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虹へ、アヴァンチュール



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【この小説が収録されている参考書籍】
虹へ、アヴァンチュール
虹へ、アヴァンチュール (文春文庫)

虹へ、アヴァンチュールの評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

残念でしかたない

週刊文春1983年 国内2位
第1回サントリーミステリー大賞
松平菊太郎は、取材旅行の途中で、瀕死の女性を発見する。彼女は、ユースホステルで出会った岡村ミドリだった。「コマンド」とうい言葉を残して息絶えた彼女に、菊太郎は犯人探しを誓う・・・
熊本、京都、高知、青森と舞台を移し、現在と、戦時を時間軸に、長唄やバイク、土地土地の歴史なんかの幅広い蘊蓄をからめてて、実に面白い。複雑にからみあった謎が、ラスト一気に解決される爽快感もある。
が、言葉づかいが、この作品にダメージを与えている。作者55歳のデビュー作なのだが、何せ死語が多い。冒頭から「・・・すこぶるキュートで、ナウでビューティフなマスク」とやられたときには、読み続けるモチベーションを維持するのが大変だった。戦時中の場面での言葉使いとの差で何を表現したかったのか疑問。1983年当時でさえ使わん語だろうから、今では耐えられない。おまけに場面転換が唐突で、ますます読みにくい。作品が風化しないような考慮が必要だったんだろうなぁ。話は面白いだけに残念でしかたない。
週刊文春のランキングには、これ以降、サントリーミステリー大賞受賞作が入るのだが、文藝春秋が運営しているからあたりまえか。
虹へ、アヴァンチュールAmazon書評・レビュー:虹へ、アヴァンチュールより
4163074600

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