赤い指

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赤い指の評価:

3.98/5点 レビュー 301件。 A ランク

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平均点3.98pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全281件 241〜260 13/15ページ
No.41
(4pt)

「秘密」が好きな方はぜひ

お読みください!
私は「秘密」が東野圭吾さんの著書の中でもさらに好きな方なので
一日で読破してしまいました!
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.40
(4pt)

加賀恭一郎の温かい気持ちに心打たれます

本書は、現代の家庭問題、認知症、引きこもり、嫁姑問題、いじめ問題などを扱った社会派ミステリーといえるでしょう。
ある日庭に少女が死体として倒れていたという。これは、息子の仕業と見た父(昭夫)と母(八重子)は、何とかして隠ぺい工作をしようとする。それに立ち向かう刑事である加賀恭一郎が真相を暴く。ヒントは、赤い指なんだろうか。
家族のつながりというものの大事さがこの家族にはわからなかったのであろう。祖母(政恵)をこの家族は疎ましく思っている。場合によっては、認知症の政恵のせいにしようともしていた。結局加賀恭一郎がこの親子を説得する姿は心打たれるなあという感じがした。また、この家族は、最終兵器を使わないと、政恵の気持ちというものも結局わからなかったんだな。
こういうときは、男親は家庭の問題にどっぷり使っているわけではないので、女親の言いなりになって結構何もできないなあという感じがする。気持ちはわかるが、私ならば息子のためを思って自首させるなあという思いですね。
どういう風に死をむかえるかは、どう生きてきたかによってきまる。この言葉が印象的だ。加賀恭一郎が父(隆正)との接し方については、冷たいように見えても、実は、看護婦と将棋しているようでも親子の通い合いがなされているところが温かくてよかった。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.39
(5pt)

息子の為なら

父親が息子の殺した女の子の死体を
公園に捨てに行くくだりがとても緊迫していて、
まるで自分が捨てに行っているかのような錯覚を覚えた。
死体を段ボール箱に入れ、自転車で運ぶ。
公園のトイレの床に座らせた時に、少女の体が倒れて横になった。
その時、彼は思わぬ事に気付く。
どんなに頭で考えて計画しても、
いざその時になると思いもよらない事が起こるものだ。
彼の驚愕と困惑も、まるで自分の事のように読んでしまった。
この本に出てくる人々は、皆とても愚かで、そして哀れである。
最後に甘ったれの馬鹿息子が逮捕された事だけが、
この物語の救いではあるが。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.38
(5pt)

さすが

さすが加賀恭一郎。
この東野小説にて唯一の常連刑事と言ってもいい人物は、今回も完璧に出来上がっているんだ。鋭い洞察力と推理力は相変わらずだが、今回はまた彼の内面的なもの、つまり人間性について細かく描かれている。しかも、これまでの作品に言及されていない親子関係も「赤い指」に描写されていて、加賀ファンにとってはメリットがあるのではないだろうか。
この小説を読んでいるうちに、いっぱい異なる気持ちが湧いてくる。例えば
怒り−あの馬鹿息子を描写する場面はすべて腹立つ。これは勿論あの愚痴な母が作ったものです。自業自得だ。家庭問題や姑嫁問題に直面しない父にも重い責任がある。そして、日本社会全体の問題でもある。感動−言うまでもなく、前原政恵が夫、息子、家庭に注ぐ愛情を思うと、涙を流すほかならない。僕はこういう描写に弱いかな!?小説の後半に殆ど一言も喋っていない前原政恵は実に存在感が圧倒的に大い。でも、彼女の頭は良すぎるのではないでしょうか。そして忍耐力も強すぎると思う。
東野はトリックの魔術者だ。読んでいるうちに、「一体真相はなんでしょうか」という問いはいつも自分の中にある。そして、東野の何十作を読んだ経験によって自分なりの答えを導いた。例えば真犯人は実に八重子だとかなどの面白くない発想。結局、東野が与えてくれた答えはいかにも想像外だ。脱帽するしかない。彼の小説は単なるミステリーではない。ジャンルを超えていて、いろんな議題、特に人間性についての描写は作品に入れたい企ては明白である。
しかし、東野の小説は全く欠点がないとは言えない。僕は特に気になるのは言葉選びの問題だ。簡単に言うと、言葉が少ない。こういう場面を描写するには必ずこういう言葉が出てくるだろうと容易に予想できる。だが、このような欠点こそ、外国人である僕にとっては読みやすいのではないだろうか。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.37
(4pt)

人、謎解き、どんでん返しが上手く描けています

技術系出身の作者が書く科学的なトリックには定評がある。
確かによく考えられているのだが、欲張りな読者にとっては、
次第に新鮮な感動に乏しくなってしまう ...
直木賞を取った 『容疑者Xの献身』 は、
このような科学的なトリックに頼らない 「ひねり」 と、
心の描写、想いの届かぬ一抹の寂しさ ...などがあって、
印象に残る一冊だった。
本作は直木賞受賞後の第一作。
本作も、人間、謎解き、どんでん返しが上手く描けている。
早々に、殺人事件の犯人は明かされてしまう。
真実を隠し通せずに、次第に事件が解明されるであろう
おおよその展開も予想できるので、
あとは最後にどのような upset があるかに期待がかかる。
なるほどの拍手喝采なエンディングには脱帽。
伏線も見事に張られていた。
東野圭吾氏には、是非、この路線で頑張ってもらいたい。
それにしても、このバカ息子とダメ親には腹がたった。(笑)
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.36
(4pt)

案外こういうことってあるかもね・・・

 老人問題や、親子の関係とか。
かなり鋭い所をついています。
私はこれを読んで、子供を持つ親としてのあり方とか、娘としての母に対するあり方とか、いろいろ考えてしまいましたね。
シリーズ物ではないけれど、この物語には知っている人は知っている?加賀刑事が出てくるんですよ。
さすが加賀刑事!見事な結末でしたよ。
やっぱり、私は東野圭吾さんは好きだなぁ・・・。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.35
(4pt)

子が親を想う気持ち

この作品は”推理”小説ではなく「親と子」の人間ドラマである。
・・ま、若干設定はありきたりであるが。
親が認知症になって、子供は引きこもり、
男は家庭に目を向けず、女は舅を疎んじ、子供を甘やかす。
こんないかにも現代的な状況で事件が起こる。
政恵と昭夫・春美、昭夫・八重子と直巳、そして加賀刑事親子。
「子が親を想う気持ち」「親が子を想う気持ち」
が伝わってきて、自分がもし昭夫の立場だったら
どう対応するだろう・・と考えてしまった。
ミステリー色が弱い、という批判もあるが、個人的にはこんな作品も好き。
作者には今後も現代が抱える問題点を作品に反映していってほしい。
☆4つ
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.34
(5pt)

やりきれなさ

 待望の著者新作。
 年老いた親の介護を誰が看るのか,反抗期の息子とどう向き合うのか,いずれの問題にも正面から向き合う事を逃れてきた主人公の家庭内でついに起こってしまった惨劇。親バカといってしまえばそれまでだが,もし自分の身に起きたとき,はたして正しい行動が取れるだろうか?
 「卒業-雪月花殺人ゲーム」以来お馴染みの加賀恭一郎警部がおいの松宮脩平刑事と共に犯行を暴いていく・・・。この二人も入院中の伯父の見舞いを巡って口に出せないモヤモヤをかかえている。
 親と子の関係,そして人はどのように死んでいくのか,読後感がズシリと重たい。そして,我が子にまっとうな責任を負わせる為,あえて小細工を仕掛けざるをえなかった年老いた母の心中を察するに,その痛々しさがやりきれない。
 ミステリーの範疇に収まらない,大変な力作。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.33
(4pt)

個人的には前作より好き。

直木賞受賞後の第一作目。
個人的には前作より巧いと感じた。
自宅とその近辺という極狭い舞台に
加害者、被害者の家族と事件を暴く刑事だけの登場人物、その限られた範囲内で
最初から衝撃的に展開し、最後までハラハラ感を持たせながら一気に進むからだ。
嫁姑の確執、現実から逃げるだけの夫、息子に執着するエゴな妻、いじめにあう息子。
今後ますます追い詰められるであろう高齢社会における介護の問題。
少年犯罪とその奥に潜む親も含めた人間の荒み。
どちらもいつ自分に降りかかるか知れない極身近な問題だけに、
実にリアルな設定である。
主に加害者側からの視点で事件は展開して行く。
昭夫が死体を遺棄する場面などは、実にリアルな描写で臨場感が伝わってくる。
中半には後々の展開が読めてしまうが、
結末はまさに2時間ドラマサスペンスの様相を呈している。
重いテーマながら東野作品は解りやすく、シンプルで、一気に読破できる面白さがあり、
やはり誰からも愛されるのだと感じた。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.32
(4pt)

重いです

自分の保身しか考えない父親、我儘で過保護な母親、そして救いようのないバカ息子と、登場人物にひたすらイライラさせられました。結末もあまり救いがなく、終始重い空気ですけど、だらこそ余計に加賀刑事の存在が際立ってます。どんでん返しの部分はさすがにちょっと無理があるかも…自分は加賀刑事が大好きで、最後の2ページで号泣したので★4つですけど、東野作品としては平均以下な気はします。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.31
(4pt)

家族とは薄氷のよなものなのかも

この物語には、親子の絆、親の子に対する思い、子の親に対する愛憎がいくつも描かれている。
年老いた親、思春期にさしかかろうとしている子供を持つ一人の人間として、避けて通れないテ−マに溢れている。
この、小説に起こる事件は他人事と日々ながしている、どこかの誰かの事件なのだろうか?
自分は、親として夫としていつも正解たる答えを、家族に子に提示しているのだろうか?
この事件は、自分の家族には決して起こらないことなのだろうか?
物語で、鬼畜道に落ちようとしているのをすく救うのが愛情だったと言うことに、救いを感じた。
誰にも攻められない、究極の選択。
誰を守るのか?誰を犠牲にするのか?
しかし、何にも変えがたい、父の愛、母の愛を心に再度刻みつけ、それをわが子に注ぐ。
なんでもない、そのことを再度教えてもらった作品です。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.30
(5pt)

「人間」を描く

認知症のお年寄りの介護の問題が取り上げられていて、まるで我が事の様に読んだ。

そして、この事件では、さっさと自主するしかないのに、それがなかなか出来ないでいるが、

その理由には、問題はあるが、理屈的においても、感覚的にも共感出来る?部分はあるにはある。

そんな成り行きが、スリリングに描かれている。

そして、意外な結末が用意されていて驚くが、その結末には人間性があふれている。

人間の内面を、こんなに鋭く描く著者の作風は、私は特に好きだ。

著者には、直木賞の受賞は当然だと思ったが、受賞後も、この様な益々洗練された作品を発表している。

文壇の最上位を占めるべく、今後も地道な執筆活動を期待したい。

興味深い内容なので、一気に読んでしまった。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.29
(5pt)

嘘と人間らしさ

 最近、認知症をテーマにした映画などが注目されているようですが、この本も認知症を扱ったものです。
 まだ、読んでいない方々のためにも、内容にはあまり触れませんが、ミステリと認知症、引きこもり、家族関係などの問題を一気に取り上げてあるにもかかわらず、どの問題も適当に扱わず、一つ一つの重い話題を融合させたストーリー構成になっていると感じました。
 
 東野氏の取り上げるテーマはいつも時代に沿っていて、でも他の作家などではなかなか取り上げないような斬新なもので、観察眼と感性にはいつも驚いてしまいます。 
 そしていつものことながら、誰もが想像しなかった結末が用意してあって、ミステリファンに限らず考えさせられる作品の一つがまた増えたなと思いました。
 欲を言えば、今回の作品は他の作品と比べて短いものなので、もう少し読みたかったなと思います。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.28
(5pt)

有りそうで怖い

何処にでも居そうな家族が起こす事件
子供の心の病・嫁姑問題・高年齢化社会 毎日マスコミで騒がれている問題が
家族に中で起こった作品かな?
今回 東野圭吾さんが以外に早い段階から祖母の嘘を匂わす点は 
また違った東野圭吾マジックを見た様な気がします。
問題の多い現代社会人に 問い掛ける作品かなと思いました。
いい作品だと思います。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.27
(5pt)

胸にこみあげるものが...

なんてばかで身勝手な親子だろうと腹立たしくなった。もしかしたら、実際こんな親子も居るのかもしれない。私の祖母も認知症で政恵と姿がかぶった。札や写真のくだりなんかは胸が痛くなった。そしてラストは加賀が前原親子と自身の親子関係とをたぶらせて語るシーン。感動しましたね。本の題名や家族の絡み...やっぱ上手いですね。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.26
(4pt)

社会問題に触れていく

『さまよう刃』でもそうでしたが、著者は社会的な問題に踏み込んだテーマを模索しているような気がします。
この作品では、父親の自白で解決を試みていますが、ここで終わっては単純なエンターテイメントでしかありません。そうではなく、父親の母の気持ちの動き・真意というものがクローズアップされます。このような家族の問題をどう見ますか? と読者に問うているのかもしれません。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.25
(4pt)

エンターテイメントと社会問題

息子が犯した犯罪を隠滅しようと必死になる両親。加害者の視点から語られているため、刑事が謎解きをしていくのを眺めるだけかと思いきや、最後に読者も加害者も裏切るどんでん返しがあり、「やられた」と感じた。
部屋に閉じこもっている青年、その両親と老婆が住む家は現代社会の縮図のようだ。たんなるエンターテイメント小説で終わることなく、読者だれにでも起こりえる出来事を見せることにより、現代社会の問題点を気づかせている。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.24
(4pt)

実際に有り得そう

自分の息子が人を殺した時どう動くべきなのか。
当事者になってしまった人間の様子がよく描かれていると思います。
醜いけれどリアル過ぎる程にリアルでした。
薄ら寒いものすら感じます。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.23
(5pt)

自分の身近に犯人が?

すごいリアリティ!
日常でしかも自分の身内が
加害者になってしまう恐怖のようなものを
実感させられた。
この本を読み終わったのが
深夜だったので
だんなが犯人だった、という夢を見てしまい
うなされてしまうほどだった。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.22
(4pt)

良くできているとは思うのですが・・

登場人物が多くて難解というわけではないし、
最近よくある身近な題材を扱っているので読みやすかったです。
東野作品と言うことでセールスランキングに出ていますので、
ちょっと小説を読んでみようかなと言う人にはお勧めかもしれませんね。
すっきりした文章の中にうまく伏線があって、なるほどと思わせてくれます。
ただ、最後の最後にあっと驚いてさらに涙するという展開は、
「容疑者Xの献身」と似すぎではないでしょうか。
違うところは、あっと驚く方と涙する方がそれぞれ別のお話だと言うところです。
一見、2倍楽しめると思いがちですが、かえってどちらも説明不足で消化不良のストーリーになってしまった気がしました。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264