幻夜

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幻夜の評価:

3.86/5点 レビュー 349件。 S ランク

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Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全339件 221〜240 12/17ページ
No.119
(4pt)

著者の伝えたいこと

著者はこの小説で何を伝えたいのだろうか。この作品は、白夜行の続編であると言われている。同じパターンで物語が進行するのだ。美冬(主人公の女性)が言う。「昼間の道を歩こうと思たらあかんよ。あたしらは夜の道を行くしかない」しかし、彼女はそんな道を歩く必要性はない。この女性が裏の道を進む明確な理由がないのだ。そのため、この小説は説得力に欠ける。だが、この作品が白夜行の続きなら、すべて説明がつく。彼女が普通の人生を歩めないのも、過去をどんな手を使ってでも隠そうとする理由もはっきりする。それが正しいようだ。
 しかし、著者自身は、続編だと言ってはいない。そうでない場合のこの作品の解釈について考えてみた。なぜ「白夜行」と同じような構成であえてこの小説を書いたのか。白夜行は、子供時代にとんでもない経験をし、それに縛られ、引きずって生きざるを得ない男女の話だった。この「幻夜」では、阪神大震災が物語のスタートとなる。著者は、おそらくこの作品を通して震災のショックの大きさを描きたかったのではないか。震災による心の傷はあまりにも大きく、その当事者に裏の道を歩ませるほどだったと。だからこそ、白夜行と同じパターンでこの小説を書いたのだ。彼は作家だ。そして、作家にとって最もうまく自分の思いを表現できるのは、当たり前だがその作品である。関西人である著者にとって、あの震災のショックは大きすぎたのかもしれない。それを何とか自分の中で消化し、乗り越えるためにこの作品を書いたとも考えられる。また、この作品は美冬の表の面だけを見れば、震災をきっかけにしてチャンスをつかみ、成功していく一種のサクセス・ストーリーと言えなくもない。著者はそうやって被災者にエールを送りたかったのではないだろうか。震災をひとつの発奮材料としてもう一度がんばってほしいとのメッセージだとも受けとれる。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.118
(4pt)

著者の伝えたいこと

 著者はこの小説で何を伝えたいのだろうか。この作品は、白夜行の続編であると言われている。同じパターンで物語が進行するのだ。美冬(主人公の女性)が言う。「昼間の道を歩こうと思たらあかんよ。あたしらは夜の道を行くしかない」しかし、彼女はそんな道を歩く必要性はない。この女性が裏の道を進む明確な理由がないのだ。そのため、この小説は説得力に欠ける。だが、この作品が白夜行の続きなら、すべて説明がつく。彼女が普通の人生を歩めないのも、過去をどんな手を使ってでも隠そうとする理由もはっきりする。それが正しいようだ。
 しかし、著者自身は、続編だと言ってはいない。そうでない場合のこの作品の解釈について考えてみた。なぜ「白夜行」と同じような構成であえてこの小説を書いたのか。白夜行は、子供時代にとんでもない経験をし、それに縛られ、引きずって生きざるを得ない男女の話だった。この「幻夜」では、阪神大震災が物語のスタートとなる。著者は、おそらくこの作品を通して震災のショックの大きさを描きたかったのではないか。震災による心の傷はあまりにも大きく、その当事者に裏の道を歩ませるほどだったと。だからこそ、白夜行と同じパターンでこの小説を書いたのだ。彼は作家だ。そして、作家にとって最もうまく自分の思いを表現できるのは、当たり前だがその作品である。関西人である著者にとって、あの震災のショックは大きすぎたのかもしれない。それを何とか自分の中で消化し、乗り越えるためにこの作品を書いたとも考えられる。また、この作品は美冬の表の面だけを見れば、震災をきっかけにしてチャンスをつかみ、成功していく一種のサクセス・ストーリーと言えなくもない。著者はそうやって被災者にエールを送りたかったのではないだろうか。震災をひとつの発奮材料としてもう一度がんばってほしいとのメッセージだとも受けとれる。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.117
(4pt)

この作品のテーマは何なのか?

読後の感想は「救いがない」ということ。この作品中、幸せになった人は一人もいない。主人公の職人も食堂の娘も美冬もその夫も義姉もカリスマ美容師も宝石店の店員も鉄工所のオヤジも刑事も登場人物は全員一人として幸せになっていない。何も悪いことをしていないのに(一部例外あり)。
いったい作者はこの作品を通じて何を言いたかったのか?
ピカレスクロマンといえばそうであるが、「悪」に感情移入できないし、悪が滅びるというカタルシスも無い。残るのは寂寥感だけ。
しかし評価は高いです(矛盾するけど)。一気に読ませるし、はじめから終わりまで強烈なイメージが残る作品。当然ながら「白夜行」を先に読むことが必須です。なんか続編が読みたいというのは私だけでしょうか。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.116
(4pt)

女は誰でも実冬になれる

私自身、大学生の時に阪神大震災を経験。家が全壊するほどでないものの、あの時、喪失感と混乱と寒さと絶望、皆、明日どうやって生活するかで頭がいっぱいでした。レビューで美冬って怖いとか多いけど、美冬って人間は特殊な人間なのか?
という疑問に対し、女の自分からすると「誰しも美冬になる可能性がある」です。若い時は自分勝手な事を異性に対してした事も思い出し、女は聖女にも、悪女にもどちらにでもなってしまう悲しい生物で、何処までも自己愛の延長にしか愛を位置づける事ができないと思いました。
勿論自身が美冬までの悪女ではないけれど、ズルイ女を東野さんはよく描ける作家だと思いました。美冬の過去か、未来が描かれる作品は出ないのかな?
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.115
(5pt)

1000円で映画3,4本分の楽しみを得た

東野圭吾の作品は久しく読んでいなかったが、余りの人気にちょっと手を出してみたのだけど、大正解・・・謎の美女が登場する事が物語の骨格になっているが、
勝気で計算高い女性に対して共感できる女性読者なら面白く読めると思います。
阪神淡路大震災の時の青年と美女の出会いと、二人に対して共鳴してしまえば
どんどん物語りに入っていける。
実際にあった震災を冒頭に持っていくことで、あくまでも慣れ親しんだ日本が舞台であるのに簡単に非日常の世界に違和感を覚えることなく、突拍子のない事件も受け入れやすく描かれている。登場人物は多いし、事件も多いが、それが気にならなく物語りに深みを与えて
一気に読める。
最後の最後の結末がなんとも後味が悪いのが気になるが、もし続編が出るのなら
充分に許せる。
読後、白夜行を読んだが、同じような雰囲気で白夜行も面白いが、
私はこちらの作品の方が作者が熟練してきただけ読者を釘付けにする技法が高いように思う。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.114
(4pt)

長編ですが一気に読めます。

全編755ページの良質な長編ミステリー。
主人公である新海美冬と水原雅也、刑事、有子、フクタ工業、華屋、曾我、青木、…出てくる人物の性格描写が精緻であり、現実感があります。阪神淡路大震災を起点に、美冬のサクセスストーリー的展開の中で、次々生じる事件、謎。その謎を伏線に更に大きな謎が。
スピード感があり、最後まで一気に読めます。
(但し、高度に情報化している現代社会で、実際にこのような事は難しいとは思いますが。)
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.113
(4pt)

仮面の女

海外への出張が多いので、なるべく、厚めの本、という単純な理由で本書を選んだ。
読み始めは、さほど、おもしろいとは思わなかった。だらだらと物語が進んでいくのだが、なぜか次のページが気になる。謎が増えていくのだ。2/3ほど読み進んだ頃だろうか。何の疑いもしていなかったことが、突然、巨大な謎となった。油断していた。
ここから、仕事のことを忘れて、引き込まれてしまい一気に読んだ。
ラストは、わたしが期待を込めて予測したものとは大きく異なるが、謎はすべて解けたので満足しいている。
読了感は爽快なものではなかった。が、しかし、後味が悪いというものでもなかった。美冬の強さやしたたかさ。利用できるものはなんでも利用する。不要なものは、ためらわずに捨てる。必要ならば踏みつけてでも前進する。その強靱な精神力に敬服さえ覚えた。
ただ、男性であるわたしは、男性全員の代表になったかのような錯覚からか、不快感が少なからずもあった。利用され、踏みつけられ捨てられる。それが爽快感を得られなかった原因であろうと思う。
次は、百夜行を読んでみようと思う。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.112
(5pt)

百夜行と比較して楽しめる

ファンの間ではもっぱら百夜行の続編とされているようですが
東野氏がエッセイのなかで続編ではないと語っているように、
雰囲気は似てるけど別の作品として読んだほうが良さそうです。
男が女に利用される所は同じです。
こういう女性に惚れてしまったら男は勝ち目ないですね。
美貌を武器に男を次々と食い物にする美冬は小説のなかだけの女性像
とも思えないところがまた恐ろしいですが、
美冬VS雪穂の物語があれば是非読んでみたいものです。
百夜行と比べても楽しめる作品です。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.111
(4pt)

おいらも美冬の術中に。

主人公の男女について多くを語らないことによって、叙事詩的な美しさを湛えた
前作「白夜行」。その男女の内実について雄弁に語ることによって、グロテスクで、
醜く、そして力強い作品となった今作「幻夜」。どっちが好みかと言われれば、
人それぞれということになるだろう。
この作品に登場する男たちはあまりにも馬鹿であり、いとも簡単に美冬の虜になり
騙されてゆくので、ちょっと物語としては不自然かな、という気がしていた。でも、
ふと我が身を振り返ってみると、美冬の物語の虜となり、二日間ぶっ通しでこの
小説を読みふけってしまったのだから、やっぱ男は馬鹿だから不自然でもないな、
という結論に至ってしまう、恐るべき小説です(笑
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.110
(4pt)

シンカイギョ美冬

東京湾の深海にゴブリンという鮫が生息している
獲物を捕らえるときに普段は顎に折りたたむように、しまわれてるその大きな口で喰らいつく様は、凄まじく醜い形相になる
(新海)シンカイ魚 美冬は 人間ではない
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.109
(4pt)

悪女

これは、絶対「白夜行」の続編だと思います。
だから、そちらを読んでからのが楽しめます。
「ホワイトナイツ」という店の名前、「ハーモニー」のシュークリームなど
ちらちらと、白夜行を思わせる言葉がでてきます。
雪穂の悪女ぶりをはるかに上回る美冬の悪女ぶりには
ぞっとします。
太陽を失って、夜を生きていく決意をした女の執念が見えます。
犠牲になった雅也が本当に哀れで悲しいけど、
美冬の心には、一人の男しかいないんだろうな、と
思いました。
長い作品だけど、一気に読んでしまいました。
つくづく東野さんは、すごい!
が、最後があまりにも救われない。その方が美冬の悪女ぶりが
引き立つんだけど、ちょっと後味が悪かったので
☆4つにしました。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.108
(5pt)

本当に驚愕のラスト

驚きのラストを謳う作品は数々ありますが、本当に驚愕のラストを体感することは滅多にありません。
でも、この作品は体感させてくれます。
分厚い本ですが、土曜日に読み始めれば日曜日に読み終わります。どうぞ。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.107
(5pt)

だましたのか?

私は「白夜行」を読んでいないので、美冬の正体は知らないし本当の性格も知らないが、どうしても雅也を単に利用したとは思いたくない。この時点で私は、美冬に手玉に取られてしまっていますね。
さらに、なんとか彼女の心を開かせみたいと思うのは、バカなことなんでしょうね。
これから「白夜行」を読んでみます、じっくりと。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.106
(4pt)

パラレルワールド?

白夜行も読んだ。白夜行のパラレルワールド?美冬の今後を読みたい。彼女が白夜行と繋がる彼女ならば、彼女は白夜行の結末によって壊れた気も…。だから美冬の徹底ぶりになったのかな。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.105
(4pt)

またしても、謎の美女にやられました

 今、読み終わりました。う〜ん、やっぱり面白い。
 美冬は、本当にメーテルでした。歳をとらない。というか、どんどん若返って来る!!
 西本雪穂は、1962年生まれのはずなんですよね。白夜行の第二部と知りながら読んでも、その辺りが???でしたが、読み進めるにつれて出てくる、出てくる雪穂の影が・・・。
知らずに読めば、かなりの興奮物だったかも。でも、謎も残りました。風と共に去りぬ。あれは、どう解釈したら良いのでしょう。ラストの加藤刑事とのやり取りは、我々、読者までもがホンモノの美冬?と思わされてしまうものでした。まあ、そういった余韻を残して、ああでも無い、こうでも無いと謎を楽しむのがこのシリーズの醍醐味なんでしょうね。
 あと、雪穂が関西弁をほとんど使わなかったのに対し、美冬が関西弁バリバリなのも面白い。雪穂が亮司と関西弁で話していた光景を想像させてくれますし、幻夜を読んだ後では、かなり亮司のイメージも変わるのでは。白夜行のラストで雪穂も一瞬だけ関西弁使うんですけど、これも伏線?
 徐々に全体像が見えてきた白夜行シリーズ。でも、雪穂も今年46歳。早く続きを読ませてください、東野先生! 
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.104
(4pt)

私も、裏切られた!

世間の裏街道を力を合せて歩く男女二人を主人公にしたシリーズ(?)の続編。
前作『白夜行』のレビューに書かせて頂きましたが、同作では徹底的に主人公らの感情説明を排除した為、私にとっては今一つしっくりきませんでしたが、今回は二人の視点も含まれており気持ち良くストーリーを追うことが出来ました。しかし驚かされたのは結局美冬は雅也を利用していただけという結末で、そう見せかけて最後には雅也の疑いが晴れて超感動と密かに期待していた私自身が雅也以上に裏切られたような錯覚に陥りました。作者については多くを知りませんが、作品毎に色々な試みに挑戦しているそうで、つくづく喰えないタイプかと想像します。
それにしてもアプローチこそ違うものの、全く同じテーマで長編2作を発表する作者の狙いは何なのでしょうか。余程こうした男女・裏街道モノにご執心なのでしょうか。シリーズ化で儲けてやろうという実にありがちなパターンでないことを祈りますが、解説によれば矢張り第三作目も出るそうで、その辺を全てすっきりさせて欲しいものです。こうしてまんまと釣られて続編を買うことになる訳ですが・・・。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.103
(5pt)

凄い読後感

結局登場人物全てが本当の意味で報われることも幸せになることもなかった。
狙ったのならば凄い。
白夜行を読んだ人は結末がどの種のものになるか検討はついたかもしれないけれど
それでもやっぱりやるせない。カタルシスは得られないけれど
読み終わった後、思わずため息をつきたくなる。そんな作品でした。
女の"魅力"。腕力や筋力、戦力と同様に"力"という言葉が含まれています。
そしてこの本を読むと魅力もれっきとした"力"の一種であると
感じずにはいられません。余りにもホイホイついていく男達を鼻で笑いたくも
なりますが・・・
自分もあのような女が目の前に現れたら思うが侭に操られそうだから笑えない。
第3作目、いつでるのか楽しみです。ただ結末は今までの2作とは違った志向で
読者を驚かせて欲しい。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.102
(4pt)

「白夜行」〜「幻夜」一気再読

久しぶりに「白夜行」〜「幻夜」を続けて再読。一気に読むことで物語の背景である時代(=昭和)が小説世界と密接にリンクしていることを改めて感じました。
「白夜行」の最初が高度経済成長の公害問題、そこからバブル経済〜崩壊、阪神大震災、地下鉄サリン事件と続く大きな時代の流れや、
2作の中で段々に進化するパソコン、ネットワーク社会という要素が登場人物達の行動(=悪意)を左右し、それが物語の大きなうねりとなっています。
主人公雪穂=美冬の行動も時代とともに小さな悪意が段々とエスカレートしていくようで興味深いです。
特に「白夜行」ではまだギリギリでかかっていたリミッターが、「幻夜」では一気に振り切れてしまったようで、書かれていない2作の間でいったい何があったのかと思ってしまいます。
もしこの作品が3部作であるならば、平成の世に生きる雪穂=美冬の悪意がどう変化しているのか見てみたいです。
(「幻夜」の後半、雅也の働いていた工場の社長が語る「世の中もっと悪くなる。自分の懐を肥やすことしか考えてない連中がこの国を仕切っているんだから当然のことだ。」というセリフが深いです。)
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.101
(4pt)

良かった

白夜行の続編になります。
雪穂が新海冬美になりすまし生きていく。
他人を利用し、回りがどうなろうが構わない生き様は変わらないが、
前作の亮二という唯一の理解者というか自分と同じ位大切に思える人間がいなくなってしまった分、
つけいる隙を全く見せつけず、最初から最後まで完璧な悪女になりきっています。
白夜行よりこっちの方が断然おもしろいです。ただ、白夜行は前もって読んでいた方が良いかと思います。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.100
(4pt)

本当は。。。

彼女は本当は弱いんだと思う。だから男がいないと生きていけれないし男をエサにする。
人間誰でも弱いとは思う。だから『愛』がある。
でも彼女の弱さは究極なんだと思う。かわいそうな位に。
かわいそうって言っても救ってあげたいとも思わないけど。
でも。彼女がこれからどう変わるのか、それとも変わらないのか。先がすごく知りたい。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343