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(短編集)
拝み屋備忘録 怪談双子宿
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拝み屋備忘録 怪談双子宿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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郷内さんの著書を読むのは3冊目です。 竹書房で書いておられる拝み屋忘備録はこの本が1巻目なんですね。角川ホラー文庫では拝み屋怪談シリーズが発行されていますが、どちらも2018年からスタートしていて、忘備録の方が5か月だけ早いです。たぶん内容は重複していないと思いますが、何か書き分けていらっしゃるのでしょうか? これまで読んだ2冊は短い怪談の合間に長期的に現れる怪異の話がはさまれていて(花嫁の家など)、長期間に渡って郷内さんの体験したことや受けた相談を順に見ていく感じになっていました。そのためどこか長編ぽい感じもあり読み応えがありました。 が、こちらは短い話がほとんどで、量産されている他の実話怪談と似たり寄ったりのものが多く、ああ最初だったからさすがの郷内さんもまだ手探り状態で書いていたのかななどと思ってしまいました。 ただ、その中でも飛びぬけてよかったものがあり、 「ザリガニ神社」子供のふとした考えのなさからザリガニを殺し尽くした、その結果子供に起きたことは・・。 「エケコ人形」人形怪談。怖いです。 「インフェルノ」実際にこんなものが見えたとしたら相当怖い。 「双子宿」連作2編。見える人は大変・・心身消耗してしまいそうです。 「首長竜」夜の湖の描写がまるで文学作品のように美しいだけに最後の気味悪さとの落差がきつい。 「赤い車、断崖、警備員、烙印」最後の4編は郷内さんを訪ねてこられた坂上君の話。 最初のプロローグ部分に郷内さんが書かれていますが、わざと心霊スポットへ行ったり、そこで不敬なことを繰り返していつか”見て”やるぞと思っている人がいるが、そんなことはやるものではない、と。 ”怪異が人を見舞う要因に霊感などという要素は実はたいして重要なものではない。怪異とは暗闇の先で待ち構える事故のようなものである。それは誰の身にも等しく訪れてしまうものなのだ”と警告されています。 最後のこの4編を読めば、おもしろがって不敬なことなどするものではないと痛感させられます。 | ||||
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前半の落ちのない話は物足りなく思いつつも日常の一コマを抜き出したものなら毎回落ちがあるとも限らずそんなものかとも考える。 ちょっと話がずれるが最近TVで世にも奇妙な物語をみたがあれは実話を元にしたフィクションらしいが、この本で出てきた話を世にも奇妙な物語風に作ったら良い感じに怖くて面白い物語になるんじゃないかと思った。 “斯様にして『本物』は世間から人知れず消えて行く”(的な文の)結びには深く納得。確かにそれを体験した本人だったならば抹消処分を考えるだろう。道理で期待してもTVには出てこない、、当たり前か あと心霊スポットにハマってしまった彼の末路は、万が一身の回りにそんな人が出てきたらこの本を読ませようかと思ったような悪い見本の体験談。と、なかなか読みごたえがあったと思います | ||||
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郷内さん御夫婦に襲いかかる双子の霊…怖いのだけど、妖しい魅力も感じてしまいました。ヴィジュアルの詳細をもっと知りたいので、いつか郷内さんにイラストで描いて欲しいです。 | ||||
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面白い!面白い!面白い!面白い!面白い!面白い!面白い!面白い! | ||||
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ざっと数えて、55話。短編が多くて、ピリッと怖い感じ。全編に渡って読みやすく、頭の中に情景が浮かぶ気がしました。 | ||||
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とても綺麗な品物てました。 よかったです。 | ||||
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多少ネタバレになるので気になる人読まないでください。 中編の「警備員」の主人公、心霊スポットオタクが霊現象に興奮する特殊性癖!という設定が非常に新鮮でした。 特に、霊現象そっちのけでビビって止めに入る同行者を罵ったり乱闘になるところなどは爆笑してしまいました。怪談読んで笑えるとは凄いです。 セリフも面白くて。お化けを前にして「今ためらったら俺は一生後悔する」とか。やばいですw このキャラは漫画や映画にしても斬新でうけると思うのですが。「今日から俺は!!」の怪談バージョンみたいです。 作者が拝み屋さんで実話というからには、こんな性癖の人が実在したのでしょうか。 世の中って広いですね! | ||||
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郷内さんの本を人から借りて読みましたが、結局自分でほしくなって購入しました。 それぞれの本が怪談話にとどまらずに、郷内さんの人生の記録や生きざまのような面が感じられ 気に入って、何回も読みたくなり、購入することにしました。 | ||||
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ものすごく怖い、と言うよりは、怪奇を生業にしている人の冷静さや慣れを感じました。脅かしてやろうという欲がないのがいいです。巻末の怪奇現象を探し求めた男性の末路はとても面白かったです。気の毒だけど笑っちゃう。 | ||||
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オチごない分かえってリアルに怖いお話ばかりでした。花嫁の話を知っているだけに、アナザーストーリーも楽しめました。 | ||||
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作者の語彙力が高すぎて、難しい言い回しや表現が多いように私は感じますが、それでも現実の中に潜むゾクっと感を味わうことができて、面白いです^^ | ||||
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不思議な体験の話が、短くたくさん入っています。読みやすいし、ホラーとか好きな人にはオススメできます。 | ||||
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相変わらず、怖いです。今回は、ネタもまた、増えていて、、 夜に一人では読めないですね。。 | ||||
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amazonで予約して購入。新作を毎回楽しみにしています 長編も勿論素晴らしいですが、私は短編のテンポの良さがすきですね | ||||
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郷内さんのファンです。 話が怖いというよりも、言葉の使い方や行間の意味…そこから想像してしまう世界に本当に引き込まれてしまう作家さんです。 郷内さんの本はすぐに買って読みたくなります! | ||||
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郷内さんの怪談本の特徴は、どの作家にもない徹底したリアルさにあると思います。 拝み屋を生業とする彼の元に集まる怪異譚は、他の作家には集めることのできないであろう鮮度の高いものばかりで、言ってしまえばかなりあちらの世界に近い話が多く、読み進めて行くたびに自分の心まであちら側に近づいているような錯覚を思い起こさせます。 待ちに待った最新刊は前作と違い無理して難しい例え・漢字を使用するのを辞めたのでしょうか、かなり読みやすいです。 淡々としながらもしっかりとした情景描写に富み、読み進めて行くうちに脳内で場面が再現されること請け合いです。 また、一話目に怪談本を読んでいるときに遭った怪談を、最後の四話にこちらの想像を絶するおぞましい怪談を持ってくるという配置も個人的にはかなり良かったです。 次作も待ち遠しいです。 | ||||
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拝み屋をされている著者が、これまで色々な方からうかがった不可解な話、 ご自身が体験した怪異などを、ひとつひとつ短くまとめて掲載した、 いわば百物語的な本です。 ぞっとするような怖い話というのはなく、不思議だなあ、 どうしてそんなことが起きるんだろうなあ、と、 オチも説明もつかない不可解なエピソードが多いです。 あまりに突拍子もない怪異談は、ほぼ外部から持ち込まれた話ですが、 流水りんこさんの誰も信じなくていい… でもボクたちは見た!! が好きな人にはたまらない、首をかしげるばかりの話が一杯詰まっています。 著者本人が体験された話は、それよりは濃い体験談になり、 他の方々とは違って、少しだけ長くまとまっている話も。 そして相変わらずの描写力なので、擬音がこれでもかと出てくるし、 豊富な語彙で様子を詳しく書かれているので、 その時の状況はおろか、相手(?)の姿もありありと目に浮かぶよう。 何が怖いって、読めばすらっと想像できてしまう文章力・・これが怖いです。 また、今作は読者に対して戒めの意味もあるかと。 ふつうの読者は読んでも戒めなんて感じないと思います。 でも、心霊スポット巡りをしている人 虫や生き物に殺生している人にはドキッとする話が。 戒めとまではいかなくても、身をつまされるドキッとする話も ちらほらあるのが今作の特徴かもしれません。 1時間半ほどで読み切れる量です。 怖がらせてやろう、いかにもホラーっぽくしようという作為がなく、 わりと事もなげに冷静に怪異と向き合っておられます。 だから、変に過剰な演出がなくて自然で読みやすいです。 実際にご自身が体験していても見えていても、それをむやみに相手に告げない配慮も。 この著者が語る最大の魅力は「信頼できそう」というところだと思います。 | ||||
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郷内さんの短編集なので怖いものがいっぱいあるだろうと思い読み始めましたが、真ん中のページまでさして怖く無かったのですが、以降ほんのり怖い内容が多くさすが郷内さんと唸りました。 怖すぎず、でもほんのり怖い。これが郷内作品 さすがです | ||||
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