時効捜査 警察庁長官狙撃事件の深層
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いい加減な風聞を根拠に文章を書く人がいるが、この著者は、丹念に調べて書いている。解明されていない長官狙撃事件の内幕が分かる良書である。 | ||||
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タイミング的にオウム真理教との関係が想起されるが、結局真相はよく分からないまま時効を迎えた。犯行はプロの手口だが、誰が何のためにどういう背景で行ったのか。真実は闇の中だ。 | ||||
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この方の前回作、「ドキュメント秘匿捜査」も面白かったが、今回も素晴らしかった。 かの国松警察庁長官狙撃事件に迫った迫真のノンフィクション。 まるで重厚な映画を観てるかのように、 各登場人物のこと細かな所まで、取材されていて匂い立つかのような臨場感。 冒頭から、あまりの迫力でぐいぐい引き込まれました。 | ||||
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日々、新しい事件が発生している中、時効の捜査について興味深く書かれてありました。 | ||||
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1995年3月30日から2010年3月30日の時効までの15年、日本警察の時間は止まっていたのだとしか思えない。 警察庁長官狙撃事件という未曽有の事態に対して、警察首脳は、捜査を公安部に託した。警察の要は、公安部であるという認識があったのだろう。警察首脳は、撃たれたのが誰であるにせよ、狙撃事件とは、明らかに刑事事件であるという本質を無視したのだ。 かくして初動捜査の段階から、捜査は混迷を極める。公安部の捜査員には「地取(じどり)」という聞き込み自体はじめての経験であったという。基本的な捜査手法の蓄積すら無いところでは、捜査の方針は、思い込みに支配される。思い込みの結果、捜査範囲は狭められ、思い込みは、より強化されるという循環が始まる。 更には、警視庁公安部は、浮かび上がった現職警察官を、警察庁にまでその存在を隠蔽し、「違法な身柄拘束」の上で供述をとった。刑事訴訟法が無視された異常な事態だった。以後、時効まで捜査本部は、この警察官の存在に翻弄されることになった。 この四百ページを超える一巻の中で、確実さを感じられるのは、刑事部派遣の捜査員が携わった、射撃された銃と弾丸に関する一連の事実だけである。あとは、公安警察と検察の右往左往に費やされている。 最後に、著者は時効翌日の出来事を「あとがき」に記す。<デュープロセス(法手続き)に乗せることができなかった「疑惑レベル」のものを、法治国家の捜査機関がウェブサイトで公表したことに、私は背筋が寒くなった>(P.402)。警察は、時効翌日に時間をゆがめて逆行させた、とでも云うほかない暴挙である。 現在の司法、警察そして検察がどのような有様であるのか。この本は、そこに在る人間関係の形まで含めて、考える材料を提供してくれる。 | ||||
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