鯖縞模様の三毛猫サバが一番いばっている「鯖猫長屋」が、住人が減って存続の危機に!そんな折、団扇売りを生業にする色男が、長屋に引っ越してくる。

人間より偉い猫サバが仕切る「鯖猫長屋」で事件が!店子たちに愛されているおはまに、サバが毛を逆立て、飛びかかったのだ。

美猫サバが暮らす「鯖猫長屋」で、利助・おきね夫婦が大喧嘩。その裏に怪しげな呪い師の影が…。

長屋で一番偉い猫サバと飼い主の拾楽が暮らす「鯖猫長屋」に、「二キのご隠居」がやって来る。

根津権現にほど近い「鯖猫長屋」に、隻眼の盗賊「鯰の甚右衛門」が姿を現す。

「鯖猫長屋」の家主で饅頭屋を営むお智の様子がおかしいと聞いた画描きの拾楽は、頼りになる猫サバを連れて店に出向く。

鯖縞模様が美しい俺様猫サバと、飼い主である画描きの拾楽が暮らす「鯖猫長屋」に、以前ここで住んでいた戯作者・長谷川豊山が戻ってきた。

江戸は根津宮永町にある「鯖猫長屋」の朝は、今日も賑やかだ。長屋の面々を“仕切って”いるのは、鯖縞模様の三毛猫サバ。

さちの友だち、おとみが母親に捨てられた!? 境遇が移り変わっていく幼い少女たち。 物語を彩るのは、初夏の上菓子三品。

江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。

「我慢しなくていいんですよ」　 天才的揉み師のお梅が、 あなたの身体と心の闇まで ほぐします。

若い筆職人の念次郎が飲み仲間の取引先の若旦那松助と夜、迷い込んだ大きな料理屋。

おいちは十六歳。江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父の仕事を手伝っている。

江戸で噂の、「持つ者は子宝に恵まれる」という宝船の絵。

真っ赤な朝焼けの中、娘が一陣の風とともに忽然と消えた。居合わせた父親が自身番に捕らえられるが、自ら命を絶ってしまう。

死んだはずの人間が生き返る「死人憑き」が本所深川で起きた。

あの屈強な佐助が血だらけになって、犯人は小鬼の鳴家だってぇ？　 菓子職人・栄吉の新作あられの味見会は見合い話を摑む場になっちゃうし、 若だんなと妖は摩訶不思議な怪異に遭遇、 おまけに若だんなは独立する奉公人の世話をしろと命じられちゃった！

あたし以外、全員、猫族。 町娘のお糸が仕えるのは 鈴江三万石の奥方さま(猫)。

近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが…。

妻のお和歌が子を宿した麻之助。

優雅な余生を送るはずの隠居家は、今日も子供たちで大にぎわい。

若だんなが行方不明になり、長崎屋の不運が幕を開けた。

真心を学び、患者と向き合う少女の感動の成長物語! 「お父つぁん、おっ母さん、もうすぐ私もいくからね」 流行り病で両親を亡くし、奉公先のいじめに耐えきれず、川に身を投げたお葉。

最低亭主から逃げた女房は江戸の離縁請負人のもとで働くことに。

宮部みゆきさんの書き下ろし短編「人・で・なし」を読んだ辻村深月さんが「ママ・はは」を書き下ろし、その辻村さんの短編を読んだ薬丸岳さんが「わたし・わたし」を書き下ろし…バトンは東山彰良さん、宮内悠介さんへ。

江戸の華〈祭り〉をテーマに人気時代小説作家が競作! 宮部みゆき「三島屋変調百物語」の最新作など、読み応え十分のアンソロジー。

直木賞作家の真骨頂! ほっこり笑えてじーんと泣ける江戸人情物語 巣鴨で六代続く糸問屋の主人を務めた徳兵衛。

親子三代で菓子を商う「南星屋」は、売り切れご免の繁盛店。

鬼や霊が跋扈する平安時代。

天性の色彩感覚を持ち、色のことになると寝食忘れてしまう江戸っ子・お彩。

親子の救済、老人の覚醒、過去の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ……淡く美しい希望が灯る。

彼は江戸時代における隠れたシャアロック・ホームズであった―。雪達磨の中から発見された死体。

１７音の奥に潜む誰も知らない物語。

江戸に名探偵、参上! 石見国で藩を揺るがす陰謀に巻き込まれてしまった永見功兵衛。

千吉親分の文庫屋が火事だ！現場に駆け付けた北一が見たものとは。

江戸は両国の見世物小屋では、“まことの華姫”が真実を語る―ともっぱらの噂。

日光街道の越ヶ谷宿の旅籠で働かせてくれた恩人・仁兵衛の遺品には幽霊が憑いていた。

第６弾、奮闘篇。おいちの祝言の日に、ある商家で毒物混入事件が…。

呉服屋の箱入り娘が、着物の力でよろず解決 お江戸お仕事小説の新定番! 江戸は西河岸町の呉服屋・常葉屋は、「ここにしかない品がある」と着物に五月蠅い江戸っ子たちにも評判お店。

新小岩にある居酒屋・米屋には今日も悩める一見さんがご来店。

「おとっつあん！　会いたかった！」おまきと名乗る少女は久蔵に飛びついてそう叫んだ。

湯治旅の帰途、若夫婦が雨で足止めになった老女との相部屋を引き受けた。

「ひとりの生活」をテーマにした6名の女性作家によるオール書き下ろし競作集。物騒なので番犬のレンタルサービスを始めた女性。

江戸の町で女が次々と殺された。

嘘も真実も善きも悪しきも、すべてが詰まった江戸怪談の新骨頂! 江戸は神田の三島屋で行われている変わり百物語。

江戸国からの阿片流出事件について、日本から査察が入った。団長は大御所議員の印西茂樹。

小間物問屋『遠野屋』の主清之介は、生国嵯波の紅花産業に莫大な金を注ぎ込んできた。その紅餅を積んだ船が突然消えた。

美味しい1杯のお茶が、あなたの悩みを癒します。 仕事もプライベートも崖っぷち。

数えで12歳となった白菊丸は、今日、母と離れ寺へと入る。

江戸・三十間堀の小さな町道場が、怪しい証文を盾にした男たちから狙われている。

万両店の末弟、鷺之介が齢十一にして悩みがつきない原因とは――。 時代小説の名手が描く、ホロリと泣かせる大江戸謎解き物語。

ついに自分の思いを大に伝える決心をした、塔太郎。

相手のしぐさから嘘を見破る美人刑事・楯岡絵麻。

古道具屋銀杏屋の若旦那太一郎は、幽霊が見える。

任意聴取に同行？息子がやっと寝たところですが？育休延長中の秋月刑事が相談されたのは、ある医院で起きた窃盗事件。

父の跡を継ぎ代々伝わる不思議な十手を手に、目明しになった少女・みく。