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(短編集)
ヴィジュアル・ストーリー ポー怪奇幻想集 1: 赤の怪奇
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ヴィジュアル・ストーリー ポー怪奇幻想集 1: 赤の怪奇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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イラストとともに短いポー作品が読める本です。扱われている作品は『告げ口心臓』、『楕円形の肖像画』、『アナベル・リー』、『赤死病の仮面』の4作品になります。どの作品もポーの文章と描かれている不気味なイラストが組み合わさり、なんとも言えない怖さでした。『アナベル・リー』は詩なのですが、イラストによってより一層魅力的な作品になっています。 一点不満があるとすれば本の値段の高さです。内容はイラストが多く30分もあれば読めるので、この分量で2000円以上かかるのは割に合わないなと思いました。図書館で借りて読むことをおすすめします。 | ||||
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構成は、以下のとおり。 ・イラストレイターの前書き ・本編 (1)告げ口心臓 (2)楕円形の肖像画 (3)アナベル・リー (4)赤死病の仮面 ・スケッチブック(各作品のためのイラスト習作とポーのイラスト:ここは全て単色) ・ポーの解説「ポー生涯と作品」 ・解題(これは気に入った) ・訳者あとがき 各短編のページをめくるごとにカラーイラストがついているが、大人はあまり怖く感じない。 ポーのビジュアル化だから、すごく凄惨な感じかと思っていたが、ちょっと拍子抜け。 不気味なところはあるものの、どちらかというと可愛い感じの、いわばブラックメルヘン調で、 なんかアメリカン?なテイスト。各キャラクタの目が可愛くてややマンガ的かな・・・ 色使いは上手い。「赤死病」だけは少しゴシック的な怖さが出ている。 こういうポーの味付けは、見たことがないように思う。 文章は、ポイントやクライマックスでは文字を大きくしたりする工夫がされている。 絵本的であり、新機軸としてわるくないが、本格的な怪奇趣味イラストを期待している人には 向かないだろう。繰り返しになるが、絵の可愛さが、少年少女向き。 なんで可愛いのかと言うと、ほとんどのキャラの目が丸いから。 スケッチブックの中の、ポーの子供の頃のイラストがひねていて笑える。 自分は、読むというより、パラパラ眺めて楽しんだ。 | ||||
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