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桜が散っても



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【この小説が収録されている参考書籍】
桜が散っても

桜が散ってもの評価: 3.50/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

まあまあかなぁ

なかなか面白いかな。
桜が散ってもAmazon書評・レビュー:桜が散ってもより
4344043898
No.1:
(3pt)

美しい自然の描写の一方で、人工的な幸せの印象操作を感じる。

風光明媚で自然が数多く残る、大切な思い出の場所が大規模開発の目玉になったとしたら。。。
しかもその開発がなければ起きなかったはずの災害で多くのものを失ったとしたら。。。
世間からは注目すらされないであろう負の連鎖をもろに浴びた家族の話です。
プロローグとエピローグも入れて、6人の視点から語られています。

話の中では、自然の美しさが丹念に描かれていて、思い出の場所の記憶とともにふわりと頭の中に浮かび上がるようでした。リアルで繊細な表現に満ちていました。

注:ここから先は、小説のかなり後の部分についての感想になりますので、もしネタバレが嫌な方は、省いてください。

この本の内容は、きれいな言い方をすれば、
自然災害が引き裂いた家族の絆。でもその絆を再びつないだ桜と紫花菜。

亡くなった男性が、離婚後も元家族を思い、自分なりに行動をとっていたのはわかります。
家族を愛していた男の一生懸命だったのでしょう。

でも、その一方で、元妻のそれまでの苦難が軽視されているとも感じました。
元妻からすれば、元夫は完全に忘れたいほどの存在にも関わらず、彼の自己満足を受け入れろ、いい思い出として心に残せ、と言われているようで、読んでいて何ともやるせない気持ちでした。

なんというか、「家族を捨て家を出て行った男性が、死後、実は家庭を常に思う優しい人間だったことが判明し、再び家族に愛される存在となった」という美談にしたいという作者の気持ちが透けて見える気がしました。
特に、かなり後半の、本来は感動を呼ぶだろう場面に近づけば近づくほど、美化したいアピールを強く感じてしまって、その情熱的な勢いと反比例するかのごとく、私の気持ちは冷めてきてしまいました。
人によっては心から感動できる話なんだろうけど、難しいですね。
桜が散ってもAmazon書評・レビュー:桜が散ってもより
4344043898

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