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【小森健太朗】
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ネメシスの哄笑の評価:
4.00/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
小森マニアに贈る自己陶酔メタミステリーの珍作
メタ・フィクションの傑作
一般読者をおいてけぼりの珍作揃いの氏の初期作の中でも特に珍作度が高い一作で、タイトルにもなっている長編ミステリーの作者を巡る謎の連続殺人を描いており、自身や編集者などが実名で登場し、本書の出版元の出版芸術社が舞台となるメタミステリー趣向だ。
特筆すべきは本書発表時点でマイナー出版社から数点作品を出しているだけのマイナー作家であったにも関わらず、メイントリックが小森氏の過去の全著作の内容と氏の作家としての経歴と出自を読者が把握しているという前提で書かれているという究極の自己陶酔メタミステリーである点である。
文中で自分で自分の事を端正な顔立ちと書いているのがギャグなのかマジなのかよく分からない。
この時点で一部の好事家である初期小森ミステリーのマニア以外にはさっぱり面白さが伝わらないという非常に読者を限定した小森マニア向け作品である。
勿論私自身は小森マニアなので、結構楽しませてもらった。
構成は劇中作謎志向の王道とも言える構成を取っており、ミステリーとしてもしっかりとまとまっている。