レビュー一覧
梁山泊 さんのレビュー一覧
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この過激な設定に興味、関心を示す人は意外と多いのではないかと思います。
確か残虐な事件の低年齢化が問題となった時代だったかな、とかその時代背景なども考えつつ読み始めたのですが、悪人として描かれているのは完全に大人の方ですね。
「悲惨な状況下におかれて人間はどう生きるか」
が主眼になるのかと思いきや、まず(作者にその方面に知識がないのか)サバイバル的な要素は皆無。
食料も薬も、見つけたもの勝ちではあるが、調達しようと思えばできるのである。
「自分も同じ状況になればどうするか」と多分殆どの読者が考えるでしょう。
そんな中、「逃げる」か「受け入れる」しか選択しない登場人物たち。
ここでいう「逃げる」とは、殺されないように逃げ惑う事であり、「この理不尽なゲームから何とか脱出を図ろうとする者」が殆ど現れないのである。
事務局を狙おうとしたのもわずか一人だけ。しかも中盤で死んでしまうし。
頭を使おうとする生徒が少ないと感じたのだが、人間追いつめられると考えることをしなくなるというのだろうか。
ちょっと有り得ない。
また、物語を進行させるという意味で必要なのも分かるのだが、ターミネータみたいな奴が一人混じってるし・・・
登場人物はクラスメート42名。
その全ての登場人物について、その死亡時の状況が描かれており「知らない間に死んでいました」という人物がいない。
そりゃこれだけページ食うわ、である。
オタクがいたり、オカマがいたり、とそれなりにキャラを描こうとしているのだが、キャラに合った思考を元にゲームに挑むという事をしていない。
これはキャラであってキャラでない。
こういうのが好きな人も多分いるだろう。だからこそ映画化もされた訳で・・・
ただ読み物としてはどうなのだろう。
何か残るだろうか。
と、ここまでボロカスに言ってきたが、正直結構楽しんで読めたかな・・・と。
ただ映画は見る気しないなぁ。
こんなの2時間や3時間でまともに表現できるわけがない。