欺瞞の法則
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
欺瞞の法則の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
欺瞞の法則の総合評価:
8.50/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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世間一般では、アメリカーイスラエルーEU(ここではスイス)が一応は善玉(でも、その中のCIAやFBIやモサドは得体が知れない・・)、イランや暗殺者は悪玉みたいな区分けが漠然とあると思います。それがこの小説では、国家や政府の利害や個人の願望、狂信などが複雑にからみあって、まったく一筋縄ではいきません。それは、現代の国際政治の闇と同じで、裏側ではとんでもない勢力同士が節操もなく結びついていたりする状況を、そのまま現しているとも言えます。たとえば「サダム・フセインが化学兵器を持っている悪玉だから叩かねばならない」と言って攻め込んだアメリカが、実はとんでもない嘘つきだったとか、歴史上、差別されてきたかわいそうなユダヤ人が、実はパレスチナ人をひどく差別しているとか、アルカイーダやイスラム国は悪と言いながら、実はそれを最初に育てたのはアメリカだったとか、例をあげていくときりがありません。
ただ、あまりにも詰め込みすぎた感もあります。それから、主人公の「国境なき医師団」に所属する医師が、昔はマッチョな登山家で、酒場では自分からケンカをふっかけて相手を叩きのめすのが趣味だったという設定。こういう小説に登場して、闘いや銃撃戦で生き残っていくにはそれなりの技術とパワーが必要でただの素人ではとても無理ですが、そのために無理やりキャラクター付けしたような気がして気になります。
日本ではまだ4冊しか翻訳されていないようで、この「欺瞞の法則」が最新作です。まだ荒削りな感がするのですが、これからさらにおもしろくなりそうな作家だと思います。ところで、ライクというのは聞いたことのない姓だなあと思ったのですが・・・もしかしてこれはライヒではないのですか?父親がスイス人だということですから、ドイツ系で、”Riech”はライヒと読むんじゃないでしょうか・・・。