(短編集)

碧空のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート

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種別
短編集
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あらすじ

2015年09月09日 碧空のカノン: 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート (光文社文庫 ふ 25-1)

航空自衛隊航空中央音楽隊でアルトサックスを担当する鳴瀬佳音は、ちょっぴりドジだけど憎めない女性隊員。練習と任務の演奏会に明け暮れる中、数々の不思議に遭遇する。失われた楽譜の謎、楽器のパーツ泥棒、絵葉書に込められた見えないメッセージ…。個性豊かな仲間たちと共に“事件”を解決!クライシス・ノベルの名手が意欲的に描く、爽やかで心温まる物語。(「BOOK」データベースより)

評判

碧空のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノートの評価:

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碧空のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノートの総合評価:

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No.18
(4pt)

音楽と自衛隊の世界を繋ぐ、感動的な小説

航空自衛隊の音楽隊員として活躍する鳴瀬佳音(なるせ かのん)の日常と事件を描いた作品です。

音楽隊の仕事や演奏会の裏側、航空自衛隊の歴史や文化など、興味深い情報が満載で、佳音の恋愛や友情、家族の関係など、人間ドラマも楽しめます。

この本の魅力は、音楽隊の活動をリアルに描いていることです。

作者は実際に航空自衛隊の音楽隊に取材しており、その様子は巻末のエッセイにも書かれています。

音楽隊のメンバーは、様々な楽器を演奏するだけでなく、自衛隊の任務や訓練にも参加しています。

音楽隊の役割や意義、自衛隊の使命や規律など、知らなかったことが山ほど出てきます。

音楽隊の演奏会のシーンは、音楽の魅力や感動を伝えてくれます。

この本のもう一つの魅力は、佳音の成長物語です。

佳音は、アルトサックスを担当する女性隊員で、最初はドジでおっちょこちょい、さらに天然です。

ですが、音楽隊の仲間や先輩、指揮者など、様々な人との出会いや別れを通して、自分の夢や目標を見つけていきます。

佳音は、音楽隊の一員としてだけでなく、自衛隊の一員としても、自分の役割や責任を果たそうと努力します。

佳音の恋愛も、音楽隊の仕事との両立や自衛隊の規則など、複雑な問題に直面しますが、それを乗り越えていきます。

この本は、音楽と自衛隊という異なる世界を結びつけた、今まで無かったユニークで魅力的な作品です。

音楽隊の活動や自衛隊の歴史を知ることができるだけでなく、佳音の人生を通して、音楽の力や自衛隊の精神を感じることができます。

音楽好きや自衛隊に興味のある方におすすめの本です。
碧空のカノン: 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート (光文社文庫 ふ 25-1) Amazon書評・レビュー: 碧空のカノン: 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート (光文社文庫 ふ 25-1)より
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No.17
(2pt)

自衛隊の音楽隊というテーマは面白い

主人公は鈍臭くてルーズで化粧っけも色気もない。元同級生が回想で演奏すると別人のようになると言ってるけどそれも一度だけなので、ただイライラする魅力がない女性としか思えない。
それだけじゃないんだという音楽の才能や感性にもっとフォーカスするべきだったのではないか。

自衛隊の音楽隊の話は面白かった。ただ、もう少し音楽以外の訓練の話とか、入隊するのは多分難しいだろうからその辺りを掘り下げて欲しかった。
ミステリー?要素を毎回入れてくるけどそれも中途半端だし、なんか全体としてちょっと足りない感じだった。
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No.16
(3pt)

惜しい。取材をもう少しがんばって。

作中に鳥取県を舞台にした話が一つ。さすがに鳥取駅周辺の描写は的確で、「しっかり取材したんだな~」と感心したのもつかの間、読み進んで行くうちに「んっ?」という記述が。作中に「全日本で金賞を取った中学校」というのが出てくるが、う~ん、ここ数十年。鳥取県でそんな快挙を成し遂げた学校なんて聞いたことがない。いや、全国大会って、行ったことすらなかったんじゃないかな…。そんだけ鳥取県にとって、全国なんて夢のまた夢なんですよ。
これはフィクションであり、現実とは当然違う。でもその虚実のギリギリのバランスで成り立つのがこの手の作品じゃないのかな。全国で金賞を取った鳥取の中学校が出てきたとたん、何か白けてしまって…。
惜しい!あと少しでした。
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No.15
(4pt)

よく取材されている

自衛隊の音楽隊については警察の音楽隊、消防の音楽隊と同じくらいの漠然としたイメージしかありませんでしたが、音大出身者の進路の一つであるということをこれを読んで初めて知りました。
自衛隊員としての訓練も受けなければならないとか昇進しないと定年まで在籍することはできないなどの事情も知ることができます。
著者が楽器の経験があるのかどうかはわかりませんが、素人ながら楽器を演奏するものが読んでも表現が変だとか間違っていると思う箇所はないので実際に演奏する人によく取材されているのだろうと思います。
自衛隊員であっても人間。若い女性には若い女性らしい人生があります。

吹奏楽を扱った作品は京都アニメーションの作品をはじめとして少なくないのですが、以前『楽隊のうさぎ』を読んであまりいいイメージを持たなかったので手を出さずにいました。
しかしここでは登場人物は音大を卒業した大人ばかりで演奏技術もお墨付き。
そんな人たちの本番前や録音に臨む心境も適切に描かれていて実際に楽器に関わる人が手にしても楽しめると思います。
しかし大きな賞を狙うような内容ではないので肩肘張らずにヒロインに感情移入して読むことができます。
登場人物の造形も極端に個性的ではなくそれでいて魅力的に描かれているのは著者の力量でしょう。
三冊続けて読みました。
次が待ち遠しいです。
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No.14
(4pt)

リラックスして読めるミニミステリー

ま、福田さんはどちらかと言えば硬い文章の方が得意なので、あなだらけの謎解きはいいのではないでしょうか。
肩ひじ張らずに何も考えずに読める作品。

ただ、福田さんがマーガレットを愛読されていたのだろうと推測するが、
「安西夫人」と独身女性が「夫人」と付けられている理由を「お蝶夫人」にちなんで名づけられた、
というくだりは大分苦しいと思う。
主人公の佳音世代は「エースをねらえ」を当然知らない世代の設定であり、「お蝶夫人?who?」である。
隊員の中には1人くらい古い漫画が好きで知っている者がいるということがあるかもしれないが、
それでも皆が知らないことは通り名として定着し辛い。
それでも舞台が社会人テニス部とかならまだわかるが、音楽隊では尚更となる。
ベルばらやキャンディキャンディとは同じ時代でも知名度が全然違うのである。
佳音が入隊の時代なら45歳以上のオバサンじゃないと熱心に読んだ世代ではない。
因みに同世代以上の男性も姉か妹がいなければ少女漫画なんか全く読まない世代だから、
「エースをねらえ」という題名くらいしか知らないのが普通。
まだデビ夫人あたりから取ってきた、という方が腑に落ちたと言える。
碧空のカノン: 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート (光文社文庫 ふ 25-1) Amazon書評・レビュー: 碧空のカノン: 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート (光文社文庫 ふ 25-1)より
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