【風野真知雄】
星影の女: 妻は、くノ一 2
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元平戸藩主、松浦静山に気に入られ、たびたび下屋敷に呼び出されるようになった雙星彦馬。
平戸藩の御船手方書物天文係の雙星彦馬は、三度の飯より星が好きという藩きっての変わり者。
松浦静山の下屋敷に飯炊き女として潜入した織江は、ついに静山の密貿易と野心の証拠をつかんだ。
ついに織江の正体を知った雙星彦馬。しかし彦馬は、それでも妻を信じて再び逢える日を待つ。
織江が実の娘であることを知った松浦静山。だが静山は、織江にそれを知らせぬまま、ひそかに守りつづけることを決意する。
星が降るような夜空の下、織江と初めて出逢ったのは、もう2年近くも前のことだった。
将軍直属の隠密、お庭番の下忍である織江は、凄腕のくノ一。
神田明神近く、大通りの外れにいつのまにかできたごく庶民的な飲み屋「浜路」。
夫の彦馬に逢いたい。その想いを抑えられず、お庭番を抜けて逃亡中の織江は、変装して彦馬の家にほど近い妻恋坂を歩いていた。
度重なる刺客との戦いに、織江は疲れを感じていた。彦馬を好きでなくなれば、一人で逃げ切れるかもしれない。
その幇間と遊んだ客はなぜか数日以内に非業の死を遂げる。紙問屋大松屋の若旦那が溺死。
元目付で剣の達人である愛坂桃太郎は、愛する孫の桃子の平穏を守るため、摩訶不思議な事件の数々を解決してきた。
おみくじを引いたら大凶ばかり、墓からは死人が化けて出るし檀家は落ち目になる一方という深川の題経寺。
始めは深川、次に神田の床屋で身元不明の首無し遺体が発見された。
とある神社で殺しが起きた晩、神社の狛犬が別の犬の像に置き換わった。
浅草橋近くにある海産物問屋〈三陸屋〉が、朝になるのに戸が開かない。
夕闇迫る江戸の町で、懐の大金を失くし茫然と橋から川面を眺める同心。
神田界隈で、一家全員が突然、唄い踊り出していなくなるという事件が相次いだ。
軽妙洒脱な“おじい”たちが悪を斬る! 痛快隠居活躍型時代小説身分を超えた友情で結ばれた藤村・夏木・仁左衛門の古馴染み三人組は、老後を楽しむために〈初秋亭〉という隠れ家を作った。
大川の小舟で発見された心中死体は、別々の事件で死んだはずの二人だった。洗い直すと怪しいことばかり。
火事が多発する江戸。廻船問屋の宴に巨大な顔の怪かしが出現。
かつて長崎の出島で、死闘の末に鬼藤蛇文を撃退した、くノ一織江。だが最凶の長州忍者は、再び姿を現した。
かねてから憧れていた同心見習いとなり、慌ただしくも充実した日々を送る御三卿・田安徳川家の十一男、徳川竜之助。
大身の旗本・山崎主税助の屋敷の池に妙な生き物が棲んでいるとか。
「既に現われているんだよ、静湖の運命の人は」飲み友達・繁蔵のよく当たる占いを胸に留めつつ、平戸藩の元藩主・松浦静山の娘・静湖姫は、独り身のままもうすぐ三十二歳。
田安徳川家の御曹司でありながら、身分を隠して同心見習いとして働き、江戸の町の平和を守るべく奮闘する徳川竜之助。
かつて死闘の果てに打ち破ったはずの宿敵、柳生全九郎が生きていた…。
田安徳川家の御曹司という身分を隠しながら、南町奉行所の同心見習いとして働き、江戸の町を騒がす奇妙な事件の数々を解決すべく日々奮闘する徳川竜之助。
北辰一刀流を学ぶもののうちで異端と忌み嫌われる一人の遣い手が、葵新陰流の評判を聞きつけ、徳川竜之助のことを探り始める。
待ち受ける、驚愕の真相と江戸の命運をかけた大決戦。恋と歴史の行く末は?江戸の命運をかけた大決戦。
近頃、男が弱くて仕方がない――平和が続く江戸で千葉道場の筆頭剣士となっていた秋月七緒。
売れっ子絵師・清麿の美人画に描かれ大人気となった町娘のおみねとおその。
精進料理の店「雲海」から魯明庵が出て来たという目撃情報を仕入れた魚之進。
味見方同心・魚之進は獣の肉を食べさせる店・ももんじやに潜入することに。
毒殺の恐れがある中、将軍が城を出て、寛永寺で昼食をとる日がやってきた。不測の事態が起きれば味見方の魚之進は切腹必至だ。
大泥棒たちが集まる秘密の会。そこで供される「五右衛門鍋」は驚くほどにうまいらしい。
将軍暗殺の企てを探るため、魚之進は南町奉行・筒井和泉守に連れられて生まれて初めて江戸城の門をくぐる。
悩み苦しむ市井の人々を助けるために、自ら封印していた風鳴の剣を解き放った徳川竜之助。
柳生全九郎との決着と引き換えに、致命的な傷を負ってしまった徳川竜之助。
同心見習いとして江戸の町を駆け回る徳川竜之助のもとに、スリの親分であるさびぬきのお寅が訪ねてきた。
激闘を経て、柳生新陰流の遣い手、柳生全九郎は姿を消したが、今度は肥前新陰流の刺客が徳川竜之助の身を狙い動き出しているとの噂が届く。
御三卿・田安徳川家の十一男で変わりものと評判の徳川竜之助。
娘鶴姫の暗殺を恐れた第五代将軍綱吉に乞われ、世間を欺く仮の世継ぎとして西ノ丸に入って早十二年。
「皐月十五日に、船で陸奥に晦ましていただきたい」──かつて採薬使の役目に就いていた阿部将翁は、幕府の監視下に置かれていた。
日本橋「菖蒲屋」に奉公しているお春は、お店の土蔵にひとり閉じ込められていた。
江戸を襲った勅額火事から一年、町の復興は着々と進んでいた。
西ノ丸の大手門前で御家人が抗議の自刃を遂げた。
己が娘への将軍綱吉の寵愛を背景に、幕閣内で大きな力を持つようになった老中冬木有泉。
江戸市中で「いちだ」という姓の武家の当主ばかりを狙う辻斬りが現れた。