新感染 ファイナル・エクスプレス
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
新感染 ファイナル・エクスプレスの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画を観てから、小説版を読んでみました。 やっぱり映画ほどには興奮しないと言いますか…しかし、映画ではわからなかったことがいろいろわかったりするかな。 映画版が好きな人は是非読んでくださいね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画を先に見てから小説で読みました。映画のあのシーンをどう表現しているのかなと思いながら読み進めたけど、表現力の勉強になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
走る列車の中という閉鎖空間で、人を襲うようになる感染者たちから生き延びようとする人々を描いた変種のゾンビもの映画のノヴェライズ。 脚本などをもとに、日本で独自に出されるノヴェライズもよくありますが、これは本国の韓国で出たものの翻訳のよう。 それもあってか、小説中にもふんだんに映画の画像が使われているのは嬉しいところです。 ただ内容からゾンビものとして楽しもうと思ってしまったゾンビ・ファンの私は、感染者が暴力的になって襲い噛みつくだけで、ゾンビらしい人を食べるという直接的な描写はないのに少しがっかりしてしまいました。 場所が逃げにくい閉鎖空間なためか、主に視認に頼り、直接見えないと大人しくなるという設定は生存者側を助ける苦肉の策で上手く考えたなと思いましたが。 ストーリーに関しては、大作ホラーにありがちな感じで――金をかけている映画だけに多数への受けを考えなければいけないのでしょう――よく言えば安心、悪く言えば意外性がない展開でした。 このキャラクターは死なないんじゃないかという人は生き残り、因果応報的にそれまでの行動や性格に問題を持ったキャラは死ぬ。 あとはところどころに派手なアクションシーンや涙を誘う自己犠牲という感動シーンを入れて、最後はかなりご都合主義なハッピーエンドへ。 ようするにハリウッドの大作ホラーなどとたいして変わらない雰囲気なので、そういうものが好きな人なら、この韓国製のアクション・ホラー(のノヴェライズ)も楽しめると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
けっこう説教くさく、感動させよう、させようとしているのがあざとく、しかしゾンビはかっこいいという困った映画であったが、小説を読むとその説教臭さ(やや偽善臭)が悉く言語化されているため再確認にはなる。面白いかといえば面白くはない。それと翻訳が読みづらいので、この映画がものすごく好きだったという人以外にはお勧めしづらいです(映画よりも面白いということはない)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全世界の映画祭で大絶賛され、本国である韓国で歴代最高オープニング記録樹立&年間No.1大ヒット! 日本では150館以上でロードショー公開され驚異的なロングラン大ヒットを記録した映画『』〈監督:ヨン・サンホ、主演:コン・ユ〉! 本書は映画『』のノベライズである。 これまでゾンビ系映画は一大ジャンルとして数多く作られているが、私自身、ゾンビ系の作品にはあまり詳しくなく、またそれほど熱心なファンではないものの、時速300キロ超の列車内で起こる超ノンストップ・サバイバルとして公開前から前評判が高かった事もあり、ものすごく気になっていた作品だ。 高速鉄道の車内で突如起こった感染爆発“パンデミック”。疾走する密室の中で凶暴化する感染者たち。偶然乗り合わせたある父と幼い娘、妊娠中の妻とその夫、野球部員と女子高校生…果たして彼らは安全な終着駅(釜山)にたどり着くことができるのか? 本作はゾンビとパンデミックを掛け合わせたパニックもので息もつかせぬジェットコースタームービーであるが、決してそれだけでなく登場人物たちの親子愛、夫婦愛、姉妹愛、恋人同士の絆を描いた愛の映画でもあるのだ。 証券会社のやり手のファンドマネージャーであるが家庭を顧みず奥さんとも別居状態である父親・ソグ(演:コン・ユ『』『』、注:大沢たかおソックリ)とその一人娘である9歳のスアン(演:キム・スアン)! 別居した母親の元へ行きたがっているスアンに父親・ソグが何かと気を引こうとするのだが空回りしてその思いが伝わらず、父娘関係が上手くいかないのだが、今回の物語の中で(緊迫した状況の中で)父娘の絆が修復されていくところがよかった。 他にも同じ列車の乗客でガタイ(体格)が大きくていかつい顔した男・サンファ(演:マ・ドンソク『』)とその妻で妊婦であるソンギョン(演:チョン・ユミ『』)、高校の野球部員であるヨングク(演:チェ・ウシク『』)と幼なじみの彼女である女子高生・ジニ(演:アン・ソヒ『』)、老婆姉妹の70過ぎの姉・インギル(演:パク・ミョンシン『』)と3歳違いの妹・ジョンギル(演:イェ・スジョン『』)、バス会社の常務であるヨンソク(演:キム・ウィソン『』)、列車に乗り込んだ訳知り顔のホームレス(演:チェ・グィファ『』)…など。 列車内での非常事態を通してそれぞれの人物像が描かれており、本書では本編で描けなかった人物背景も描かれている(このあたりが映画にはない小説特有の利点であるのだ)。 親しい人もしくは愛する者が犠牲となるのもツライのだが、それが感染者となって敵になった時に戦わなければならない状況下で悲感染者である人間たちにも哀しみとためらいが見られるところも本作の肝だろう。このあたりが通常のゾンビ映画と違うところだ。 もうひとつはパニック物の定石として必ず人間側に身勝手な人物の行動により大きな被害を招くパターンがあるが、本作ではバス会社の常務であるヨンソクだろう。この人物の取った行動によって悲劇を招いたりするからある意味「感染者」よりも始末に悪い男だ。 出発前に怪しげなホームレス風の男を指さして「真面目に勉強しないとあんな風になるぞ」と言うにヨンソクに対してスアンが「うちのママが、そんなことを言う人のほうが、もっと悪い人だって」と会話する場面があるが今思えばこのセリフが暗示(伏線)していたのだと感心する。 漫画『』でもそうだったが、恐怖に駆られた人間たちの取る行動がいかに愚かであるかが分かるし、我が身可愛さのために多くの犠牲を出すというのも群集心理を捉えていると思う。 映像的には、走る列車にぶら下がる感染者たちの引きずられる絵もすごかったし、期待値以上に面白かった。本書では映画では描ききれなかった登場人物たちの人物背景もきちんと描かれているので鑑賞後の余韻に浸りたい方にはイメージしやすいから楽しめると思うし、また登場人物たちの人物像を頭に入れてから改めて本作を観るともっと登場人物たちに感情移入して楽しめると思います。そのためにも映画を観てから読まれる事をオススメします。 鑑賞後に本作を読んでみて改めて物語がよく練られているのが分かるし、「伏線」の観点からも本編だけでは分からなかった(もしくは気づかなかった)事が理解できた。スアンの歌の件も最後の重要な部分で活かされているのがよくわかるし、何よりもソグがスアンに見せる父親としての愛情が痛いほど伝わります(ノд・。) グスン。 巻末に本作を演出したヨン・サンホ監督(もとはアニメーション監督だが本作が初めての実写映画となる)のインタビューも必見です。本作の前日譚である『』もぜひ見たい。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|