シュラ: 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結4
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長編
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評判
シュラ: 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結4の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク
シュラ: 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結4の総合評価:
5.60/10点 レビュー 5件。
感想一覧
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作者は一貫して「悪人であっても殺人は絶対的敗北」という立場であり、それは作中に登場する理論物理学者によって主張される。
それ自体は大いに結構なのだが、この物理学者が「証明済み」だという理論の詳細は最後まで曖昧模糊としている。
前3作では、物理学者、田中という天才、Cという天才少年の3つ巴の争いを背景にそれが語られ、東京を舞台に起こる激しいつばぜり合いが迫真の筆致で描かれていたので、それなりに読み応えがあった。
しかし、本作では、一柳巡査の個人的復讐を背景に、相変わらず曖昧模糊としたコンニャク問答が続くだけ。
しかも、個人的復讐の熱量が全く伝わって来ないから、ほぼひたすらコンニャク問答の繰り返しである。
おまけに、終盤になっていくつかの驚愕の事実が語られる。取って付けたかのように。
ここまでコンニャク問答に執着できる作者には感心するが、数学的証明などできるわけのない問題をなんとか科学っぽく語るために、極めて浅い科学的知識が雰囲気的に動員されるのも憐れだし、最後の意外な事実に至っては、結局、作者は血統主義なのかと思ってしまう。
結論:余程の暇人以外にはお勧めしない。作者はゲーム理論でもしっかり勉強した方が良い。