ガレキノシタ
評判
ガレキノシタの評価:
4.20/5点 レビュー 5件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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ガレキノシタの評価:
4.20/5点 レビュー 5件。 B ランク
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「シャンプーが目に沁みる」などは本当に駄作で驚いた物だし、
そんな前例もあり、正直この小説にも期待していなかったんだが…
結果としては、余りにも面白くて驚いた。
山下、覚醒した?
今までの作品とは完成度が違い過ぎる…
【オリジナリティ】
飛びぬけている。瓦礫の下の青春をテーマに、エピローグ以外全シナリオを瓦礫の下で描写するという画期的な物語。
当然一歩も動けず寝そべったままなので、ストーリーを動かすことが困難なのに、実に上手いストーリー展開で、見事に書き切っている。
ストーリーのいくらかは、会話と回想によって織り成される。
私もこの題材の本は多分初めて読んだ。映像作品でなら、ドキュメンタリー番組などで結構あったが。
ちなみに、巻末の書評にもあるが、この小説の着想は3.11ではなく、韓国で実際に起こった事件、事故。
【評価点】
オリジナリティに加え、高い構成力。各章が密接にリンクしており、全てのシナリオが最終章~エピローグにも登場する直人へと直結していること。
文章力やセンスも突出して素晴らしい。
登場人物も面白い。直人はいかにも型破りな天才主人公という感じ。
【イラスト】
表紙はトマル。このキャラは則子?と思ったが、そもそもこの高校の制服はブレザーだし、
制服も破れていないし、特徴が一致しないので、単なるイメージイラストなのだろう。トマルは、この小説を読んでもいないのだろうな。
HPにそっくりなキャラの絵もあったしね。正直絵や画風は商業にも関わらず、作者が個人的に描いた絵ほど魅力を感じない。
【問題点、欠点】
・作中で時間が経過する要素がほとんど物語に関係ない。
・リアルか?といえばそうでもない。数日間1度も用を足さなかったりね(瓦礫の下でやらかすと地獄だろう)
・そしてこれが一番の欠点だが…正直最終章とエピローグでは萎えてしまった。親友キャラが実は生きていたというご都合主義は、これまで感情移入してきた中で、非常に萎える要素だった。ここは素直に死んでおかせたほうが高いテンションで読了できた。最後の最後で萎えてしまったので、★5こそつけているが、実際には大満足とはいえない。最終章とエピローグは落第点だが、それ以外は満点。
・どうせならエピローグには助かった主人公全員を出して欲しかった。若菜は病院にいなかったが、直人が障害者になり、気持ちが冷めたのだろうか?