高砂 なくて七癖あって四十八癖
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読みやすくからっとしていて、心和むお話しでした。離婚経験者の夫婦といってもまだ入籍していないという設定も良かった。宇江佐真理の本はほのぼのとして楽しくて大好きです。 | ||||
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材木の仲買人を生業にしていた又兵衛は三度も離縁し3人の子持ち。子育てにほとほと手を焼いていた時いとこのおいせの手を借りて無事育てあげる。しかし、このまま暮らし続けていたら長男の嫁と又兵衛の人別に入っていないおいせとの間がぎくしゃくすると思い、さっさとあとを長男に譲り幼馴染の孫右衛門の紹介でおいせと堀留町の会所の管理人として暮らすことに。そこには様々な人の暮らしがあった。真面目な畳職人の義助が妻子にかまわず酒に溺れていると聞くと又兵衛と孫右衛門のでこぼこ組が出張り事の仔細を質し、はては母子を匿ったりして事を収めていく。大工職人の娘おつるはお武家に嫁いだが度々の里帰りに、身分違いからもしや辛い目にあっているのではないかとでこぼこ組が出張ったり、若気の至りで寄場送りとなった浜次は帰ってきてからも女房と息子に合わせる顔がないと町火消しの頭の家に居候したまま一向に二人を迎えに行こうとしない。で、またまた見かねたでこぼこ組が・・・。はたまた早くに父親が亡くなり十五・六歳のころから母親を助け家業の口入屋を続けてきたおみさ。仕事熱心なあまり婿養子の新三郎にところ構わず怒鳴り散らす毎日。ある日新三郎がひょいと出たきり戻らなくなり・・・。はてさていかに。 | ||||
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今の世にも通じる夫婦の悲喜こもごもが 複雑に絡んだお話しが軸になっています。 しかしどの作品も心の奥底には相手への情愛がありホロリとさせられます。 うまくいかない江戸の世の中、 必死で生きている市井の人々を書く宇江佐さんの作品はどれも素晴らしいです。 本作も読んで良かった。。。 寒い冬、心が温まりました。 | ||||
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夫婦(めおと)茶碗 真面目な畳職人・義助が、2年前から酒を呑んでは暴れ、給金を家に入れなくなった。困り果てたおなかは、子ども4人を連れて、会所へと身を寄せる。 ぼたん雪 武家に見初められ、嫁いだおつるであったが、夫・横瀬左金吾の姉が、毎度横瀬家に金子の無心に訪れ、その内状は火の車であった。それを補うため、実家の徳次の元へと無心をするおつる。 どんつく 町内の鼻つまみ者だった浜次が、は組の頭取に拾われ更生したものの、火事場での喧嘩で寄場送りとなり、3年の月日が流れていた。戻った浜次は、頭取の居候となり、女房・子どもを迎えにいくどころか、会おうともしない。 女丈夫(じょじょうふ) 若い時分から甲州屋を仕切り、男勝りのおみさは、亭主の新三郎に対しても辛辣であり、奉公人の前で新三郎を叱咤するなど日常であった。 灸花(やいとばな) 童女を勾引し悪戯をした挙げ句に殺害するといった傷ましい事件が起きた。 会所にも町触が回り、住民は気が気ではない。だが、それよりも下手人はみっちょ(道助)ではないかと自信番に届け出た者がいると言う。 しかもそれは、みっちょの母親・おえんの幼馴染みで、親しい間柄の畳屋の女房・おこうであった。 高砂(たかさご) 大伝馬町の畳屋・備後屋が盗賊に襲われ、隠居の老夫婦と小僧ひとりを除き皆殺し、そして火を放たれる惨い事件が起きた。 ほのぼのとした今作中、一番胸に響いたのは、「灸花」の道助の件である。「なぜか道助の言葉が又兵衛の胸に滲みる。それが不思議でならない」。そんな又兵衛同様に我が胸にも道助の純真さが滲みた第一章であった。 また、「どんつく」の浜次の不器用な生き方も胸が熱くなる思いで読んだ。是非とも続編にて、幸せになってもらいたいものだ。 | ||||
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