聖女の救済

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聖女の救済の評価:

3.86/5点 レビュー 319件。 A ランク

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平均点3.86pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全125件 21〜40 2/7ページ
No.105
(2pt)

TVドラマも酷ければ原作も酷い~人情劇と堕している

TVドラマの方を先に観て、酷い出来だと思った。それで、原作の方はどうなっているのかと本作を手に採ったのだが、やはり酷い出来だった。本格ミステリから中間小説へと転向して以降の作者の作品にはさほどのミステリ味は期待していなかったが、こうまでレベルが低いと救い様がない。少なくとも、「ガリレオ」シリーズは、超常現象に近い謎を物理学的に解くという点を主眼にしていると思うが、本作などは完全に人情劇と堕している。

本作のトリック(TVドラマよりは洗練されていると期待したが、全く同じだった)を暴くために、物理学の"ひとかけら"も使ったであろうか ? 犯人や被害者を含む登場人物達の心理面に比重が置かれていて(しかも、その書込みが不充分)、謎がロジカルに解かれるというミステリの醍醐味を全く味わえない。それに、このトリックは、作者自身が苦し紛れに<虚数解>と呼ぶ様に、余りにも現実離れしている。一年もの間、誰も「***」を使わないなんて、どうやって犯人は確信出来たのであろうか ? 我々の現実の生活を考えれば、(犯人が予測出来ない状況で)誰かが「***」を使う可能性は充分にあるでしょう。

乱筆が祟ってか、本作の構成も雑で、読んでいてスカスカの印象を受けた。もう少し腰を押し付けて、読み応えのある作品の構想・発表を期待したい。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.104
(2pt)

TVドラマも酷ければ原作も酷い~人情劇と堕している

TVドラマの方を先に観て、酷い出来だと思った。それで、原作の方はどうなっているのかと本作を手に採ったのだが、やはり酷い出来だった。本格ミステリから中間小説へと転向して以降の作者の作品にはさほどのミステリ味は期待していなかったが、こうまでレベルが低いと救い様がない。少なくとも、「ガリレオ」シリーズは、超常現象に近い謎を物理学的に解くという点を主眼にしていると思うが、本作などは完全に人情劇と堕している。

本作のトリック(TVドラマよりは洗練されていると期待したが、全く同じだった)を暴くために、物理学の"ひとかけら"も使ったであろうか ? 犯人や被害者を含む登場人物達の心理面に比重が置かれていて(しかも、その書込みが不充分)、謎がロジカルに解かれるというミステリの醍醐味を全く味わえない。それに、このトリックは、作者自身が苦し紛れに<虚数解>と呼ぶ様に、余りにも現実離れしている。一年もの間、誰も「***」を使わないなんて、どうやって犯人は確信出来たのであろうか ? 我々の現実の生活を考えれば、(犯人が予測出来ない状況で)誰かが「***」を使う可能性は充分にあるでしょう。

乱筆が祟ってか、本作の構成も雑で、読んでいてスカスカの印象を受けた。もう少し腰を押し付けて、読み応えのある作品の構想・発表を期待したい。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.103
(1pt)

こんな殺し方する?

家で夫が毒を飲んで死んでいたら、自殺か他殺と思われる。
自殺する動機がなければ、他殺ということで、当然ながら家族や近親者が疑われる。
犯人は、証拠が見つからなければ罪に問われないと思っていたようだが、
林真澄美死刑囚や筧千佐子容疑者のように、状況証拠で逮捕される。
また、毒を仕込んでいつでも使えるようにスタンバイしていたという状況設定だが、
1年間ものあいだ水道水を1回も使わなかったというのは極めて不自然だと思う。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.102
(3pt)

推理小説としては器用過ぎる一作で、「白夜行」と「秘密」を超えているとは思えません。

この作者の最高傑作は「白夜行」と「秘密」であるということは確信していますが、それを超える作品は何時になったら登場するのでしょうか? 自分としてはそれに会えないのがどうにも不満なのです。

 単行本でも文庫本でも、読むものいずれもレベル以上の作品なのですが、どうも満足出来ません。直木賞作品の「容疑者Xの献身」にしてもそうでした。それ以後のいわゆる「ガリレオもの」にしても同様です。この作品もそうで、確かに「上手い!」と思うのですが、もう一つ物足りないのはどうしてなのでしょうか?
 考えるに、この作家は推理小説を読者に読ませる術を知りつくしているのでしょう。そのコツを掴んでしまった・・・・同時に怖いことに、「さあ、こんなものでいいでしょう。」・「一丁上がり。」というような雰囲気を、作品群から感じてしまうのは、読後感としてあまりに酷なのでしょうか?
聖女の救済 Amazon書評・レビュー: 聖女の救済より
4163276106
No.101
(3pt)

長編のわりには、登場人物が少なくて混乱せずに読めましたが・・・・

キャラ設定やプロットはけっこう面白いと思いましたが、殺人のトリックはちょっといただけないのではないでしょうか。
浄水器に仕込んだ毒がたった一回の水道使用で殆ど無くなって(少なくとも鑑識の捜査では発見できないくらい、)
しまうというのはあまりに御都合主義ではないでしょうか。(どれくらいキレイになるものかなんて、相当精密な
実験を予めしておく必要がありますよね。)それから皆さんが指摘するように、一年もの長い間、男に
水道を使う機会を与えなかったというのも面白いといえば面白いけれど、ちょっとだけ冷静に考えれば、あまりに
現実味がないですよね。
 「推理小説」としてはイマイチの内容ですが人間ドラマとしては、相変わらずよくできていたと思います。
犯人が最後までわからない(私だけ?)のはよかったですが、草薙が犯人に恋心を抱くというエピソードは、
中途半端な描き方で、草薙の葛藤のようなものは全然描けていなかったのでは。
氏の作品としては中の下といったところでしょうか。
聖女の救済 Amazon書評・レビュー: 聖女の救済より
4163276106
No.100
(3pt)

いくらなんでも有り得ないでしょう

お話的にはすらすら読ませてくれてさすが東野先生だとは思いますが・・・。
イクラなんでもこのトリックは有り得ないでしょう。

所詮作り話なんだからいいんじゃないかといってしまえばそれまでですが、このトリックを受け入れられる方々が結構いらっしゃることにちょっと驚いてしまいます。
個人的には絶対無理。有り得ないでしょう。一週間とかじゃなくて一年ですよ。

お話としてはいい雰囲気でなかなか読ませて頂けたのですがこのトリックはさすがに受け入れられません。」
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.99
(3pt)

ネタバレですが

冒頭の夫婦の会話を読んだ読者のほとんどは「これは被害者の殺害直前に交わされた会話で、それによって犯人は殺害を決めたのだろう」と思うはず。私も素直にそう思っていた。が、最後に全てが明かされた時、それは巧妙な叙述トリックだったことがわかり、同時にこの犯罪が如何に用意周到に時間をかけて行われたものであったかも明らかになる。しかしそれがわかってから冒頭の会話をもう一度読むと「私への愛情は?それはどうなったの?」という台詞はその状況にはそぐわない発言だし、読者へのミスリードを誘うためにあえてこのような台詞にしたのだろうがそれ故にその状況下での会話としては少し不自然になってしまったように思えた。

飲み物に毒物が混入されたにも関わらず、鑑識が最初に飲料水に関する重大な証拠になるものを調べないのは不自然というかご都合主義な気もするが、そもそも「理論的には可能だが極めて実現性に乏しい」というのはこのトリックだけの話ではなく、設定そのものがそうだと言える。子供を産めないことがわかっていてそれだけを求める男と結婚するだろうか。子供が産める女に乗り換えられる可能性の方が遥かに高いことが最初からわかっていて、最初から殺害を意図した結婚をするという設定自体がこのトリックを使いたいが為に無理やりに作った無理やりな設定としか思えない。同じトリックを使うにしてももう少し読者が納得できる動機にした方がよかったのではないか。また犯人が家にいる間はキッチンを監視できるとしても、自分が家を離れてしまったら被害者以外の人間がその水を飲む可能性も十分にある。愛人だけではない、妻の留守の間に友人や家族が訪ねてくる可能性もゼロではない。ここまで用意周到で忍耐強い犯人が、それほどの時間をかけたにも関わらず全く関係のない第三者を殺害してしまう可能性の高い不確実な方法を選ぶというのは腑に落ちない。つまりトリックそのものも無理があるし、そのトリックの実行方法も無理がありすぎて主人公の性格設定と矛盾しているように感じられる。

とはいえ結局の所推理小説とはそういうものである。世の中の推理小説で無理のないものなんてほとんどないし、評価の高い「容疑者X」にしても「現実的にはこんなことありえない」と言ってしまえばそれまでの話である。現実にはありえないこのようなアイデアを思いつくのはさすがと思う。もう少しじっくり考えればもっと不自然さを感じないストーリーにもできたのではないかと思うが、これだけ多作の売れっ子作家にはそこまで練る時間がないのかもしれない。もう少し寡作になれば作品の質が上がるのではないかと思うともったいない気がする。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.98
(3pt)

前半

前半が、少し退屈だった。読み切るのに、時間が掛かってしまった。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.97
(3pt)

まだ読んでいませんが

ドラマを見て疑問だらけです。本筋ではないのですが、、、
聖女はどうやらカトリックに見えますが、できちゃった婚、避妊、離婚を容易に受け入れるなど、
およそカトリック教徒とは思えない行動をとります。そこまで戒律を無視して平気ならば、
彼女はその時点ですでに聖女ではなくただの女です。
画面からは聖女の苦悩や悲しさが伝わってさえきませんでした。
罪を犯そうとしている自分の罪深さへの深い絶望と愚かな夫への僅かな哀れみ等々。
仮に罪を隠せても、神に背く事への恐れ、その罪を一生涯負う覚悟も何も伝わってきません。
ただただ自分がしかけたトリックが露見しないことにのみ終始している様が滑稽でさえありました。
子供ができないなら離婚と思うような身勝手な男が40過ぎの女性と結婚すること自体も
疑問です。そんな価値観の男ならもっと若い女と結婚していそう。
救済とはなんでしょう?子供ができなかったら離婚と思おうような愚かな人を含め神はすべての人を
救ってくださるのではないのか?
1年の執行猶予などは救済とは呼べないのではないのか?
原作を読んで確認したいです。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.96
(3pt)

おもしろいが、東野作品としてみると佳作

やっぱりどうしても容疑者Xの献身と比べてしまいますね。
てか、Aと見せてBみたいな事は容疑者Xの献身でも言ってましたし。
なのでやっぱり、それに比べると…かも。

個人的には内海VS草薙の展開が多すぎてちょっとうんざりしました。
序盤はともかく、中盤、終盤もかよって感じで。
私は内海はいらないキャラかなーと思ってるので、草薙VS湯川なら許せたのかなーと思います。
てか草薙派なので、偏見もあるかもしれません。
内海の洞察力も鼻につくというか…。
これはガリレオの苦悩から思ってたんですが。(個人的ですいません)

トリックそのものは結局最後まで読めませんでしたが、その種明かしが容疑者Xと比べてややあっさりしてるかな…と。
伏線がいっぱいあって、全部回収してましたが最後の伏線はバレバレといっていい位の伏線だったので完璧予想通りで残念でした。
あんまり書くとネタバレしてしまうのですが、そこで犯人か草薙かの心理描写をもっと書いて欲しかったです。

でもトリック一つでこうまで話を構成できる東野圭吾はやはりさすがと言った感じです。
「ファンなら買い」って感じですね。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.95
(3pt)

現実問題としてあり得ないトリックは受け入れにくい

冒頭で、ホームパーティの前に綾音は夫から離婚を通告される。1年以内に子供ができなかったことが理由で結婚時の契約だったということだ。翌日札幌の実家に帰省中に、夫が死ぬ。亜ヒ酸による毒殺だが、もっとも疑わしい綾音にはアリバイがある。このトリックをどう解き明かしていくのかという話だ。
最後に明らかになった真相は、湯川でさえ「まさかそんなことありえない」とつぶやいたとおり,現実問題としてはあり得ないものだったのが、意外というかやや残念というか。科学的や物理学的には成り立つが、現実には難しいというトリックは、小説として受け入れることはできるが、人間の行動に基づくトリック(この小説では、1年間にわたって誰にも浄水器を使わせないようにすること)の非現実性は、小説としても受け入れにくい。
また、「聖女」と「救済」が何を意味するのかも結局よく分からなかった。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.94
(3pt)

虚数解のトリック

「理論的には可能だが、現実的にはあり得ない。」
そうガリレオに言わしめるトリックとはどんなものなのか?

この一点でぐいぐい読ませる良作ですが、
「容疑者Xの献身」レベルの傑作ではないです。

トリック自体は独創的で驚かされるものなんですが、
犯人がこのトリックを使うことができた理由、それは犯行の真の動機と深く関わってるのですが、
その心理がイマイチ腑に落ちない。

またこの作品には、「容疑者Xの献身」にあった切なさや感動といったものが欠けているようにも思いました。
もともとミステリなので当たり前とも言えるのですが、この作品にとっては、犯人の動機・心理というものが、
メイントリックを心理面で支える重要なものになると思うので、そこに情緒的なものが欠けているのは惜しい気がします。

とは言いつつ、普通に面白い作品です。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.93
(3pt)

3日で読んだ

相変わらず、読みやすいくて早く進むしストーリーはそこそこ面白いが今回はトリックが頂けなかった。ちょっと無理あるでしょ...という展開。
聖女の救済 (文春文庫)
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.92
(3pt)

まあ、面白かった。

どういうことなんだろう?と思いながら最後まで読めました。
ただ…

お湯沸かすの早いからって、温水器のお湯を飲用には使いません。私はね。
そこが気になって気になって、入り込めなかった。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.91
(3pt)

まあ、面白かった。

どういうことなんだろう?と思いながら最後まで読めました。
ただ…

お湯沸かすの早いからって、温水器のお湯を飲用には使いません。私はね。
そこが気になって気になって、入り込めなかった。
聖女の救済 Amazon書評・レビュー: 聖女の救済より
4163276106
No.90
(1pt)

このトリックでは

容疑者はトイレにすらおちおちいけない。旅行に出るもトイレにいくも事件になる可能性は同じこと
話はスラスラ読めるが、トリックが荒唐無稽、大したことはない。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.89
(1pt)

このトリックでは

容疑者はトイレにすらおちおちいけない。旅行に出るもトイレにいくも事件になる可能性は同じこと
話はスラスラ読めるが、トリックが荒唐無稽、大したことはない。
聖女の救済 Amazon書評・レビュー: 聖女の救済より
4163276106
No.88
(2pt)

ガリレオと期待していたのに・・・・

今回は、主人の勧めもあり、普段からあまり読書をしない私が今回「聖女の救済」を読むこととした。
率直な感想はいまひとつであった。それは、TVの影響が大きいのかもしれない。
この聖女の救済は、映画化されることはないんじゃないかと・・・とも思う。

しかし、読みながら私は登場人物をTV(ガリレオ)に出てくる俳優さんに置き換えながら読み進めてゆき、
その点に関してはすごく楽しめたと思う。
また、最初から真柴綾音夫人が犯人であることも確信できていた。しかし、なかなか犯罪の仕掛け(トリック)がわからなかった。
だが、犯罪の仕掛けが解ったときはトリックの方法のことよりも、女の執念というものはこんなに恐ろしいものかと思った。
だって、殺害の1年前から毒物を仕掛けておいて、それを確実に実行する。
そんなことができるのかと思った。
また、殺害される真柴義孝の結婚に対する考え方にも、全く理解ができなかったのが正直な気持ち。
なぜなら、結婚する女性を子供を産む機械的にしか思っていなかったから・・・
そして、もし結婚する条件として1年以内に妊娠しなかったら別れようなんて最初からいう男性は許せない。
それなら、交際期間中に妊娠した女性とできちゃった結婚する方が女性としては幸せだとも思った。

とにかく、今回の犯罪は完全犯罪に等しいものであり、犯罪の仕掛けを知ったときは、
確かに驚く仕掛けとはなっていたが、もっと本文の途中に出てきたようにケトルに仕掛けがしてあって、
その仕掛けを湯川氏が解くといった話の方が私は好きだ。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148
No.87
(2pt)

ガリレオと期待していたのに・・・・

今回は、主人の勧めもあり、普段からあまり読書をしない私が今回「聖女の救済」を読むこととした。
率直な感想はいまひとつであった。それは、TVの影響が大きいのかもしれない。
この聖女の救済は、映画化されることはないんじゃないかと・・・とも思う。

しかし、読みながら私は登場人物をTV(ガリレオ)に出てくる俳優さんに置き換えながら読み進めてゆき、
その点に関してはすごく楽しめたと思う。
また、最初から真柴綾音夫人が犯人であることも確信できていた。しかし、なかなか犯罪の仕掛け(トリック)がわからなかった。
だが、犯罪の仕掛けが解ったときはトリックの方法のことよりも、女の執念というものはこんなに恐ろしいものかと思った。
だって、殺害の1年前から毒物を仕掛けておいて、それを確実に実行する。
そんなことができるのかと思った。
また、殺害される真柴義孝の結婚に対する考え方にも、全く理解ができなかったのが正直な気持ち。
なぜなら、結婚する女性を子供を産む機械的にしか思っていなかったから・・・
そして、もし結婚する条件として1年以内に妊娠しなかったら別れようなんて最初からいう男性は許せない。
それなら、交際期間中に妊娠した女性とできちゃった結婚する方が女性としては幸せだとも思った。

とにかく、今回の犯罪は完全犯罪に等しいものであり、犯罪の仕掛けを知ったときは、
確かに驚く仕掛けとはなっていたが、もっと本文の途中に出てきたようにケトルに仕掛けがしてあって、
その仕掛けを湯川氏が解くといった話の方が私は好きだ。
聖女の救済 Amazon書評・レビュー: 聖女の救済より
4163276106
No.86
(3pt)

タイトルがいい

タイトルの勝利に尽きる。
確かに「容疑者Xの献身」よりはトリックや描写も劣るが、その単純さが逆に素人の女性の矛盾さを表していて、逆にリアルだ(トリックは必ずしも現実的に不可能ではないと思う)
「土曜日」の存在が事件をややこしくしていて若干ご都合感はある。
ただ、「容疑者〜」同様、読んで初めて意味の分かる秀逸なタイトルだと思う。
聖女の救済 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 聖女の救済 (文春文庫)より
4167110148