■スポンサードリンク


david620 さんのレビュー一覧

david620さんのページへ
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.75pt

レビュー数4

全4件 1~4 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.4:
(7pt)

昔読んだ本ですが・・・

凶暴で極悪人の少年たちが疾走する。なぜかこの極悪人どもに惹かれてしまうのはどうして?この疾走感がたまらなくカッコいいです。この少年達と対照的に追われる側の夫婦は、現代人の軟弱さを象徴しています。幸せだったインテリ夫婦は、法も秩序も無い原始的な土俵へ引きずり込まれると、なんと無力なことでしょう。この現代人を象徴する夫婦が、少年たちの力強さを際立たせているのです。ミステリーというよりホラーですが、MWA賞をとった「ボトムズ」よりこちらのほうが好きです。
テキサス・ナイトランナーズ (文春文庫)
No.3: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

圧巻のラストを体験してほしい

訳者あとがきに「自分が何かこれまでとは違う読書体験をした」「近年で最も独創的な犯罪小説」といった表記がありますが、全く同感でラストの衝撃という意味ではここ10年で1番です。
また訳者は「この体験の機会を(まだ未読の)ほかの読者から奪ってはならない」とも書いており(そこも同感)、内容についてはあまり書けませんが、R18であることは間違いないと思います。
残虐な描写はあるものの、ミステリー好きの方には強くお勧めします。
その女アレックス (文春文庫)
ピエール・ルメートルその女アレックス についてのレビュー
No.2:
(10pt)

夏になると読み返したくなる本

私はこの作品を4、5回読み返しています。ミステリーの要素はあるものの本質的には主人公コーリーの成長の物語です。作品の中にはいくつものショートストーリーが綴られています。個性豊かな登場人物それぞれを中心に起こる物語は、時には面白く、時には恐ろしく、時には悲しく切ない。その一つ一つがとても味わい深く瑞々しく描かれていて、マキャモンのストーリーテラーとしての才能が伺えます。
アメリカを舞台にした物語ですが、国や文化を超えておそらく誰もが郷愁を感じ、いずれかの登場人物と重ね合わせることのできるのではないでしょうか?全編に爽やかな風が流れる珠玉の作品です。
少年時代〈上〉 (文春文庫)
ロバート・R・マキャモン少年時代 についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

東野圭吾の代表作

これだけの長いストーリーを序盤から巧みに伏線を敷き詰め、また日本の現代史と重ね合わせながら、最後まで全く緩むことなく緻密に描ける作者の筆力は素晴らしいの一言につきる。
様々のタイプの作品を描ける作家ですが、個人的にはこの作品がBestです。
白夜行 (集英社文庫)
東野圭吾白夜行 についてのレビュー