おそらく作者はまだ高校生くらいかと思われるので、今後に期待します。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.15
(3pt)

後出し設定が酷いかな

何と言うか、「ミステリーの謎」と「後出し設定」は、根本的に違うんですよね。確かに読者を引き付けるストーリーやどんでん返しが作れるのかもしれませんが、そのほとんどがただの後出し設定です。しかも、ちゃんと伏線を張ったうえでやるのならいいんですけど、唐突なんですよね。だから読んでいて物語がチグハグに感じてしまう。
まあ、流行りの『異世界ファンタジー(笑)』ではなく、こういう内容の小説がラノベの大賞に選ばれたのは意義のあることだと思いますが、もっと編集が付いた時点でページ数を増やして、伏線をきちんと張った方が良かったように思います。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.14
(2pt)

人間テストって、なんやねん。

ここ数年、電撃大賞の受賞作は出来が今一つで、買って読んでも途中で投げるか、「はあ」と溜め息ついて、本棚の奥の奥にねじ込んでいました。
 今作はタイトルから見ても、いわゆるファンタジーではなく、現実社会を描いているのに期待がありました。この世の真実を語るには、現実社会でよりも、
ファンタジー世界で描く方がずっと楽だからです。きっと読みごたえのあるものだが理だろう。期待しました。
 しかし、読了後の感想は「残念」の二文字でした。物語は主人公と、主人公が自殺に追い込んだらしい少年の姉の視線を交互に移動しながら進んでいきますが、ほとんどがいわゆる「後だしじゃんけん」的で、粋な伏線がありませんでした。「粋な」というのは、読んでから「ああ、なるほど!」と膝を打つような文章の妙技です。それがこの物語では少し未熟な感がしました。(意地悪に言えば、これは減点対象にはならなかったのでしょうかね?)
 (ここからネタばらしあり)
 あまりひねらず、もっとストレートに物語を描くべきだったと思います。学園を舞台にした推理物、としてはあまりにもお粗末でした。私は序盤で物語のキーマンである「ソーさん」の正体が大体掴めていて、ラストやっぱりそうでした、とがっかりしてしまいました。何よりも不可解だったのが「人間テスト」と呼ばれるもの。劇中で名前は何回も出ますが、そのもののシーンが描かれることが無いので、主人公達の行動、言葉からしか、この不可解な試験を想像するしかなかった。この物語の背骨として、この「人間テスト」はきちんと説明しておくべきだったと思います。それにこんなテストに対して、普通の子供達なら要領よくクラス全員結託して、主席と落ちこぼれを作らず、平均的などんぐりになろうと画策するだろうと思ってましたが、どうも今の現代っ子はそんな発想も出来ないようです。ここら辺でクラスの数人(主人公達)を除いた全員がみんなアホに思えて、読む気をぐっとなくしてしまいました。主人公は成績も悪く、体育も不得意で、何も取り絵が無い、なんか私の中学時代みたいな子ですが、こういう子なら、なおさら要領よくテストを潜り抜けることを考えませんか?主人公も、その盟友も、ヒロイン(らしい)子も、そしてもう一人の主人公であるお姉さんも、みんな拗けていて、結局物語の中で一番まともだったのは、このお姉さんの友人でした、ってオチも何か釈然としません。
 学校の生徒全員がこの「人間テスト」に反感していて、どうにかこれを止めさせるという話にしたかったのなら、主人公一人にその役を背負わせるのでなく、味方も何人かいるべきでした。主人公を除いて、誰もこんなテストにストレスを感じない子供ばかりという図式の方がずっと不気味ですし、何より不自然です。それゆえに、主人公の小さな革命は、そのままマッチに点いた火のように、あっけなく消されてしまいます。敗北感を背負ったままで、あまりにも無残です。だから今、この本は私の部屋の本棚の、一番奥の奥にねじ込まれています。
 こんな救いようのない暗い話は、大賞ではなく銀賞くらいが妥当だったのでは、と思うのですが?
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.13
(2pt)

ストーリーは心に刺さる、だがちぐはぐ

この作品が大賞だと知った時、「あれ?アスキーメディアワークス文庫ではないのか?」と思ったが、あらすじをよく読んでみれば得心がいった。
つまり端的に言って、期待したのだ。ここ三年くらいの電撃大賞作は首を傾げるぐらいのものばかりだったので、なおのこと期待してしまったのだ。
結論から言って、期待し過ぎた。
まずこの作品の根底にある『人間力テスト』なる代物、これが余りにも作り込みが甘い。客観的に考えて、よくこんな穴だらけのシステムを多感な時期たる中学生の学校に採用できたものだと思った。

大学が今までのセンター試験を廃止して人物評価なるものを重視する、という方針が出て記憶に新しいが、まさに人間力テストはそれを真似たようなものだろう。
多面的な評価、社会人として生きていく術を身につける、聞こえのいいお題目である。コミュニケーション能力を向上させれば社会でやっていける、何故なら社会がそういう人間を求めているから、というのが立案者たる校長の言である。
これ、冒頭での発言なのだが正直に言って虫酸が走った。

教え子の女の子が社交スキルに欠けたから就活に落ちまくって、それで鬱になって自殺した。
学力だけではやっていけない、詰め込み教育だけではコミュニケーション能力は育たない、それを分かっていながら卒業させて見殺しにする。故にそれを防ぐために人間力なんて曖昧なものを数値化して、序列化して、生徒間に公表こそしないものの本人には『自分がこの程度の価値しかない人間』だと思い込ませる。
問題の解決はおろか解消にすらなっていない、いやそもそもこの問題の解決自体が一個人の力でどうにかなるものではないし。というか校長、あなたのやり方は生徒の自殺を早めているようにしか思えないが。
だってあなたのそれは「お前なんてこの程度の人間なんだよ」と無慈悲に突きつけているだけなのだから。しかも大人サイドからの評価ではなく、同じ子供サイドからのそれなのだから尚更タチが悪い。これが大人からの評価であれば「けっ、先生が何か言ってやんの」で済む話なのだが。        
と言ってもだ、もし作者が校長を吐き気を催す邪悪な悪役のつもりで描いたのなら、おめでとう。作者の目論見は成功した、何故なら私は長文を書く程に苛ついているから。
 
ともあれ、校長の話もそうだが、人間力テストと言うわりにはテストシーンは出てこない。というか基本的にこの物語は主人公にしろ自殺した生徒の姉にしろ、どちらの視点でも伝聞ばかりなのだ。今こういうことが起こっています、と伝えるためのシーンがあまりに少ない。だから実感を伴わない、それは人物表現にまで及んでいる。
自殺した生徒をことあるごとに天才だのなんの言っているが、ならばそれを読者に納得させるような言動を場面として見せてほしい。いくら学力が中学生離れしてるとか、弱小チームを全国まで導いたとか、そんな結果だけ書かれても説得力がない。
これはヒロインに関してもそうで、人間力上位になる所以が見えてこない。ただ可愛いければ投票されるものなのか?主人公に話しかけることができた?だがそれは日陰者に話しかける勇気であって、コミュニケーション能力と言えるのか?もっと主人公以外の人と話しているシーンを見せてほしかった。
このように浅い人物描写や設定の甘さが相まって、リアリティを感じない。だから突き放したような読み方をしてしまう。後半のネタばらしのために敢えて断片的なシーンばかりを描写したのだろうが、そのせいで誰が死のうが傷つこうがどうでもいいと思えてしまう。キャラのバックボーンを伝聞ではなく、ワンシーンとして掘り下げてくれればまだ愛着が持てたのだが。

あと、展開が唐突過ぎる。後半、真実が一気に開示されるのだが、それまでの地の文で重要な事実のヒントが一切書かれていないので予想しようがない。伏線なしでどう推理しろと、これ推理小説読み慣れてないとまず分からんだろ。
実はこうだった、本当はこうだった、ばかりである意味意外な真実の連続である。そして極めつけはラスト数十ページ、またもや真実が明かされるのだがもはや後出しジャンケンのようだ。なんというか、作者の読ませたいように読めれば楽しめるみたいな感じ。それ以外は「いやそれ流石に無理があるだろう」になる筈。

以上ここまで批判ばかりだったが、それでは何故評価を☆1ではなく、☆2にするのか。
それは思春期の、特に中学生に焦点を当てているからだ。これが高校生なら私は間違いなく評価を☆1にしていただろう。

他の方のレビューで、人間力テストなんてものを鵜呑みにしてその順位を上げるため、維持するために異常なまでに気を張ったり遣ったりする彼彼女らの心理が理解し難いという意見があった。
そう、確かにそうなのだ。だが、それは大人や高校生ひいては青春を諦めているような、そんな冷めた視点で世界を見ている主人公だからこそ分かることなのだ。まあだからこそ、主人公は革命実行に踏み切れたのだろうが。
よく、子供にとって親は神様同然だと言われる。そんなこと少し考えればすぐ違うと分かる、いや見える筈なのだ。だが分からない、何故なら視野狭窄に陥っているから。
中学生ぐらいの思春期の子供にとっての世界とは、家と学校の二つしかないのだ。だから友好関係に異常に気を配るし、親に認められたくて、友達に必要とされたくて過剰に努力したり、空回りしてしまったり、墓穴を掘ったりする。
中学生にとって学校とは呉越同舟の監獄であり、あまつさえ虐めなんてものがあれば教室は地獄と化す。いや、人によっては高校すら似たようなものに感じてしまうだろう。
確かに、順位が高かろうが低かろうが大した意味はないのだ。ご褒美が貰えるわけでもなければ、ペナルティを食らうわけでもないのだから。
だが、それでも、たとえ自分の順位が他人にバレなくても、順位というただの数字には他人の気持ちがまとわりついているのだ。
こいつは私より上、あいつは俺より下、選民思想や功利主義が順位となって示される。学校ひいてはクラスとは一つの共同体だ、もし自分の順位が低かったらその中で排斥される、ひどければ『いないもの』として扱われるのだ。これではもはや承認欲求や所属欲求をズタボロに引き裂かれるようなもので、目には見えない心から夥しい量の血が溢れることだろう。

昨今、ネットやSNSで代替的にその二つの欲求を満たすこともできるだろう。だがそれはあくまでネットを介してであって、知り合った相手が同じ学校でもない限り毎日は会えないのだ。そうなれば、毎日顔を合わせるのは自分のことを見下しているクラスメイト、或いは自分を蹴落とそうとするクラスメイトなのだ。

未来に先回りして点と点をつなげることはできない。君たちにできるのは過去を振り返ってつなげることだけなんだ。

私がこの作品を読んでいる時、脳裏に過った言葉である。言わずもがな、スティーブ・ジョブズのスピーチだ。

過去は振り返ることしかできず、未来は先読みできない。つまり、今を生きるしかない。人間力テストで上位だろうが、下位だろうが、学校が監獄だろうが、教室が地獄だろうが、生きるしかないのだ。これを脱するには不登校になるか、不幸な病死や事故死として果てるか、自殺するしかない。
今時、中退で生きていける世の中でもないのに。いくら家でストレスを発散しようが、また登校日はやってくるのだから。
中学生の世界は途徹もなく狭い。家と学校だけで、外国で紛争が続こうがテロが勃発しようが、クラスの空気や雰囲気がぶっ壊れるわけではない。
人間は社会的な生き物で主観でしか世界を見れず、どれだけ足掻いたところで自分だけでは『自己』を評価できない。
だから徒党を組む、だから党員からの評価が気になる。
クラスメイトからの評価=自分の価値、が成り立ってしまうのだ、残酷なことに。
0才から14才までの、減点方式で他人との同調性が求められる狭い世界の中でたった十四年しか生きていない彼彼女たちに、『他人のことなんて一々気にしてたら埒が明かないぞ』『一人でも生きていけるさ気楽にいこうぜ』『自尊心がなんだ、自己愛がなんだ、他人が必要としてくれないなら自己肯定でその二つぐらい満たせばいい、それができない奴を蔑みながらさ』なんて、それで割り切れなんていくら何でも酷ではないだろうか?

この作品のストーリーは好きだ、完璧だと思われた計画が上手くいかなかった時の空回りするところも含めて。
そして、結末はハッピーでもあり、バッドでもある。
どちらの意味にも取れて、中学生を題材にしていたからこそ、この作品は魅力的なのだ。この物語を通して思ったことは、愛とは万能ではなく匙加減が重要だということ。けれど、やはり彼の死についてもっと人間力テストを絡めてほしったところ。
そして少なくとも私は、ハッピーエンドだと思っている。
この物語の結末は伝聞ではなく、実際に読んで知ってほしい。散々批判したが、この作品には朧気ではなく、確固とした情けなくて惨めでどうしようもない読後感があったから。

駄文、失礼しました。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.12
(3pt)

まずまず

いじめを扱った作品です。
いじめる側といじめられる側、
それぞれの背景にも着目していて分かり易かったです。
ただ、テーマゆえか全体的に重く暗かったです。
カバー絵から受ける印象とは違う内容です。
結末も救いがなかったですかね。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.11
(3pt)

コンセプトは好き

駆け足過ぎるのが残念
二巻構成にしてじっくりやるべきだったのではと思います
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623
No.10
(2pt)

ただ、救いがないー。だけどリアル

タイトルに引き込まれ買って、読んでみましたが、視点がところどころ変わってくるので、正直読みづらいし唐突に展開が進むし、それにラストはまったく救いのないものだったので個人的にはあまり好きになれませんでした。けど、イジメとか学校制度がリアルに描かれていて、本当にこんな制度があったら、こうなってしまうかもしれないと考えさせられたり、それを壊そうとした結果、想定外な悲劇が起きることで現実の厳しさが表されていて面白いとは思いました。
ただ、ハッピーエンドが好きな方はあまりお勧めは出来ません。
ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)より
4048657623