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ブレイク さんのレビュー一覧
ブレイクさんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.40pt |
レビュー数5件
全5件 1~5 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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破天荒な旗師、宇佐美陶子の活躍を描く、冬狐堂シリーズ第一作。
とかく骨董美術に纏わるディテールの精緻さは群を抜いている。そして物語を彩る登場人物がとにかく魅力的に過ぎる。誰も彼も、そして彼女も、見渡す限りの狐一色。孤高の女狐、老獪な古狐、過去を語らない妖狐、尻尾を掴ませない謎の雄狐。 混迷を極める化かし合いの果て、最後に化けの皮を剥がされるのはどの狐か。 一気呵成に読み終えてなお、北森鴻に仕掛けられた幻術から覚めることはない。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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オカルティズムを題材とした物語と、奇想天外な物理トリックとの親和性については、先人の輝かしい功績によって既に実証されている。島田荘司、小島正樹、北山猛邦、三津田信三、柄刀一……挙げれば両の手では足りないが、ここにきてまた一人、トリックメーカーとしての業を背負うべきミステリー作家が加わった。
死を招く至宝を、これから著者がどのように魅せてくれるのか。未曾有の世界観に期待したい。 |
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ペガサスも一角獣も、柄刀一の手にかかれば、幻獣であろうと現実の謎として、欠片の違和感もなく虚構へと回帰される。温かくも、時に冷たい痛みを見せつける物語を、探偵役の南美希風が優しく包み込む。
南風に吹かれる度に、ミステリーの美しさを思い出してしまう。 |
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幻想的な世界観で炸裂する物理トリックは、北山猛邦だけに許される特権。
稀代のトリックメーカーでありながらも、今や一流のストーリーテラーとなった原石の輝きがここにある。 |
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