最終退行

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評判

最終退行の評価:

4.00/5点 レビュー 84件。 B ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21〜27 2/2ページ
No.7
(3pt)

現代の銀行でもそうなっているんでしょうかね。。。

タイトルを見たときに「なにを退くんだ?」といぶかりながら本を取ったのですが、中身は銀行のヒエラルキーと闇に立ち向かう副支店長の奮闘記。こう書いてしまうと主人公はさも熱血であるように見えますが、実は積極的な動機でもない感じです。

読み進めながら出てきた疑問が「組織の中で出世するっていったい何なんだろう」ということ。現代の管理職登用では当然求められるだろう「出世してあなたはいったい何をするの?」という視点がかけらもありません。そこにあるのは、学歴だの上にこびへつらう態度だの保身だの。役所や銀行など、存在意義が自明である組織において出世することの特徴なのでしょう。だから支店長になっても、大局的な意義もなく下を指導し、権力を見せつける。いったいなんなんだか。

物語自体は悪くないですが、残念ながら主人公には感情移入できませんでした。冒頭にも書きましたが、組織に立ち向かう強烈な動機として私怨以上のものが感じられず、どうも現実感に乏しい気がしてしまうのですよね。
最終退行 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 最終退行 (小学館文庫)より
4094081666
No.6
(3pt)

サラリーマンの復讐譚

東京第一銀行品川支店の副支店長が主人公。融資課長を兼務する激務に、中間管理職の悲哀を感じている。融資先とのトラブルから支店長に陥れられ、一身に責を負う羽目に。前頭取で現在も厳然たる勢力を持つ会長に、ゼネコンから渡った裏金8億円を追及すべく、密かに調査を始めるが……。
 ストーリーとしては、かなり面白く読んだ。本筋と併せて終戦間近に軍が隠匿したとされる巨額の黄金、M資金の探索が絡まり、最期に一つに結実する。
 しかし、主人公他の人物造形に疑問が残った。例えば、銀行トップの不正を追及しようとする主人公が、同じ支店の女子行員と不倫の関係にあるのは変に思われた。正義感と相容れないと思うのだが。不倫相手の女子行員もイメージが湧かない。例えば主人公のどこに魅力を感じているのかが分からない。ディテールの詰めの甘さを感じた。差し引き星3つ。
 余り期待しないで読み始めると、結構面白く読めるかも知れない。
最終退行 Amazon書評・レビュー: 最終退行より
4093796289
No.5
(3pt)

サラリーマンの復讐譚

東京第一銀行品川支店の副支店長が主人公。融資課長を兼務する激務に、中間管理職の悲哀を感じている。融資先とのトラブルから支店長に陥れられ、一身に責を負う羽目に。前頭取で現在も厳然たる勢力を持つ会長に、ゼネコンから渡った裏金8億円を追及すべく、密かに調査を始めるが……。
 ストーリーとしては、かなり面白く読んだ。本筋と併せて終戦間近に軍が隠匿したとされる巨額の黄金、M資金の探索が絡まり、最期に一つに結実する。
 しかし、主人公他の人物造形に疑問が残った。例えば、銀行トップの不正を追及しようとする主人公が、同じ支店の女子行員と不倫の関係にあるのは変に思われた。正義感と相容れないと思うのだが。不倫相手の女子行員もイメージが湧かない。例えば主人公のどこに魅力を感じているのかが分からない。ディテールの詰めの甘さを感じた。差し引き星3つ。
 余り期待しないで読み始めると、結構面白く読めるかも知れない。
最終退行 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 最終退行 (小学館文庫)より
4094081666
No.4
(3pt)

ブレイク前夜の作品

銀行一筋で勤め上げてきたものの、ちょっと歯車が狂ってしまい、なかなか仕事も私生活もうまくいかなくなっている主人公が、ふとした拍子に自分の部下でリストラされてしまった行員が関わっている銀行への報復事件に気づき、次第にそのリストラ行員に感情移入し、ついに自分も銀行に反旗を翻すというストーリー。最近、筆者は「空飛ぶタイヤ」など素晴らしい作品をいくつか書いているのだが、この作品はそれ以前の作品で、ちょっと構成が粗く、ストーリー展開が単調な印象だった。作品全体を通じて銀行行内の人間関係が生々しく描写されており、おそらくこれは筆者の実体験がベースになっているのだが、本当に銀行の人間関係ってこんなにドロドロしているものなのだろうか。
最終退行 Amazon書評・レビュー: 最終退行より
4093796289
No.3
(3pt)

ブレイク前夜の作品

銀行一筋で勤め上げてきたものの、ちょっと歯車が狂ってしまい、なかなか仕事も私生活もうまくいかなくなっている主人公が、ふとした拍子に自分の部下でリストラされてしまった行員が関わっている銀行への報復事件に気づき、次第にそのリストラ行員に感情移入し、ついに自分も銀行に反旗を翻すというストーリー。最近、筆者は「空飛ぶタイヤ」など素晴らしい作品をいくつか書いているのだが、この作品はそれ以前の作品で、ちょっと構成が粗く、ストーリー展開が単調な印象だった。作品全体を通じて銀行行内の人間関係が生々しく描写されており、おそらくこれは筆者の実体験がベースになっているのだが、本当に銀行の人間関係ってこんなにドロドロしているものなのだろうか。
最終退行 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 最終退行 (小学館文庫)より
4094081666
No.2
(3pt)

思っていたよりも軽い内容で読み易い

銀行の支店の一副支店長が、本望ではないものの立場上貸し渋り・貸し剥がしを行なっていく中で、銀行員である前に人間であることに目覚め、銀行の実権を握る会長の不正を暴いていくもの。貸し渋りや貸し剥がしの実態の他、銀行における人事や企画の権力の強さなどやや重い話が書かれている半面、不倫やなんと宝捜しまで話が飛んでいるため(特に、宝捜しについては割とページ数が割かれていたように思います)、よく言えば読みやすく、悪く言えば軽い内容になっており、もう少し重い内容を期待していた私にとってはやや期待はずれでした。そのため、良い悪いは別にして、重苦しい雰囲気を漂わせている表紙とは裏腹に、思っていたよりも短時間で読み終えることができました。しかし、このように銀行が悪いことが書かれるときは、決まってゼネコンが絡んできているように思いますが、ゼネコンばかりが悪者ではないように思うのは私だけでしょうか?
最終退行 Amazon書評・レビュー: 最終退行より
4093796289
No.1
(3pt)

思っていたよりも軽い内容で読み易い

銀行の支店の一副支店長が、本望ではないものの立場上貸し渋り・貸し剥がしを行なっていく中で、銀行員である前に人間であることに目覚め、銀行の実権を握る会長の不正を暴いていくもの。貸し渋りや貸し剥がしの実態の他、銀行における人事や企画の権力の強さなどやや重い話が書かれている半面、不倫やなんと宝捜しまで話が飛んでいるため(特に、宝捜しについては割とページ数が割かれていたように思います)、よく言えば読みやすく、悪く言えば軽い内容になっており、もう少し重い内容を期待していた私にとってはやや期待はずれでした。そのため、良い悪いは別にして、重苦しい雰囲気を漂わせている表紙とは裏腹に、思っていたよりも短時間で読み終えることができました。しかし、このように銀行が悪いことが書かれるときは、決まってゼネコンが絡んできているように思いますが、ゼネコンばかりが悪者ではないように思うのは私だけでしょうか?
最終退行 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 最終退行 (小学館文庫)より
4094081666