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コタロウ さんのレビュー一覧
コタロウさんのページへレビュー数3件
全3件 1~3 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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読み終わりました!
皆さん指摘されている通り、冒頭を読むのは一苦労でした。(「魍魎の匣」の中盤のうんちくに比べたらまだ読み進めやすかったですが) 御手洗の「電話帳~」の件が過ぎると一気にテンポアップ。島田荘司ワールドを堪能しました。 現在進行形の事件ではなく、発生して40年経過した迷宮入り事件を解決するというお話は最近あまりお目にかかって無く新鮮。 40年間、日本中が頭を悩ませても解けなかった謎を1週間で解決するため奔走する御手洗、石岡コンビには 読む側も燃えますね。 一つ一つの状況の解釈の仕方も2人の会話からいろんなパターンが挙げられており、なかなかにリアルで作者の力量に 感動すら覚えます。 丁寧なラストの犯人側からの説明でパズルのピースが全て埋まった瞬間、ミステリって素敵だな、と素直に思いました。 国内作家、海外作家を交互に読むようにしているのですが、浮気してもう1作品、御手洗シリーズを読みたいと思います。 それだけ魅力のある作品だったという事ですね(笑) |
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このサイトに来るまでは全く知らなかった作家(すいません)、三津田信三氏の逸品!
古来の因習に縛られた村で起こる首切り殺人をどんでん返しの連続で圧倒的に描き切った本作、まさかのクリスマスイブに読了。 なので印象に残りまくりです。改めて再読しましたが日本特有のじめじめとした土着ホラーサスペンス、この質感が好きな方には たまらない作品だと思います。 首無し屍体に関する講義はもちろん、登場人物の行動、言動の伏線回収も抜かりなしで完成度が非常に高いです。 またクライマックスで展開する読者を翻弄するどんでん返しの連続では一種の高揚感さえ感じる事が出来ます。 現実ではありえない世界観を存分に味わう事が出来る本作は、匣の中の娘のごとくいつまでも愛でたい作品となりました(笑) 最後に、登場場面は少ない探偵役の刀城言耶。彼の列車を追いかけるシーン。素敵すぎます! |
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ミステリに興味が無い方でも、タイトルだけは何かしら一度は耳にした事があるのではないか、という本作。
恥ずかしながら本日初めて読了しました!有名すぎて今までなぜかスルーしていたのですがついに手に取りました。 使い古された言い方ですが本当に時代を越えて語り継がれる名作でした。このオチを知らずに今まで読書生活していたのが (奇蹟的に出来ていたのが)幸いしたのか、まっさらな気持ちで新鮮な感動を味わう事が出来ました。 中盤はひたすら事情聴取が続くのですがまったく飽きる事なく、あっという間にクライマックスへ。 細かな台詞の伏線回収も素晴らしく、特に女優の下りでは鳥肌が・・・二つの解決法とそれを包括する動機背景では涙が・・・ 今更ですがクリスティは凄いですね!次は何を読んだらいいのか悩みます。 |
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