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【池井戸潤】
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鉄の骨の評価:
4.31/5点 レビュー 300件。 S ランク
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平均点4.31pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
重いテーマながら軽い、読後感は「手紙」(東野圭吾)に似ている
元バンカーによる「談合入門小説」
「ゼネコン入社4年目の主人公が突然業務部への異動し談合に関わることになる」という予備知識から「きっと主人公は、社会に反する談合を強要され、自身の良心の呵責で苦悩し〜〜」というニュアンスなんだろうな、と思って読み始めたところ痛い目にあいました。「プリズン・トリック」と同じように帯に騙されました。「談合に切り込み、現代を切り取る超弩級ドラマ」って……。
主人公は談合に切り込むどころか傍観役といった方がよく、談合に苦悩するよりも彼女との仲で苦悩をはじめ、途中ご都合主義的にある人物が病気で倒れ、主人公は仕事どころではない心理状態になり、とてもじゃないが談合をテーマとする社会派小説の主人公として感情移入できたものではなかったです。
本筋の談合については、
・まず著者はきちんと技術的な考察をしたのか?と疑問を持ってしまった。ある方法で地下鉄工事のコスト削減を行うのだが、コスト削減ならばまず技術的に容易な開削を検討するのが妥当なんでないかい?と大学で土木を学んだ私は思ってしまった。
・3/4くらい読んだ所で落ちが容易に読めるので(恐らく著者が頭をひねったであろう)検察官の裏金の流れ解明に緊迫感がなくなってしまった。
悪いところを述べたが、業務部と営業部のやりとりは面白く、大風呂敷を広げた割りにまとまりはよかったので星3おまけして4くらい、重いテーマに騙されて過大評価で、とてもじゃないが傑作ではないと思いました。