午前3時、もと臨床心理医のアレックスが受話器を取ると「助けて!」という声が聞こえてきた。

休職中の警察官コロンバと、コンサルタントのダンテ。二人が不承不承とりかかった失踪人捜索は、意外な展開を見せる。

フェミニストの美人心理学者が惨殺された。

陽光と退廃が交錯する南カリフォルニア、ロスアンジェルス。

伝説的な文壇の長老を父に持つルーシーは、その強迫観念から自分の過去を厳重に封じ込めていた。

臨床心理医アレックスと恋人ロビンは、南海の孤島にやってきた。島に住む老医師から臨床データの整理を頼まれたのだ。

原因不明の発作を繰り返す幼児の主治医が、アレックスに助けを求めてきた。

医師メイトは、安楽死の幇助をしていることから「ドクター死(デス)」という異名で知られていた。

エルサレムの丘でアラブ人らしい少女の全裸死体が見つかった。切り刻まれ、入念に洗い浄められて。

小児臨床心理医アレックスのもとに、昔の患者メリッサから電話があった。

ロス郊外の小学校に狙撃者が乱入、犯人は射殺されたが、今まで銃に触ったこともない19歳の少女だった。

臨床心理医アレックスのもとに差出人不明のテープが届いた。

前作『大きな枝が折れる時』の「ラ・カーサ」での事件から15カ月―もと小児専門精神医アレックス・デラウェアの前に再び事件が起こった。

Dr Alex Delaware is faced with police corruption, insanity and murder in this tale of Californian crime and detection. --このテキスト