■スポンサードリンク


坊主頭 さんのレビュー一覧

坊主頭さんのページへ

レビュー数3

全3件 1~3 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.3:
(9pt)

ジュブナイルファンタジーの名作です

よくできたジュブナイルファンタジー。こんなの高校生が読んだら大興奮間違いなしです。私はおじさんですが中身は厨房なので大変楽しめました。ただ…知り合いの若者に勧めたいかといえば… NOですね ダメです禁書です^^
新世界より(上) (講談社文庫)
貴志祐介新世界より についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

悲しいですね・・・

私はこの作品を名作リストに入れました。登場人物はみな身近にいて顔が浮かんでしまいそうな人ばかり、心象描写もリアリティがあってグッと物語の世界に引き込まれてしまいます。主人公「奈々」がハネムーン帰国直後に忽然と消えた夫をさがすところから物語ははじまります。読者はたぶん彼女の「思い」とともに読み進めるはずですが、それはいつの間にか誰かのものとすり替わるはずです。この仕掛けがすばらしいと思いました。ただ「上手」というだけではなく、この「テーマ」とそれを伝える手段として適しているんです。テーマは普遍的であり、かつ、現代社会の問題ですね。・・・しかし・・・この「奈々」どこにでもいそうな、ふっつ-----の女だよぉ・・・故に悲しみに浸れる名作です。(あ、ちと泣きました)
存在しなかった男
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

痛快ですね

「ミステリーとかあんまり読まないんだよな~」という方に私はこの作品をよくお勧めしています。主人公が謎を解いていく探索系としてとりつきやすいですし、短くて一気に読める内容です。そして「どんでん返し」ですね。いろんな作品にいろんなどんでん返しありますけど、この作品のそれはなんというか「痛快」なんですよね。「えっ?…えぇ------っ!…なるほど、やられた」という感じでしょうか。しかも、他のレビューでどなたかも書かれていますが(誰がなんといおうと)ハッピーエンドなんですよ。なんだか楽しそうだなぁ…なんてね。そういうあなたは(私も)既に宗教団体「救いの御手」に勧誘されているんですよきっと。ふふふ(笑)
弥勒の掌 (文春文庫)
我孫子武丸弥勒の掌 についてのレビュー