夜の訪問者
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『激突!』『運命のボタン』等、 映画化されたサスペンスフルな作品群で有名なリチャード・マシスン。 命日(6月23日)が近かったこともあり チャールズ・ブロンソン主演、テレンス・ヤング監督によって映画化され TVで何度も放映された原作本を初めて読んでみた。 不条理な恐怖を身上とする諸作品とは毛色の違った長編。 そのムカシ、若気の至りで強盗の片棒担いだ過去を知る悪い仲間との再会で 愛する妻子との平和な暮らしが揺らぎ始めたレコード店主クリス。 デウ゛ィット・クローネンバーグ監督の 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』 の元ネタなのは一目瞭然。 キレの良いアクションとそれに付随する“暴力”の脂が ノりに乗ってた頃のブロンソンは文字通りのはまり役…。 と、言いたいが 小説の主人公クリスの印象とは明らかに毛色が違う。 なんか、こう線の細そうな…真面目そうな… 家庭の危機にさらされ 痛めつけられ ニッチもサッチもいかなくなって 涙さえうかべてしまトコロなんざ 『扉の影に誰かいる』で共演の“トニパキ”こと アンソニー・パーキンス? マシスン作品の映画だったら『ヘル・ハウス』 でラストまで生き残るロディー・マクドウォール? 『激突!』のデニス・ウィーバーなんか 思い浮かべながら読んだらシックリきそうだね。 | ||||
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クリスとヘレンのマーティン夫妻宅に、晩くにかかってきた電話。クリスを「殺しにいく」という。娘のコニーを気づかいながら、戸締りをする二人に前に、拳銃をもった男があらわれる。 ・・・ 冒頭から不気味な展開。得体の知れない人物が、いきなり家に侵入してくるシーンが、かなりこわい。『激突』のように、わけのわからない恐怖を演出するのが、マシスンは上手だなぁと思う。もっとも、正体は、クリスの過去への恨みをもつ人物たちというのが、すぐに分かってしまうのだけれど。一本の電話から、彼らが、マーティン一家を苦境に陥れるのだが、緊張感はラストまでつづいていく。内容がこいわりに、ページ数が少ないので、一気に読了してしまう。 夫が暗い過去を持つことを知った、生真面目な妻の微妙な心の動きが、真実味があって良い。二人の行くすえが、リドル・ストーリー的であったりする。 チャールズ・ブロンソン主演の同じタイトルの映画の方は、見たんだろうけど、記憶にないなぁ。 | ||||
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