殺人の門

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評判

殺人の門の評価:

3.58/5点 レビュー 172件。 C ランク

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平均点3.58pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全120件 81〜100 5/6ページ
No.40
(5pt)

「白夜行」に近い

田島は倉持修によって、人生を狂わされる。
彼の口のうまさにことごとく騙される。
気付かないうちに、人生のすべてをコントロールされている。
殺人願望者が、実際に殺人を犯すまでを克明に描写した作品だ。
騙されつつも、それを殺人への糧とする。
虎視眈眈と、殺人への臨界点を超えるきっかけを探している。
持続的な殺意の象徴である「毒」がキーワードになっていると思う。
毒を盛るつもりの主人公。
だが、毒を飲まされて徐々に弱っているのはいったいどちらなのか。
この倉持修の心理がまったく描写されないところこそが、この作品の魅力だと思う。
今まで偶然だと思っていたことは、すべて彼の策略かもしれない。
どこまでが罠なのか。どこまで計算されているのか。
ともすれば、最低な人間にも見える。
しかし、彼の被害者から
P588「だけど、今振り返ってみると楽しかった。この男のおかげで変わった夢をいくつも見られた」
と言わせるほどの魅力をも兼ね備えている。
主人公も殺意を抱くほど憎んではいるものの、結局最後まで彼と関わることになる。
あれほど父の無様な姿を見て育ちながらも、主人公の行動が徐々に父親と似通って行くのも面白い。
彼は田島のことをどう思っていたのか。
はたして、どこまでが計算だったのか。
人をだますとき、何を思っていたのか。
倉持修という人物については、明確な描写が省かれている。
もしかしたら、例の魅力ですら計算にすぎないのかもしれない。
考えだすときりがない。
だが、それがとんでもなく面白い。
ただ、彼の性格形成や動機についてはちょっと弱い気がしますが。
この作品はあまり評価がよくないようです。
物語としては、延々と主人公が騙され続けて、殺意を募らせていく。
ただこれだけだ。たしかにイライラするかもしれない。
だが、主人公と一緒になって騙されつつも、彼の視点に立ってみる。
すると、すごく魅力的な物語になると思う。
一人称の小説ですが、客観的に読む方が断然面白い。
「白夜行」に近いかと思います。
「白夜行」は人気があって、この「殺人の門」が人気ないのはなぜなんだろう。
それぐらい面白い作品だと思うのですが、どうでしょう。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.39
(4pt)

殺したい衝動

人をどれほど殺したいという衝動にかられるだろうか。
主人公の悲惨な人生を考えると確かに殺したくなるだ
ろう。その心情の変化が非常によく描かれており、
うーーーーん、どうするんだ?と、どんどん読み進めて
しまった。面白い作品だと思います。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.38
(5pt)

やはり、読ませますねー!

二人の男の物語。
狡猾で巧妙、それでいて何か男としての性的魅力に溢れる男。
そしてその男に振り回され続ける男の殺意が、半生を賭けて
描かれます。題材的にこれ程引き延ばす事はできないだろう
という物語を飽きさせずに最後まで読ませる作者の手腕は
やはり素晴らしい。
どんなに仕組まれて陥れられても、それに対しての証拠が掴
めず決断出来ない男。やはり正直者というか、「イイ人」って
バカを見るのねー、とそしていつの時代も、女性のみならず、
人生そのものも、「ワル」に味方をして、「ワル」が得をす
るのねー、と改めて感じました。
「悪のエリート」・・・。結局、憎みきれない結末が秀逸。
殺人の門 Amazon書評・レビュー: 殺人の門より
4048734873
No.37
(4pt)

関係性の結び方、執着心、劣等感…

不幸の連続な展開と主人公にイライラさせられ通し。何故こんなにも不幸が訪れるのか?ということに関して、読む人間によって意見が分かれるんじゃないかな?と思いました。主人公の和幸と、キーパーソンである倉持、どちらかに分類するなら自分はどちらになるか、という点が影響してくるんじゃないかと…そこが面白かったので、星4つ。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.36
(4pt)

テンポよく読める力作

東野さんの作品は、大長編に読ませるものが多いです。
白夜行、幻夜、天空の蜂などとともに、これも圧巻です。
優柔不断な主人公にイライラしながら、非常にテンポよく読める作品です。
登場人物にあまり魅力はありませんが、代表作と言えるだけの内容です。
主人公が嫁を殴り倒すシーンにカタルシスを覚えたのは私だけでしょうか?(笑)
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.35
(4pt)

評価が難しい

ミステリーとして読むのは勧めない。
ヒューマンドラマとしては秀作。
東野圭吾らしい、リアリティの追求と、東野圭吾らしからぬ読み進めにくさ。
主人公が殺人の門をくぐれるのはどの瞬間か。
ストーリーは全然違うのですが、太宰治の人間失格を読んだ時のような心境になったのは私だけ??
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.34
(4pt)

そういう門って、きっとありますよね。

面白かった、です。
倉持のキャラクターに引き込まれました。物語終盤、ガンさんが倉持の性質を明らかにしてくれるくだりで、とてもすっきりと人物像がつかめました。捨て駒に対して友情を感じていようがいまいが、その実行力に影響しないところが倉持の最大の魅力でした。
他の方のレビュー、単に長いのが嫌なら手に取った瞬間わかることのはずなのでつまりは無駄に長いということだろうけれど、僕にはまったく無駄な部分がないように思えました。また、レビューの範疇を超えますが、田島の行動にいちいちイライラしながらこの本を読みすすめる人たちは、フィクションとしてのストーリーだけを追い、現実にはいいようにカモにされる側なのかなと思いました。気のせいでしょうけど。
殺人の門 Amazon書評・レビュー: 殺人の門より
4048734873
No.33
(4pt)

ダークな東野作品の真骨頂

東野さんのダークな部分が存分に露出されている作品。
好きな人はきっと「これぞ東野圭吾」と感じるだろうが、
合わない人にとってはとことん嫌悪を感じる作品なのでは。
裕福な家庭に生まれ育った主人公が、
ある一人の男によって人生を狂わされてゆく、ただそれだけの話。
驚くような仕掛けや派手さは全くないし、物語の展開も大体読める。
が、こういうものを「読ませる」のこそが東野さんの凄さだとつくづく思う。
簡単に騙される主人公の弱さには非常にイライラするし、
他人に自分の人生を指南されるなんて、そして転落へと誘導されるなんて、
そんなことがあっていいものかと気分が悪くなる。
「なんでそうなるの、なんで断らないの」とうんざりしながら読んだ。
不気味でミステリアスな雰囲気は「白夜行」と少し似ているが、
こちらは一人称で語られているので主人公に感情移入しやすかった。
こういう作品は、予めその「さわり」だけでも知って読んだほうがより物語に没頭できるのでは。
「どんな作品なのだろう?」とワクワクしながら読むと期待を裏切られる、そういう1冊。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.32
(4pt)

男の生き方と友情とは

歯科医の息子として裕福な生活を送る田島和幸。豆腐屋の息子であるが
家業を嫌い派手な生活を望む倉持修。小学校時代から社会人になるまで二人の関係は続く。
純金ペーパー商法、無許可の投資コンサルタントなど
詐欺的商法に邁進する倉持とそこに引きずり込まれる田島。
倉持に度々騙され殺意まで抱くが実行はなかなかできない。
その辺の田島の心理描写が実に巧みである。
倉持の元カノの美晴を田島にさりげなく紹介し結婚させる。
美晴の悪魔的な悪妻ぶりの描写はいたってリアリティーがある。
ミステリーとして読むと当てが外れるが、
男の半生と友情の物語として実に内容が濃い作品だ。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.31
(4pt)

いい加減気付けよぉ!

主人公の人の良さとゆうか、お馬鹿さにイライラ…早く殺しちゃえよ!!って思いながらもどんどん読めた作品です!白夜行での名セリフ 騙される方がバカなのよ!?ってか(笑)
殺人の門 Amazon書評・レビュー: 殺人の門より
4048734873
No.30
(5pt)

同じ人間に騙され続け人生を狂わされた男

小学生時代から同じ人間に騙され続け人生を狂わされ、殺意をいだきながらも最後の一線が超えられない、そんな衝動が見事に表現されていて読み出したら止まらなかった。田島が幸せを掴もうとするところにいつも倉持が現れ、今後こそは騙されないぞと思っていても、気が付いたら倉持の口車に乗せられてしまう。田島が騙されるのも納得できるくらい巧妙に田島を追い詰めていく様子がハラハラしておもしろかったが、やはり騙される田島にもイライラした。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.29
(4pt)

父は結局どうなったの?

600ページ超の内、500ページ以上はあまりにも気の毒な主人公の不幸話である。
考えてみれば、筆者の小説の中にはこれ程「殺すまでのプロセス」を徹底的に書いたものは多分なかったと思う。
他のレビューを見ても不満は多いが、恐らく、筆者的には「こういったものもあったほうが良い」という、つまり読んでのモヤモヤとした部分に至るまで「してやったり」なのではないかと思う。
ただかなり人を選ぶ作品であるのは間違いない。
自分は読み終わった瞬間は納得できなかったが、時間が経てば「ああ、むしろ倉持の気持ちもわからなくはない」と思った。
ネタばれは避けたいので、他の作品で例えると、「パラレルワールドラブストーリー」と「宿命」に(あえて言えば)近いかも。
後、父親はどうなっちゃったのかが物凄く気になって・・・。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.28
(4pt)

馬鹿な主人公にイライラ。でも…。

一見思慮深いもののモノの見事に騙されつづける馬鹿な主人公にイライラ。
途中読むのをためらうことも。
しかし、こういうことかも?と頭をよぎる。
傍から見ていたらありえないお馬鹿な選択なんだけど、でも
当人としては極めて論理的な冷静な判断だったと、(それが滑稽なんだけど)
実際はそういうものなのかもしれない。と、
背中がぞくっとする恐怖を感じた。
ラストシーンも主人公は救われず。
自分(だけ)は違うよな、と自分に言い聞かせた、言い聞かせたくなった一冊。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.27
(4pt)

主人公にはイライラし通し

題名や装丁からして内容は重そうです。
本も厚い。
これは、幼い頃は裕福な家庭で育った田島和幸が、両親の離婚や落ちぶれていく父などの大人の世界を見ながら、その流れに流されていく話です。
簡単に言ったらそれだけなんだけど、実は自分の人生は1人の男によって仕組まれたものだった・・・。
彼がちゃんと自分の事を考えて、周りに流されずにいればそんなことにはならない話なんだけど。
この田島が人をバカにしながらも流されやすくて、読んでてかなりイライラしました。
なんでそこでキッパリ断れへんねん!って感じで。
そして最終的には・・・
なんとも救われない男で、それも自分の意思が強いようで誘惑に弱くダメな男の物語です。
殺人の門を越えた男に未来はあるのでしょうか・・・。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.26
(4pt)

暗くて重いのが、私は好きだ。

読みやすいし、面白い。東野圭吾の作品は「容疑者X・・」タイプと「白夜行」タイプに分けられるが、この作品は後者だ。重くて、暗い。でも私はこっちの方が好きだ。詐欺師まがいの友人に小学校時代から翻弄される主人公田島の人生。詐欺師って、結構誠実なんだなあ、これなら騙されてもしょうがないと思ってしまうくらい、詐欺師の描写がいい。友人だけでなく、出てくる殆ど全ての人物がうさんくさい。この暗い世界、私は好きだ。東野圭吾の真骨頂だ。もっと重くて暗くてもいいと思った。
 
殺人の門 Amazon書評・レビュー: 殺人の門より
4048734873
No.25
(4pt)

詐欺師の描写がいい

一泊二日の人間ドックで読んだ。読みやすいし、面白い。東野圭吾の作品は「容疑者X・・」タイプと「白夜行」タイプに分けられるが、この作品は後者だ。重くて、暗い。でも私はこっちの方が好きだ。詐欺師まがいの友人に小学校時代から翻弄される主人公田島の人生。詐欺師って、結構誠実なんだなあ、これなら騙されてもしょうがないと思ってしまうくらい、詐欺師の描写がいい。この友人だけでなく、主人公の妻も詐欺師まがいだ。出てくる殆ど全ての人物がうさんくさい。東野圭吾の真骨頂だ。もっと重くて書いてもいいと思った。
 人間ドックの帰りの電車の中で読み終えて、家に帰ってきたら、田島の妻に負けないくらいの妻が「お帰り」と迎えてくれた。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.24
(5pt)

付かず離れずの関係

到底親友とは呼べないけれど、重要な局面には必ず現れて、主人公をどん底に陥れたりたまにちょっといい思いをさせてくれたりする友人?が出てきます。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.23
(5pt)

読み方次第

この作品の面白さは読み方によると思います。主人公は馬鹿だと思うもよし、人間ってそんなものね、と主人公に心情移入して読むのもよし(後者の方が楽しく読めると思います)人各々感じ方は違うと思いますがスラスラ読めますよ。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.22
(4pt)

いぶし銀のような作品

主人公は没落した歯科医の息子「田島和幸」。
小学校の同級生で天才ペテン師の「倉持修」に騙され続けます。
「人生」或いは「友情」がテーマなのでしょうが、お人よしと言うか余りにも無邪気な「田島和幸」の行動に、何故こんな簡単なことが分らないのだろうと、イライラする場面が何度もあります。
とはいえ、どんなドラマチックな結末があるのだろうと思いながら一気に読み終えてしまいました。
特に大きな事件やからくりも無いのに読者をぐいぐい惹き付けてしまうのは著者の筆力なんでしょう。
いぶし銀のような作品です、一読の価値はあると思います。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.21
(5pt)

すばらしい

 東野圭吾の作品は何点か読みましたが、私の中ではとてもよかったと思います。
殺人になかなか踏み切れない主人公と周りの人との関係がとても描写的に描かれてると感じました。ぜひ、みなさんも一度読まれてはいかがでしょうか。一読の価値ありですよ。
殺人の門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 殺人の門 (角川文庫)より
4043718047