赤い指

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赤い指の評価:

3.98/5点 レビュー 301件。 A ランク

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平均点3.98pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全281件 261〜280 14/15ページ
No.21
(4pt)

この本の底力とは

リアリティーの備わったある家族をもとに、家族愛が何重にも重なるミステリー。
以前から東野圭吾のテーマである少年犯罪、親子愛が、どこにでもありそうな家族を中心に展開されるので、読むひとは最期まで一気に読める本だ。
ここが東野圭吾の商業作家成功たる実力なのだが、久しぶりに本を読もうとする人に勧めても最期まで読ませる本を書く。読書の醍醐味はその作品内容以外に、最期まで読み終え読者に与える達成感も必要だ。この本は、ここ何年か本を読んでない人にも、最期まで一気に読める本としてお勧めする。
その読後、作品内容について、多くの人と語り合えるのも、読書には必要だ。
少年犯罪、家族愛、痴呆、昨今の社会問題を交え、読後の感想を語り合える本。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.20
(4pt)

嫌いじゃないです,こういう作品。

事件隠蔽モノなので一見「容疑者Xの献身」に似ているのですが,ストーリーは「容疑者…」に比べてずいぶんシンプルな作りだったです。
直木賞受賞作後,初の長編書き下ろしだったのでいったい東野さんはどんな小説を持ってくるのかな?と思っていたのですが…噂通り,重〜〜……い作品でした…( ̄▽ ̄;)。
その重さや作中を漂う息苦しさは「殺人の門」並みなのですが,極限まで悲劇性を蒸留し,結晶のような美しさにまで作り上げられているのが「容疑者Xの献身」とするならば,その悲劇性をもう一段階熟成させた,ブランデーのような深い悲劇性のある作品が「赤い指」だと思いました。
この作品の「苦さ」から考えると,ブランデーよりもビターズのほうがぴったりとくるのですが…。
というわけで,この作品はかなり好みが分かれると思います。
人間の業とか身勝手さ,愚かさはこれでもかっていうくらい描かれているので,その後に続くラストのどんでん返しを素直に感動するか,お涙頂戴の作者のあこぎさと見るかは人によって解釈が変わってくると思います。
だけど,私はあのばーちゃんが心の底から息子を愛していたのには違いないんだよな…と思うことで,この作品の中に込められた,作者の深い思いを感じたように思いました。
私は嫌いじゃないです,この作品。
ただ,うーん,どうかなぁ,1575円……高いような,安いような…( ̄▽ ̄;)。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.19
(5pt)

ラストで

ラストまでの展開にはあまりインパクトが無くて、
「ふーん、こんな話?」と思うことがありました。
でも、最後のどんでん返しがすごいです。
その一行で一瞬硬直したほどです。
すごいです。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.18
(4pt)

東野圭吾、やっぱり本物です。

はやく続きが知りたい・・・そんなふうに思えるくらい本の世界にひっぱられました。嫁姑の確執、老人介護など誰もが必ず直面するような問題を抱えた家族の話・・・。息子を守ろうとする母親、そのまた息子を守ろうとする父親。
最後にはどんでん返しもあって、読んでて全然あきませんでした。ただ他の人も書いていたように、もっと書きたかったことがあったような気もしなくありませんが・・・。軽く読むにはもってこいのオススメの本です。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.17
(5pt)

「さまよう刃」に対極する小説

「さまよう刃」では、父親が、理不尽な理由で殺された娘の復習をする家族愛を描き、この小説では、息子が他人の子供を殺してしまったら、親はどうするのかを描いています。
どちらも法的に見れば正しく無いのは、重々理解しているのですが、どちらの立場にも成り得る可能性の(無いことを祈るしかないのですが)子供の親として非常に考えさせられる内容です。
どちらの小説も非常に切く、読んでいて辛いのですが、ラストに救われた思いがします。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.16
(5pt)

親子関係について深く考えさせられる作品です。

 事件を起こした家族は、救いようのないほど、愚かな一家であることは間違いない。
あまりにも身勝手すぎる一家の振る舞いには、時に虫唾が走る思いがした。
はっきり云って、彼らに同情の余地はないだろう。しかし、この家族の姿は、自らの欲望と、快不快の判断のみで
動いている我々の醜い部分をデフォルメしたものにすぎないのかもしれない。これと対峙する形で作中には、もう一つの家族のドラマが描かれている。
そのドラマとは初期の東野作品から活躍している加賀刑事と彼の実父の関係だ。
事件解決後に明かされた、加賀刑事の親子関係の真相は、胸をしめつけられる悲しい話だ。
けれども、成熟した親子関係とは、本来、このように辛く寂しいものなのかもしれない。
私は、事件捜査における、加賀刑事の慧眼ぶりといい、慈愛の深さといい感激させられっぱなしであった。
嫌なドラマと感動ドラマが二本立ててあり、バランスよくまとまっている作品だと思う。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.15
(5pt)

さすがは東野圭吾!!

東野作品はほぼ全て読んでいますが今回の作品はラストの真相がわかるまでは大したことはないなぁと思いながら読み進めていました。前作の「X」にくらべれば駄作かな?と思っていました。ところが、ラストの展開!!これには正直やられた!と思わざるを得ませんでした。母親の子供に対する深い愛情が、こんなにも間接的な形で表現できるものなのか!と本当に感心しました。中には現実的でないという方や、ミステリーではないと言う方もいるでしょう。しかし、この作品は私はそんな次元ではなく人として本当に必要なもの・生き方を教えてくれる貴重な小説といえると思います。電車の中でラストを読みましたが、涙をこぼさないよう抑えるのが大変でした・・・
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.14
(5pt)

平凡な一家に突然悲劇が襲いかかる

平凡なサラリーマンが主人公で、夫への愛がなくなった妻、妻に過保護に育てられた一人っ子の中学生、認知症の母を抱えつつ、疲れた毎日を過ごしていたものの、ある日、その一人っ子が引き起こした女児殺害事件により、彼の生活は一変する。我が子を守るための刑事との攻防、そして、その心理描写はなかなか秀逸である。さらに、この本の深いところは、刑事側の私生活の動きをこの事件の動きとシンクロさせているところで、エンディングの部分でその両方が見事に結実し、著者が読者に伝えたかったメッセージが明らかとなる。ついつい引き込まれ、夜更かしして一気に読んでしまった。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.13
(5pt)

何か問題でも・・・・?

某雑誌で、著者が「これはもう一つの“容疑者X”かもしれない」と言っていたが、まさにそうでした。
“容疑者Xの献身”で感動した人は読んだほうがいいと思います。
切ないです。泣きます!
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.12
(4pt)

加賀の存在

この重圧なテーマに加賀恭一郎の存在は大きい。最後まで漂う重苦しい雰囲気の中、作者のメッセージを代弁してくれるのにはもってこいだった。加賀シリーズである前6作を読んでいると「家族」に対するテーマも膨らむだろう。家族への問題だらけの作品ではあるが客観視すると実は結構ミステリーしている作品。最後まで飽きずに(意外にさらっと)読めてしまうのは、そういう構成が成されているからだと思う。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.11
(5pt)

感動しました

初めはいろいろなぜ?どうして?と思いながら読んでましたが
最後にはなるほど〜 そうだったのね〜 そういうことを考えて
たかと きっちり読み終えたあとパズルが収まったみたいに後味
がよかったです
しかし、すご〜く考えさせられる内容だし今からの日本には逃げ
れない課題が凝縮させられてましたね〜
高齢化社会〜高齢の方の思い、対処、行動 若年非行〜対処 親の
気配り 社会への自立に欠ける・・・
そして なんといっても やっぱり 親の家族愛 悪く言えばここ
までするか?と思いますが やっぱり子供を持つ親は必死なんです!
最後のあの母親の行動、思いには胸を打たれました
それで、赤い指ね〜〜
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.10
(4pt)

一気に読めました

引きこもり、認知証、少女の死・・・現代社会の問題が山積みなこの本。家族が殺人を犯してしまったとき、自分ならどうするだろう。反省のは、の字もない殺人者の息子に愚かすぎる愛情を捧げる母親。その愛情を義母に少しでも向けていたなら起こらなかった事件なのかも、と考えた。私も嫁姑の仲が良いとは言えないのでちょっと心が痛む。物語はそう難しくもなく、わかりやすかったのでさらっと読めた。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.9
(4pt)

切なくて泣きました

ミステリーとして読むと物足りなさを感じるかもしれません。事件を追う警察側の描き方がやや弱いせいかな。しかしこれは現代社会においてどの家庭でも起こり得る出来事です。いじめ、引きこもり、嫁姑の確執、認知症…。若い人にはまだピンとこないかもしれませんが、母親の立場として読むと、ラストは切なくて涙が止まりませんでした。親が子を、子が親を平気で殺してしまう現代で、親子の絆、本当の愛情というものについて考えさせられる作品です。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.8
(5pt)

ただ、ただ素晴らしい

このタイトルの「赤い指」が、キーワードで終焉を迎えるのだが、最後のたたみかけるような展開と、あっというしかけられた罠。不覚ながら、3回ほど体が振るえ、涙をこぼしそうになった。
この犯罪を解決する刑事も、また、最後までわくわくさせる秘密が隠されているのだが、本題以上に感動するラスト。この通信機器の発達した時代ゆえの仕掛けだが、感動。
それにしても東野圭吾はすごい。大阪のあんちゃんがこんな技をもっているとは。私個人は、「容疑者Xの献身」よりこちらが好みです。
家族について、特に両親について考えさせられる一冊でした。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.7
(4pt)

『超・殺人事件』や『名探偵の掟』で

東野ファンになった変人ミステリーマニアにはこの作品は甘すぎます。東野ファンなら半分くらい読み進めれば題名『赤い指』も理解できますしラストの婆さんの心情は文中に伏線もなく作者自身よくおっしゃってる『ご都合主義』そのもの。やや不完全燃焼気味に読み進めてラスト数ページ。ありました、東野ワールドが。読者にも理解できるように文中に伏線が張ってあり『やられた』っと。同時に泣けました。東野作品で泣いたのはこれが初めて。私も私の父も同じ趣味なもので。これ以上はネタバレなんでやめておきます。

『東京タワー』に似てるっという方もいらっしゃいますが私は『半落ち』に似ているなと思いました。初めて東野作品を読まれる方にはお勧めできませんが東野作品がいくつか読まれた方にはいいと思います。なので星4つに。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.6
(5pt)

現代社会が抱えている問題

東野圭吾氏の作品を読んだのは初めてであった。きっかけは新聞に掲載されていた広告であったが、介護・引きこもり・希薄な親子関係・父親の家庭への無関心等々、現代社会の抱えている多くの問題が作品内で提起されており、一気に完読できた。
特に高齢化社会を目前に控えて母親の介護に苦慮する息子夫婦の複雑な心境や、母親の間違った子供への愛情がわがままな子供を育て悲劇を起こしてしまった、といった点が興味深い。
表紙をみると、ミステリー作品との印象を受けるが、内容は親子の絆がテーマになっているため、恐かったという印象は全くなかった。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.5
(5pt)

『東京タワー』と同じ・・・!!

この本を読んだ直後、姉に母に父に薦めたいと強く思いました。これは、リリーフランキーさんの『東京タワー』を読んだあとの感覚と非常に似ているものでした。しかし、『東京タワー』とは全く違う親子、家族のあり方がここにはあります。
こんなに家族について考えさせられるミステリーは見たことがありません。というか、これをミステリーと呼んでいいのでしょうか?
東野作品トップ3に入ります!!
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.4
(5pt)

家族の絆とは・・・

いじめに遭い心を閉ざした息子、息子の顔色を伺う妻、認知症の母親・・・。
それらから、仕事を理由に家族から逃げるサラリーマン・前原の悪夢の2日間が始まる。
直木賞受賞後第一作。
加賀恭一郎シリーズ第7弾は、現代の家族の抱えるさまざまな問題点を描いた。
前6作を読んでいなくても、話が分かる作りになっている。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.3
(5pt)

贖罪の仕方

かなり激しく心を揺さぶられます。程度の大小ことありすれ、誰もが持っている、慙愧の念をどう克服するか、という思いを描ききった作品だと思います。深い深い後悔に対して、それへの贖罪のあり方を、問いかけているように思います。内省的で、自律的で、かつ、「男は黙ってサッポロビール」的な、自分が何を考えそうしているのかを誰にも明かそうとせずに、その贖罪をしようとする、人間像に心惹かれます。
ただ、あえて言えば、年老いて痴呆症となった母についての設定は、やや無理があるように思いますし、リアリティを損なうように思いますが、筆者はそうまでしてまで、前段の主題を描きたかったのだろうかと推察しています。
東野圭吾作品は全て読んでいますが、異なった視点から、よくぞここまで人間の心理のあやと動きを描ききるものだと、この人は天才だと、読後にはいつも思います。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.2
(5pt)

家族の絆って…

ハッキリ言って最初の方は読んでいて気分が悪くなった。人間の老いや人間の異常性が生々しく思えて読むのが辛かった。しかし!さすが東野さんです。加賀さんが出てきてからはいつも以上に引き込まれました。家族の絆はないようであるのかな…。でも本人の思いなんてたとえ家族であろうと理解出来ないものなんでしょう。それが悲しいですね。そして最近の犯罪ってこんな理由がほとんどなんだろうな。今回の加賀さんはパートナーがパートナーだけに今までとは違っていて、内面の加賀さんが強く出ていたと思う。それもまたかっこよくて素敵でした。そして加賀さんたちのような父子関係も一つの家族の絆として美しく思えました。最後にはやはり号泣…。タイトル「赤い指」もうまい!
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264