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噂を売る男 藤岡屋由蔵
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噂を売る男 藤岡屋由蔵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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梶よう子さんの小説は『摺師安次郎』シリーズや『茶壷道中』、『一朝の夢』など何冊も読んでます。適度な情感や楽しさとストーリー展開の面白さ、主人公はじめ思い入れ出来る登場人物も多く、好きな時代小説家の一人です。でも今回の作品は途中で何度か読み止めようかと思いました。共感できる人物がとても少なく読後感もカタルシスに欠けます。正直ガッカリしました。全体のトーンが暗く、有名なシーボルト事件も伊能忠敬など著名な人物名が何人か出てきますが、主人公の仕事と上手くかみ合っておらず、取って付けたような印象です。間宮林蔵も日本史の教科書に必ず登場しますが、相当嫌みな人物として描かれています。御庭番を勤めていたということで酷薄さを強調したのでしょうか。でも間宮のことを少し調べただけでも探検家として地図制作者として時代を先取りした偉大な先覚者だと思いました。現存する子孫の方がおられるそうですが、この小説の間宮林蔵を読んだらさぞかしガッカリするでしょうね。 | ||||
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