錦絵殺人事件
- 遺言状 (35)
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ヴァン・ダインの亜流と言われようが、私は好きだ。 島田一男作品の中では比較的若いときに読んだこともあり、その印象は鮮明で、しかも大変面白かった。 まごうことなき本格ミステリであり、島田氏の本格テイストが最も分かりやすい形で発揮された作品だと思う。 島田氏の本格寄りの長編には、「上をみるな」や「去来氏曰く」などがある。 本書はそれよりずっと以前の作品であり、「古墳殺人事件」と同時期のデビュー間もない頃のものである。 私は「古墳〜」よりもこちらのほうが好きだ。 ペダントリーだって、小栗と比べたらたいしたことはない。 ちょっと過剰かな、という感じはもちろんあるが、それがいい感じで作品の質感をアップしている。 探偵役に個性がないのだって、本格ミステリなんだから別にいいんじゃないかな。 このトリックとロジックは、間違いなく島田氏が本格スピリットを持っていたことを示している。 まあ、後年の「事件記者」シリーズのような読みやすい文章ではない。 かなり硬質なのを意識している。 それだって、本格ミステリとしてキッチリと型に嵌めることを考慮したうえでだと思う。 現在では、かなり忘れられた作家になってしまっている島田一男ではあるが、ブックオフでは均一棚でかなりの作品が手に入る。 玉石混淆であり、なかなか本格テイストの濃い作品を見付けるのが難しいが、本作は島田氏の本格スピリットあふれる、間違いなく若い時しか書けない作品である。 | ||||
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ヴァン・ダインの亜流と言われようが、私は好きだ。島田一男作品の中では比較的若いときに読んだこともあり、その印象は鮮明で、しかも大変面白かった。まごうことなき本格ミステリであり、島田氏の本格テイストが最も分かりやすい形で発揮された作品だと思う。 島田氏の本格寄りの長編には、「上をみるな」や「去来氏曰く」などがある。本書はそれよりずっと以前の作品であり、「古墳殺人事件」と同時期のデビュー間もない頃のものである。私は「古墳〜」よりもこちらのほうが好きだ。 ペダントリーだって、小栗と比べたらたいしたことはない。ちょっと過剰かな、という感じはもちろんあるが、それがいい感じで作品の質感をアップしている。探偵役に個性がないのだって、本格ミステリなんだから別にいいんじゃないかな。このトリックとロジックは、間違いなく島田氏が本格スピリットを持っていたことを示している。まあ、後年の「事件記者」シリーズのような読みやすい文章ではない。かなり硬質なのを意識している。それだって、本格ミステリとしてキッチリと型に嵌めることを考慮したうえでだと思う。 現在では、かなり忘れられた作家になってしまっている島田一男ではあるが、ブックオフでは均一棚でかなりの作品が手に入る。玉石混淆であり、なかなか本格テイストの濃い作品を見付けるのが難しいが、本作は間違いなく島田氏の本格スピリットあふれる、間違いなく若い時しか書けない作品である。 | ||||
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