海賊とよばれた男

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評判

海賊とよばれた男の評価:

4.26/5点 レビュー 1,156件。 S ランク

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平均点4.26pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,856件 1,781〜1,800 90/93ページ
No.76
(5pt)

面白い

非常に面白い。
このような人になりたい。
またこのような人に巡り合ってみたい。
海賊とよばれた男(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)より
4062778297
No.75
(5pt)

全ての日本人に読んで欲しい一冊 (海賊と呼ばれた男)

今日本の平均的定年は60歳。豊かな現代でも『年金破綻、年金満額支給開始の65歳まで特に不安』 と自分の後半生をどうやって生きるか心配です。 そういう初老期に会社資産を全て失い1000人の生活を背負う事になった経営者がいます。『海賊とよばれた男』(百田尚樹:著 講談社)は『この死ぬより苦しい試練』を当然のごとく担い、生き抜いた出光佐三氏後半生を描いた驚愕の史実小説です。
大混迷の現代は、強いリーダーの発揮が求められるおり、あらゆる階層の人に読んで欲しい本です。
普通なら第2の人生の隠居生活に入る60歳から大苦難を背負った出光佐三氏の年齢エポックを列記します。

'1.(60歳)出光佐三氏が経営の根幹とした 『人間尊重、家族主義』 の真髄は、終戦時「家族をクビにはできない」と800人の引揚者を一人も馘首せず、生活費と手紙を送り『仕事は必ず探す』と約束し実践した事ではないでしょうか。 
'2.(68歳)そして意気消沈していた日本人が再び自信と誇りを取戻した『イラン石油輸入の日章丸事件』。会社にたった1隻しかなかった外航船を経済封鎖中のイランに差向け、『例え拿捕・撃沈されても日本人の心意気を全世界に示す』と決断・実行したのが68歳です。 
'3.(78歳)当時国内最大の徳山製油所を作り、6年後千葉製油所建設。しかし石油業法で生産枠を50%に制限され、大豪雪時に消費者が困窮しているのを見かねて石油連盟を脱退。国や業界を相手に一歩も引かず『消費者本位』を貫きました。
'4.(96歳)逝去された時、昭和天皇は出光佐三氏を偲び和歌を作られました。 
   『人の為、ひとよ貫き尽したる、君また去りぬ、さびしと思う』 
『共に戦前戦後の未曾有の国難を全身全霊で生抜き指導し、日本人の誇りを取戻し繁栄を築いてくれた戦友の死がさびしい』 という昭和天皇の深い悲しみが溢れています。(歴代の天皇が一般人の死を悼んで和歌を詠まれる事は
例がないそうです。)
海賊とよばれた男(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)より
4062778300
No.74
(5pt)

面白い

非常に面白い。
こんな人とめぐり逢ってみたいものです。
こんな人になりたい。
海賊とよばれた男(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)より
4062778300
No.73
(5pt)

全ての日本人に読んで欲しい一冊 (海賊と呼ばれた男)

今日本の平均的定年は60歳。豊かな現代でも『年金破綻、年金満額支給開始の65歳まで特に不安』 と自分の後半生をどうやって生きるか心配です。 そういう初老期に会社資産を全て失い1000人の生活を背負う事になった経営者がいます。『海賊とよばれた男』(百田尚樹:著 講談社)は『この死ぬより苦しい試練』を当然のごとく担い、生き抜いた出光佐三氏後半生を描いた驚愕の史実小説です。
大混迷の現代は、強いリーダーの発揮が求められるおり、あらゆる階層の人に読んで欲しい本です。
普通なら第2の人生の隠居生活に入る60歳から大苦難を背負った出光佐三氏の年齢エポックを列記します。

'1.(60歳)出光佐三氏が経営の根幹とした 『人間尊重、家族主義』 の真髄は、終戦時「家族をクビにはできない」と800人の引揚者を一人も馘首せず、生活費と手紙を送り『仕事は必ず探す』と約束し実践した事ではないでしょうか。 
'2.(68歳)そして意気消沈していた日本人が再び自信と誇りを取戻した『イラン石油輸入の日章丸事件』。会社にたった1隻しかなかった外航船を経済封鎖中のイランに差向け、『例え拿捕・撃沈されても日本人の心意気を全世界に示す』と決断・実行したのが68歳です。 
'3.(78歳)当時国内最大の徳山製油所を作り、6年後千葉製油所建設。しかし石油業法で生産枠を50%に制限され、大豪雪時に消費者が困窮しているのを見かねて石油連盟を脱退。国や業界を相手に一歩も引かず『消費者本位』を貫きました。
'4.(96歳)逝去された時、昭和天皇は出光佐三氏を偲び和歌を作られました。 
   『人の為、ひとよ貫き尽したる、君また去りぬ、さびしと思う』 
『共に戦前戦後の未曾有の国難を全身全霊で生抜き指導し、日本人の誇りを取戻し繁栄を築いてくれた戦友の死がさびしい』 という昭和天皇の深い悲しみが溢れています。(歴代の天皇が一般人の死を悼んで和歌を詠まれる事は
例がないそうです。)
海賊とよばれた男 下 Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男 下より
4062175657
No.72
(5pt)

面白い

非常に面白い。
こんな人とめぐり逢ってみたいものです。
こんな人になりたい。
海賊とよばれた男 下 Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男 下より
4062175657
No.71
(5pt)

面白い

非常に面白い。
このような人になりたい。
またこのような人に巡り合ってみたい。
海賊とよばれた男 上 Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男 上より
4062175649
No.70
(5pt)

それは家族のしあわせ。

営利目的のビジネスではなく、国家・国民のために事業体を通じて、人・物・金・情報などのあらゆる資源をフル活用し、身を挺して社会貢献するといった行動に深い思いを感じざるを得ない。
大志を持ってビジョンに突き進む姿は勇ましく美的に映ってくるものですが、そのプロセスで発生した実態には想像を絶する過酷な努力とぶれない信念と固い絆に厳しい試練があるということを痛切に感じました。
戦後日本の急峻な立ち上がりのバックボーンには、決してあきらめることをせず、くじけそうになっても強いリーダーシップのもと、集団の力を結束し、難局に立ち向かい壁を打ち破る精神があったのです。
取り巻く現状は厳しさを増す一方で、本気で立ち向かっているかという問いに真摯に応えられるのだろうか。
アメリカナイズされ、理論武装で繰り広げられるシミュレーション社会から脱皮して、まずは動くことを優先させることの意義を再認識すべきと思います。
和のこころ、おもんばかり、もてなす深い気配りのなかで育つ精神を持って、事業体が国のかたちを整えていくのです。
強い意志と勇猛な行動は永遠でありたいと思います。
「海賊とよばれた男」とは、その姿は決してヒーローではなく、救世主でもなく、ひたすらに”家族のしあわせ”を追い続けたものだと思います。
その家族とは、身内から始まり、会社の従業員であり、国民であり、世界中の人々へとつながっていくのです。
海賊とよばれた男(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)より
4062778300
No.69
(5pt)

それは家族のしあわせ。

営利目的のビジネスではなく、国家・国民のために事業体を通じて、人・物・金・情報などのあらゆる資源をフル活用し、身を挺して社会貢献するといった行動に深い思いを感じざるを得ない。
大志を持ってビジョンに突き進む姿は勇ましく美的に映ってくるものですが、そのプロセスで発生した実態には想像を絶する過酷な努力とぶれない信念と固い絆に厳しい試練があるということを痛切に感じました。
戦後日本の急峻な立ち上がりのバックボーンには、決してあきらめることをせず、くじけそうになっても強いリーダーシップのもと、集団の力を結束し、難局に立ち向かい壁を打ち破る精神があったのです。
取り巻く現状は厳しさを増す一方で、本気で立ち向かっているかという問いに真摯に応えられるのだろうか。
アメリカナイズされ、理論武装で繰り広げられるシミュレーション社会から脱皮して、まずは動くことを優先させることの意義を再認識すべきと思います。
和のこころ、おもんばかり、もてなす深い気配りのなかで育つ精神を持って、事業体が国のかたちを整えていくのです。
強い意志と勇猛な行動は永遠でありたいと思います。
「海賊とよばれた男」とは、その姿は決してヒーローではなく、救世主でもなく、ひたすらに”家族のしあわせ”を追い続けたものだと思います。
その家族とは、身内から始まり、会社の従業員であり、国民であり、世界中の人々へとつながっていくのです。
海賊とよばれた男 下 Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男 下より
4062175657
No.68
(5pt)

タイトルでスルーしないでください

永遠の0で号泣したものの、このタイトルを見たときは、スルーしていました。友人が薦めてくれなければ、私の魂に大切なものが吹きこまれることはなかったでしょう。
店主が生きているかのごとく、伝えるこの本を国籍を問わず一人でも多くの人に読んで欲しいと願います。
蛇足ですが、永遠の0を読んだ人にだけわかる一行があり、読み手の気持ちをぐっと深いところに誘ってもくれます。
海賊とよばれた男(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)より
4062778297
No.67
(5pt)

タイトルでスルーしないでください

永遠の0で号泣したものの、このタイトルを見たときは、スルーしていました。友人が薦めてくれなければ、私の魂に大切なものが吹きこまれることはなかったでしょう。
店主が生きているかのごとく、伝えるこの本を国籍を問わず一人でも多くの人に読んで欲しいと願います。
蛇足ですが、永遠の0を読んだ人にだけわかる一行があり、読み手の気持ちをぐっと深いところに誘ってもくれます。
海賊とよばれた男 上 Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男 上より
4062175649
No.66
(5pt)

なにくその精神。

初めて百田尚樹さんの本を手に取ってみました。
さすが評判どおり、壮大なパノラマで、会社の存亡をかけた男の物語にとどまらず、国家を見据えた志ある男の姿を豪快な筆さばきで書き上げています。
こういった時代小説より人生論やビジネス論に感化させられるといったジャンルには、いずれの作家も司馬文学の影響を受けていると思いますが、本書では、冒頭よりアツい志しに対して強くこころを打たれてしまいます。
日本の明るい元気を取り戻すために、何かできることからやってみようと奮起させられる思いがこみ上げてきます。
本書はそういう”がんばり”のDNAに目覚めさせてくれ、グッと下から持ち上がり湧き上がってくるモチベーションを肌に感じずにはいられません。
ひとりひとりの”がんばり”が結果に結びつくこと、血縁ある家族のように信頼で結ばれた固いきずながひとつの道へとつながっていくことを力説しています。
今置かれている日本のさまざまな構造を顧みて、アツい志しを持って立ち上がっていきたいと思います。
海賊とよばれた男(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)より
4062778297
No.65
(5pt)

なにくその精神。

初めて百田尚樹さんの本を手に取ってみました。
さすが評判どおり、壮大なパノラマで、会社の存亡をかけた男の物語にとどまらず、国家を見据えた志ある男の姿を豪快な筆さばきで書き上げています。
こういった時代小説より人生論やビジネス論に感化させられるといったジャンルには、いずれの作家も司馬文学の影響を受けていると思いますが、本書では、冒頭よりアツい志しに対して強くこころを打たれてしまいます。
日本の明るい元気を取り戻すために、何かできることからやってみようと奮起させられる思いがこみ上げてきます。
本書はそういう”がんばり”のDNAに目覚めさせてくれ、グッと下から持ち上がり湧き上がってくるモチベーションを肌に感じずにはいられません。
ひとりひとりの”がんばり”が結果に結びつくこと、血縁ある家族のように信頼で結ばれた固いきずながひとつの道へとつながっていくことを力説しています。
今置かれている日本のさまざまな構造を顧みて、アツい志しを持って立ち上がっていきたいと思います。
海賊とよばれた男 上 Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男 上より
4062175649
No.64
(5pt)

この路線合ってます

事実をベースにした企業小説というと高杉良とか山崎豊子が有名で、実際に私も好きで読んできたが、百田尚樹のこの路線はかなり合っていると思う。熱い語り口は、熱い創業者の半生を語るのにぴったりで、すっかり引き込まれた。
わざわざ個人名や企業名を変えてあるわけだから、伝記などでは決してなく、ところどころ想像や妄想も混ぜ込みながらの作品と推察するが、そのあたりの展開力は正に百田尚樹の真骨頂だと感じる。事実を上手に脚色しながら一級のエンタテイメントに仕上げてあると思う。
海賊とよばれた男(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)より
4062778297
No.63
(5pt)

この路線合ってます

事実をベースにした企業小説というと高杉良とか山崎豊子が有名で、実際に私も好きで読んできたが、百田尚樹のこの路線はかなり合っていると思う。熱い語り口は、熱い創業者の半生を語るのにぴったりで、すっかり引き込まれた。
わざわざ個人名や企業名を変えてあるわけだから、伝記などでは決してなく、ところどころ想像や妄想も混ぜ込みながらの作品と推察するが、そのあたりの展開力は正に百田尚樹の真骨頂だと感じる。事実を上手に脚色しながら一級のエンタテイメントに仕上げてあると思う。
海賊とよばれた男 上 Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男 上より
4062175649
No.62
(5pt)

「信頼」の偉大な力を体現した、豪胆で崇高な生涯。痛快無比!

よくぞこんな日本人が現実に存在してくれたものだ……。
「事実は小説より奇なり」。上下巻まで読み終わった今、あまりの波乱万丈の一生に、私の脳の中で、この言葉がぐるぐる渦巻いている。
もちろん、小説だから、脚色した部分もあるだろう、が、あくまで「事実」に基づいた「小説」である。
主人公・国岡鐵造のモデルとして、出光佐三という崇高な生涯を送った人物が実在していたことに、驚きと喜びを禁じ得ない。

社員を家族のように大切にし、国民の生活に奉仕しようとの至純にして至誠の生き方は、奇跡的である。
敗戦後の最も苦しい時代でも、一人の馘首も許さず、その一方では、国家権力とも石油メジャーとの大喧嘩も辞さない豪胆さ。
そして、鐵造の「信頼」に応えようと、意気に感じた社員たちが、働きに働き、不可能を可能としながら、大出光を築いていく物語は、痛快無比である。

それにしても、これほどの大人物を紹介し、見事に描き切ってくれた百田氏の精魂こめた仕事に、感嘆とともに感謝、感謝である。
名著「永遠の0」を読んだ時と同じく、何度も涙を禁じ得ない場面があった。
特に、私は、段落が切れる直前の最後の一行に、大好きな表現が多く、うならされることがたびたびであった。
たとえば、鐵造が、タンカー「日章丸」の船長・新田を、イギリスと係争中のイラン・アバダンヘの危険な航海に送り出す場面。

「万が一のときには−−」鐵造は言った。「沈むかもしれない」
新田はにやりと笑うと、髭を指で撫でた。(下巻159'ページ)

背景なしでは、ちょっと分かりにくいかもしれないが、簡潔な表現のなかに「侍」どうしの心の通じ合いを感じ、ぐっと来るのだ。
こうした心憎い描写が、随所に出てくるので、上下二巻、中だるみすることなく、ぐいぐいと読み通させるのである。

終章に出てくる、アンドレ・マルローとの対談で鐵造が語った言葉は、この物語を象徴するようで、深く感銘した。
「私は、人間を信頼するという考え方を広めていくことこそ、日本人の世界的使命と言っています」。

今、「世界の中の日本」が問わている。
「信頼」という深い次元で、「日本人の誇り」を取り戻し、使命を果たさなければならない。
この大傑作を一人でも多くの人に読んで欲しいと、切実に願う。
海賊とよばれた男(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)より
4062778297
No.61
(5pt)

「信頼」の偉大な力を体現した、豪胆で崇高な生涯。痛快無比!

よくぞこんな日本人が現実に存在してくれたものだ……。
「事実は小説より奇なり」。上下巻まで読み終わった今、あまりの波乱万丈の一生に、私の脳の中で、この言葉がぐるぐる渦巻いている。
もちろん、小説だから、脚色した部分もあるだろう、が、あくまで「事実」に基づいた「小説」である。
主人公・国岡鐵造のモデルとして、出光佐三という崇高な生涯を送った人物が実在していたことに、驚きと喜びを禁じ得ない。

社員を家族のように大切にし、国民の生活に奉仕しようとの至純にして至誠の生き方は、奇跡的である。
敗戦後の最も苦しい時代でも、一人の馘首も許さず、その一方では、国家権力とも石油メジャーとの大喧嘩も辞さない豪胆さ。
そして、鐵造の「信頼」に応えようと、意気に感じた社員たちが、働きに働き、不可能を可能としながら、大出光を築いていく物語は、痛快無比である。

それにしても、これほどの大人物を紹介し、見事に描き切ってくれた百田氏の精魂こめた仕事に、感嘆とともに感謝、感謝である。
名著「永遠の0」を読んだ時と同じく、何度も涙を禁じ得ない場面があった。
特に、私は、段落が切れる直前の最後の一行に、大好きな表現が多く、うならされることがたびたびであった。
たとえば、鐵造が、タンカー「日章丸」の船長・新田を、イギリスと係争中のイラン・アバダンヘの危険な航海に送り出す場面。

「万が一のときには−−」鐵造は言った。「沈むかもしれない」
新田はにやりと笑うと、髭を指で撫でた。(下巻159'ページ)

背景なしでは、ちょっと分かりにくいかもしれないが、簡潔な表現のなかに「侍」どうしの心の通じ合いを感じ、ぐっと来るのだ。
こうした心憎い描写が、随所に出てくるので、上下二巻、中だるみすることなく、ぐいぐいと読み通させるのである。

終章に出てくる、アンドレ・マルローとの対談で鐵造が語った言葉は、この物語を象徴するようで、深く感銘した。
「私は、人間を信頼するという考え方を広めていくことこそ、日本人の世界的使命と言っています」。

今、「世界の中の日本」が問わている。
「信頼」という深い次元で、「日本人の誇り」を取り戻し、使命を果たさなければならない。
この大傑作を一人でも多くの人に読んで欲しいと、切実に願う。
海賊とよばれた男 上 Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男 上より
4062175649
No.60
(5pt)

まさに、“百田ワールド”

上下巻の大作ながら、一気読み。
物語の主人公は日本の石油王と呼ばれた出光興産創業者の出光佐三氏である。
裸一貫から日本を代表する企業である出光グループを作り上げるサクセスストーリーであるが、
その波乱万丈の“熱い”物語に、血肉が踊るほどの感動を味わうことができた。
人を信じるがゆえに、馘首をしない、出勤簿なし、定年制無し…という破天荒な社風は、社員を家族の一員として信頼していく佐三氏(作品内では国岡鐵三)の信念に、武士道を漂わせた明治男の頑なな正義が見える。
こうした社風は平成にまで受け継がれ、出光興産は唯一の民族系石油会社として存続をしてきている。

百田尚樹の作品は、『錨を捨てよ』や『ボックス』、『風の中のマリア』や『聖夜の贈り物』、前作の時代小説の『影法師』にしかり、1作ごとに作風を変え、様々なカテゴリーへのチャレンジを意図的に行ってきているが、今回の作品は、ノンフィクションを十分に意識した企業小説、立志伝、評伝として、そのチャレンジが成功した出来になったと思う。
まさに“百田ワールド”。
『永遠の0』を読んだ人ならば、思わずニヤリとするサービス精神にも感心するだろう。
海賊とよばれた男(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)より
4062778297
No.59
(5pt)

まさに、“百田ワールド”

上下巻の大作ながら、一気読み。
物語の主人公は日本の石油王と呼ばれた出光興産創業者の出光佐三氏である。
裸一貫から日本を代表する企業である出光グループを作り上げるサクセスストーリーであるが、
その波乱万丈の“熱い”物語に、血肉が踊るほどの感動を味わうことができた。
人を信じるがゆえに、馘首をしない、出勤簿なし、定年制無し…という破天荒な社風は、社員を家族の一員として信頼していく佐三氏(作品内では国岡鐵三)の信念に、武士道を漂わせた明治男の頑なな正義が見える。
こうした社風は平成にまで受け継がれ、出光興産は唯一の民族系石油会社として存続をしてきている。

百田尚樹の作品は、『錨を捨てよ』や『ボックス』、『風の中のマリア』や『聖夜の贈り物』、前作の時代小説の『影法師』にしかり、1作ごとに作風を変え、様々なカテゴリーへのチャレンジを意図的に行ってきているが、今回の作品は、ノンフィクションを十分に意識した企業小説、立志伝、評伝として、そのチャレンジが成功した出来になったと思う。
まさに“百田ワールド”。
『永遠の0』を読んだ人ならば、思わずニヤリとするサービス精神にも感心するだろう。
海賊とよばれた男 上 Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男 上より
4062175649
No.58
(4pt)

「日本のためにも、ぜひ頑張ってください。」…良い言葉だね!

戦後は石油を扱えず、ラジオ修理から漁業まで何でもやって
食いつないでいた国岡商店に、やっと念願の石油を扱える日が
やってきた。
 世界石油市場を牛耳る「セブンシスターズ」(メジャー石油
会社7社の総称)を相手に獅子奮迅の活躍を見せる国岡商店。
 ただひとり、メジャーに飲み込まれずに民族系石油会社として
気を吐く。

 イランの石油国有化の動乱の際、わずか1万8千トンのタンカーで
孤立したイランから石油を輸入し、世界を驚かせた。
 世界初の13万トンタンカー「日章丸」を建造し、四国に石油コンビ
ナートを建設した。
 次々と世間の耳目を集める働きをするが、それは商人として
「儲け」を意識したものではなかった。

 戦中から統制経済と戦い、自由競争を求めた国岡鐡造にとって
国民の生活向上に資するかどうかが、最も大切な判断基準だった。
 最後まで初志を貫き、一代で大石油会社を作り上げた鐡造の人世観と
経営観を見事に描き切った一冊。
海賊とよばれた男(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)より
4062778300
No.57
(4pt)

「日本のためにも、ぜひ頑張ってください。」…良い言葉だね!

戦後は石油を扱えず、ラジオ修理から漁業まで何でもやって
食いつないでいた国岡商店に、やっと念願の石油を扱える日が
やってきた。
 世界石油市場を牛耳る「セブンシスターズ」(メジャー石油
会社7社の総称)を相手に獅子奮迅の活躍を見せる国岡商店。
 ただひとり、メジャーに飲み込まれずに民族系石油会社として
気を吐く。

 イランの石油国有化の動乱の際、わずか1万8千トンのタンカーで
孤立したイランから石油を輸入し、世界を驚かせた。
 世界初の13万トンタンカー「日章丸」を建造し、四国に石油コンビ
ナートを建設した。
 次々と世間の耳目を集める働きをするが、それは商人として
「儲け」を意識したものではなかった。

 戦中から統制経済と戦い、自由競争を求めた国岡鐡造にとって
国民の生活向上に資するかどうかが、最も大切な判断基準だった。
 最後まで初志を貫き、一代で大石油会社を作り上げた鐡造の人世観と
経営観を見事に描き切った一冊。
海賊とよばれた男 下 Amazon書評・レビュー: 海賊とよばれた男 下より
4062175657