杉森くんを殺すには

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種別
長編
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あらすじ

2023年09月21日 杉森くんを殺すには (くもんの児童文学)

――「杉森くんを殺すことにしたの」高校1年生のヒロは、一大決心をして兄のミトさんに電話をかけた。ヒロは友人の杉森くんを殺すことにしたのだ。そんなヒロにミトさんは「今のうちにやりのこしたことをやっておくこと、裁判所で理由を話すために、どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という2つの助言をする。具体的な助言に納得したヒロは、ミトさんからのアドバイスをあますことなく実践していくことにするが……。傷ついた心を、取りもどす物語(「BOOK」データベースより)

評判

杉森くんを殺すにはの評価:

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杉森くんを殺すにはの総合評価:

8.67/10点 レビュー 18件。

感想一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.18
(4pt)

思い出す子供時代の心の機微

アラフィフです。
読み始めると一気に読破する
作品です。状況が分かりやすく
読みやすい文体。
以下、ネタバレを含みます

物語の1/4あたりで突然
杉森くんって実は。。というのを
急に察することができる仕掛けに
なっているのも良い。

この作品を読んでいると
子供の頃の社会生活における
心の機微がこんな風だったなと
思い出す。私は落ち着いた性格
(ぼーっとした性格)であったがために、
いじめられっ子やクラスでハブられて
いる子から毎日毎日依存された。
私の時間や都合などお構いなしに
依存された。
受け入れはするが内心では
うんざりしていた。

私は気が優しい感じがするだけで
優しい人間などではないと、、
欺瞞だと思った。
そういう自分も嫌になった。

依存されずに生活している他の
子たちが羨ましかった。
依存されてしまうと、助けなかった
事に対して不満をぶつけられて
理不尽な思いをする。

普通の距離感であってほしかった。
そうであれば
もっと優しく接する事もできるのにと
。。。。
恨みたくないのに恨んでしまう
状況になりたくなかった。
なぜ私だけこんな気苦労を背負う
事になってしまうのだろうと
不満に思っていた中学や高校時代を
経験した。

だからこの作品を読んでいる間
ずっと主人公の心の動きに
共感してしまう。
人は利他的に見えて利己的だ。
他人に優しくしてあげたいと思うのも
利己的心理からである。
自分が苦しくならないためだ。

正義の心など持たない方が
良いと学んだ。
なぜなら正義は自分の価値観だから。
自分の価値観を他人に押し付けては
いけない。アドバイスも説教も
いらない。淡々と話を聞いてあげて
リアルに救う方法をそっと考える。

本当に死にたい人なんて
いないんだから。
杉森くんを殺すには (くもんの児童文学) Amazon書評・レビュー: 杉森くんを殺すには (くもんの児童文学)より
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No.17
(5pt)

前知識なしで読んでください

図書館で借りて読んで、ぜひ自分用に入手したいと思って本屋さんを2軒まわりましたが買えませんでした。
児童図書の分類だと思いますが、全年代の人に知ってもらいたい作品です
杉森くんを殺すには (くもんの児童文学) Amazon書評・レビュー: 杉森くんを殺すには (くもんの児童文学)より
4774334839
No.16
(5pt)

児童文学だと侮るな、とにかく読め!

この何十年間で読んだ数多の本の中でも「最高作」の一冊です。
文学作品としての技巧(児童文学であることも技巧かも)と作者の想いが完璧にリンクしています。
児童文学という優しい表現で描かれるストーリーと主人公の心情の機微が沁みるように心を満たしてくれます。
傑作です!
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4774334839
No.15
(3pt)

児童書として良い

読みやすくてふつうに面白いです。
絶賛して大人におすすめするほどではない気がします。
子どもには救いになるかもしれないので、中学校の図書室とかに置いてほしい。
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No.14
(3pt)

0.5星があれば3.5

こんな内容と思わずに手に取って、読了。

内容のメインは、未成年向けの、
友だちが自殺しちゃった子の
メンタルケア本かなという印象だが、
それだけでなく、
人の存在は死で終わるものではない、
というメッセージもあったように思い、
私たちにとってはそちらの方が響いた。
そして生が依存する先は多い方が良い、
ということはそうだろうとも思うが、
依存先が人間だと難しいんだよな。
良子って名の通りで、
こんな子実際には居ない現実。
素晴らしかったのは、主人公が、
助けてもらいたい、
ではなく助けてあげたい、
という良子に対する気持ちを自覚できた事。
人間関係でお互い様は結果でないと、
うまくいかないから
杉森くんを殺すには (くもんの児童文学) Amazon書評・レビュー: 杉森くんを殺すには (くもんの児童文学)より
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