夜明けの街で

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

夜明けの街での評価:

3.43/5点 レビュー 314件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.43pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全156件 101〜120 6/8ページ
No.56
(3pt)

もう少し最後の一滴まで絞り出して欲しい

不倫に溺れる中年男の描写はよく書かれていて、自分もこうなってしまったらどうしようと怖かったが、ラストが少し淡白で「あーそう」で終わってしまった。もう少し最後の一滴まで絞り出せたんじゃないかなあ。最近の東野圭吾はラストがあっさりだが、僕はもっとずしりと重いボディーブローを期待している。多くの読者もそうじゃないのか?
夜明けの街で (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.55
(3pt)

もう少し最後の一滴まで絞り出して欲しい

不倫に溺れる中年男の描写はよく書かれていて、自分もこうなってしまったらどうしようと怖かったが、ラストが少し淡白で「あーそう」で終わってしまった。もう少し最後の一滴まで絞り出せたんじゃないかなあ。最近の東野圭吾はラストがあっさりだが、僕はもっとずしりと重いボディーブローを期待している。多くの読者もそうじゃないのか?
夜明けの街で Amazon書評・レビュー: 夜明けの街でより
4048737880
No.54
(3pt)

サザンが好きな人はどうぞ

テーマは「不倫」。
ミステリーの要素もある作品です。
うーん、東野圭吾にしては中途半端で残念(-_-)
2時間ドラマのサスペンスみたいな感じ。
ミステリーとしては弱いように感じました。
まさか自分にもう一度恋のチャンス訪れるなんて思ってなかった既婚者・渡部は
浮かれ気分でどんどん不倫にハマっていく。
とまどいながらも突っ走る既婚男性の心理描写。
男性作家が書いてるからこそ、女性読者はみんな思ったはず。
「あーあ、男って・・・」って!!
浮かれる渡部のバカさと真剣さは女から見てヒジョーに「単純」。
「不倫なんてやめろ」と言いつつも
渡部に協力しちゃう友人たちの姿にもそう感じちゃう(苦笑)
ラストの秋葉のあっけない選択と
有美子の怖さに男性読者たちは震え上がったでしょうね。
これには女性読者として小気味よくはあったけど、
どこかスッキリしないものも残ります。
あっけなく終わった本編・・・。
なんだか拍子抜けするラストでした。
サザンの「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」からイメージを膨らませた作品なのかなぁ。
そういえばこの曲が主題歌だったドラマ「スウィートシーズン」も不倫モノだった。
この本、サザンが好きな人は読んでみたらどうでしょう??
夜明けの街で (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.53
(3pt)

サザンが好きな人はどうぞ

テーマは「不倫」。
ミステリーの要素もある作品です。
うーん、東野圭吾にしては中途半端で残念(-_-)
2時間ドラマのサスペンスみたいな感じ。
ミステリーとしては弱いように感じました。
まさか自分にもう一度恋のチャンス訪れるなんて思ってなかった既婚者・渡部は
浮かれ気分でどんどん不倫にハマっていく。
とまどいながらも突っ走る既婚男性の心理描写。
男性作家が書いてるからこそ、女性読者はみんな思ったはず。
「あーあ、男って・・・」って!!
浮かれる渡部のバカさと真剣さは女から見てヒジョーに「単純」。
「不倫なんてやめろ」と言いつつも
渡部に協力しちゃう友人たちの姿にもそう感じちゃう(苦笑)
ラストの秋葉のあっけない選択と
有美子の怖さに男性読者たちは震え上がったでしょうね。
これには女性読者として小気味よくはあったけど、
どこかスッキリしないものも残ります。
あっけなく終わった本編・・・。
なんだか拍子抜けするラストでした。
サザンの「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」からイメージを膨らませた作品なのかなぁ。
そういえばこの曲が主題歌だったドラマ「スウィートシーズン」も不倫モノだった。
この本、サザンが好きな人は読んでみたらどうでしょう??
夜明けの街で Amazon書評・レビュー: 夜明けの街でより
4048737880
No.52
(3pt)

普通の人が不倫をするとき・・

 帯を見たときから「不倫物」というイメージで読み始めました。
男性側の心情が淡々と書かれていて、一般的な「不倫=ドロドロ」という感じが全然しない。
それどころか、スマートな、きれいなイメージに描かれている。
そして不倫の話だけで終わるのかと思ったら、ちゃんと最後のほうでは謎解きが・・。
やっぱり東野さんは、ただでは終わらないのですね。
今まで読んだ東野圭吾さんの作品とは、ちょっと違ったイメージ。
普通の人が不倫をするって、こういうきっかけから、こんな風になっていくんだ・・なんて思ってしまいました。
『不倫するやつなんて馬鹿だと思っていた』『でも、どうしょうもない時もある』
この言葉は、自分の中で、ちょっとブームになりそうな予感・・。
夜明けの街で (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.51
(3pt)

普通の人が不倫をするとき・・

 帯を見たときから「不倫物」というイメージで読み始めました。
男性側の心情が淡々と書かれていて、一般的な「不倫=ドロドロ」という感じが全然しない。
それどころか、スマートな、きれいなイメージに描かれている。
そして不倫の話だけで終わるのかと思ったら、ちゃんと最後のほうでは謎解きが・・。
やっぱり東野さんは、ただでは終わらないのですね。
今まで読んだ東野圭吾さんの作品とは、ちょっと違ったイメージ。
普通の人が不倫をするって、こういうきっかけから、こんな風になっていくんだ・・なんて思ってしまいました。
『不倫するやつなんて馬鹿だと思っていた』『でも、どうしょうもない時もある』
この言葉は、自分の中で、ちょっとブームになりそうな予感・・。
夜明けの街で Amazon書評・レビュー: 夜明けの街でより
4048737880
No.50
(3pt)

ゆるーい不倫ミステリー

この小説はゆるーいミステリーの形を借りた男性視点からの不倫小説である、
と私は結論付けた。よってミステリーとして読むとやや不満が残るのだが、
男女の心理の駆け引きや休日のデートの為の涙ぐましい奮闘ぶりを堪能する
ことは出来る。なんといっても東野圭吾の作品だから「大はずれ」は無い
のだ。
不倫する男なんてバカだ、と言っていた主人公が不倫の恋に溺れていく過程に
不思議と嫌悪感が無く、不倫相手の秋葉のキャラクターも謎めいている割には同じ女性と
して同感できる部分が多い。バッティングセンターでの姿などは可愛いと思うし
引き際の見事さは拍手したい位だ。そして最後の最後に明かされる主人公の妻
の秘密。これで東野さんは女性を敵に回す事は回避出来た。
但し友人の不倫告白である最終章はどう見ても蛇足だ。加えるべきでは無かった。
夜明けの街で (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.49
(3pt)

ゆるーい不倫ミステリー

この小説はゆるーいミステリーの形を借りた男性視点からの不倫小説である、
と私は結論付けた。よってミステリーとして読むとやや不満が残るのだが、
男女の心理の駆け引きや休日のデートの為の涙ぐましい奮闘ぶりを堪能する
ことは出来る。なんといっても東野圭吾の作品だから「大はずれ」は無い
のだ。
不倫する男なんてバカだ、と言っていた主人公が不倫の恋に溺れていく過程に
不思議と嫌悪感が無く、不倫相手の秋葉のキャラクターも謎めいている割には同じ女性と
して同感できる部分が多い。バッティングセンターでの姿などは可愛いと思うし
引き際の見事さは拍手したい位だ。そして最後の最後に明かされる主人公の妻
の秘密。これで東野さんは女性を敵に回す事は回避出来た。
但し友人の不倫告白である最終章はどう見ても蛇足だ。加えるべきでは無かった。
夜明けの街で Amazon書評・レビュー: 夜明けの街でより
4048737880
No.48
(3pt)

オトコの生態描写ですね

主人公は派遣社員と突然恋に陥った。
「不倫なんて、馬鹿な男がするものだ」と思っていた主人公が、どんどん派遣社員に惹かれてゆく。家庭より、恋に重きを置いたとき、相手の過去に「殺人」が見え隠れする。自分にとって大切なものは何なのか。そして、信じていた相手が全てを明かすとき、主人公の目に冷静な思いが見えてくる。
それほど多くの東野作品を読んでいるわけではないですが、この作品は残念に思いましたね。
ミステリーではなく、人間模様的な要素が大きかったから。確かに、心情描写や、このシーンでこの一言、といった上手さはさすがだと思いましたが。
東野作品のスピード感はあまりなく、淡々としたスローテンポで綴っています。不倫オトコの辛さと、女性という演技者を。
夜明けの街で (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.47
(3pt)

オトコの生態描写ですね

主人公は派遣社員と突然恋に陥った。
「不倫なんて、馬鹿な男がするものだ」と思っていた主人公が、どんどん派遣社員に惹かれてゆく。家庭より、恋に重きを置いたとき、相手の過去に「殺人」が見え隠れする。自分にとって大切なものは何なのか。そして、信じていた相手が全てを明かすとき、主人公の目に冷静な思いが見えてくる。
それほど多くの東野作品を読んでいるわけではないですが、この作品は残念に思いましたね。
ミステリーではなく、人間模様的な要素が大きかったから。確かに、心情描写や、このシーンでこの一言、といった上手さはさすがだと思いましたが。
東野作品のスピード感はあまりなく、淡々としたスローテンポで綴っています。不倫オトコの辛さと、女性という演技者を。
夜明けの街で Amazon書評・レビュー: 夜明けの街でより
4048737880
No.46
(3pt)

殺人事件とからませずに進んでほしかった。

 前半、主人公が女性に弾かれて行く様は、どきどきしながら読みました。心理描写が卓越で、まるでサスペンスのようです。やはりミステリー作家ということで、なにか「落ち」みたいなものが必要になるのでしょうか。この「落ち」「しかけ」のために、せっかくの人物描写が浅はかになってしまったような気がします。あのままサスペンス風味の心理小説でずっといけばよかったのに。殺人事件とのからみはかえって陳腐でした。
夜明けの街で (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.45
(3pt)

殺人事件とからませずに進んでほしかった。

 前半、主人公が女性に弾かれて行く様は、どきどきしながら読みました。心理描写が卓越で、まるでサスペンスのようです。やはりミステリー作家ということで、なにか「落ち」みたいなものが必要になるのでしょうか。この「落ち」「しかけ」のために、せっかくの人物描写が浅はかになってしまったような気がします。あのままサスペンス風味の心理小説でずっといけばよかったのに。殺人事件とのからみはかえって陳腐でした。
夜明けの街で Amazon書評・レビュー: 夜明けの街でより
4048737880
No.44
(3pt)

分かれる評価

★男性と女性、期待した人とフラットに読んだ人、東野圭吾を初めて読んだ人と「容疑者Xの献身」なんかを読んでいる人、推理小説と思った人と恋愛小説と思った人、不倫をした人としたい人で、評価は分かれるかもしれない。
★幸福な家庭で起きた殺人事件。まもなく時効を迎える僕はその容疑者と不倫の恋に堕ちた――。この恋はどこまで続くのだろうか。・・・・・緊迫のカウントダウン。衝撃のラストシーン。著者渾身の最新長編小説。
★評価する人も、そうでない人も、角川書店の渾身のコマーシャルには少ししらけた気分だろう。
★よかったのは、番外編。想定内の話であるが、主人公渡部の友人である新谷の経験談。これを読んで、どうして新谷が渡部に、仲西秋葉との交際を止めるよう忠告した理由が判る。
夜明けの街で (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.43
(3pt)

分かれる評価

★男性と女性、期待した人とフラットに読んだ人、東野圭吾を初めて読んだ人と「容疑者Xの献身」なんかを読んでいる人、推理小説と思った人と恋愛小説と思った人、不倫をした人としたい人で、評価は分かれるかもしれない。
★幸福な家庭で起きた殺人事件。まもなく時効を迎える僕はその容疑者と不倫の恋に堕ちた――。この恋はどこまで続くのだろうか。・・・・・緊迫のカウントダウン。衝撃のラストシーン。著者渾身の最新長編小説。
★評価する人も、そうでない人も、角川書店の渾身のコマーシャルには少ししらけた気分だろう。
★よかったのは、番外編。想定内の話であるが、主人公渡部の友人である新谷の経験談。これを読んで、どうして新谷が渡部に、仲西秋葉との交際を止めるよう忠告した理由が判る。
夜明けの街で Amazon書評・レビュー: 夜明けの街でより
4048737880
No.42
(3pt)

不倫に色を添えてみました

不倫するヤツなんて馬鹿だと思っていた主人公が、ひょんな事から派遣社員と不倫の道に…(よくある話です)。しかし、彼女は、自宅で起きた殺人事件の容疑者だった(めったに無い話)。
時効成立の日に彼女は、すべてを明かすと言うが…。
馬鹿だと言っている男が、どんな理由で不倫をするのかと思ったら、よくある展開でした。
ストーリー展開は、流石です。ミステリーというよりは、主人公達の不倫関係がどうなるかの方が興味のあるところ。
東野さんも経験者?と思わせるくらい、よく分かってらっしゃる。
番外編がありますが、不倫中の方、予備軍の殿方、くれぐれも相手選びは慎重に!
夜明けの街で (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.41
(3pt)

不倫に色を添えてみました

不倫するヤツなんて馬鹿だと思っていた主人公が、ひょんな事から派遣社員と不倫の道に…(よくある話です)。しかし、彼女は、自宅で起きた殺人事件の容疑者だった(めったに無い話)。
時効成立の日に彼女は、すべてを明かすと言うが…。
馬鹿だと言っている男が、どんな理由で不倫をするのかと思ったら、よくある展開でした。
ストーリー展開は、流石です。ミステリーというよりは、主人公達の不倫関係がどうなるかの方が興味のあるところ。
東野さんも経験者?と思わせるくらい、よく分かってらっしゃる。
番外編がありますが、不倫中の方、予備軍の殿方、くれぐれも相手選びは慎重に!
夜明けの街で Amazon書評・レビュー: 夜明けの街でより
4048737880
No.40
(3pt)

読みやすい。面白い。――しかし、それだけ。

まさにエンタメ的ではある。
が、私は思うのだ。「不倫」をテーマにしていて「最高傑作」と評される今作が、気持ちの良いドライブのような軽快な文章運びのまま、
なんの感慨も読者に与えず「読み終わった、まあ面白かった」で本を閉じさせて良いのか、と。
主人公のドキドキ感は良い。が、同時に多数の読者は思うのではないか?
『しかし最後に主人公は不幸になるのだ。そうでなければ(ほかならぬ読者の自分が)やるせない』
と。私はそう感じた。そして、作者自身も読者がそう思うと考えているのではないか。(それは短編で類推できる)
ロマンスに痛みはいらない。結局のところ、(読者が憑依した)主人公は何も失わない。
実にエンタメ的である。憑依できれば楽しめる、出来なければ腹が立つだろう。
本編についてネタバレは避けるが、もう少し時間をかけて練られたら良い作品になっていただろうと思うと残念でやれない。
閑話休題、最初の話に戻そう。
このキャッチコピーを作った方がもし本当に『東野圭吾最高傑作』と思われているとしたら、私は根本的にその方と感性が合わない。
夜明けの街で (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.39
(3pt)

読みやすい。面白い。――しかし、それだけ。

まさにエンタメ的ではある。
が、私は思うのだ。「不倫」をテーマにしていて「最高傑作」と評される今作が、気持ちの良いドライブのような軽快な文章運びのまま、
なんの感慨も読者に与えず「読み終わった、まあ面白かった」で本を閉じさせて良いのか、と。
主人公のドキドキ感は良い。が、同時に多数の読者は思うのではないか?
『しかし最後に主人公は不幸になるのだ。そうでなければ(ほかならぬ読者の自分が)やるせない』
と。私はそう感じた。そして、作者自身も読者がそう思うと考えているのではないか。(それは短編で類推できる)
ロマンスに痛みはいらない。結局のところ、(読者が憑依した)主人公は何も失わない。
実にエンタメ的である。憑依できれば楽しめる、出来なければ腹が立つだろう。
本編についてネタバレは避けるが、もう少し時間をかけて練られたら良い作品になっていただろうと思うと残念でやれない。
閑話休題、最初の話に戻そう。
このキャッチコピーを作った方がもし本当に『東野圭吾最高傑作』と思われているとしたら、私は根本的にその方と感性が合わない。
夜明けの街で Amazon書評・レビュー: 夜明けの街でより
4048737880
No.38
(3pt)

白夜行をもう一度

東野さん、やはり「白夜行」は素晴らしかった。あのような作品を人生に1冊でも書けただけで作家冥利につきるということなのでしょう。しかし私達読者は、一度ああいうものを読んでしまうとあのレベルを常に求めてしまうのです。私は直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」にも満足したとは言えません。ましてや「赤い指」などは…。「使命と魂のリミット」はまだあなたらしいところが感じられる作品でしたが。そしてこの作品。あなたがこういう題材に手を出すのは初めてですね。しかし古今東西「許されざる恋」というのは、あらゆる作家が取り上げ、純文学作品から流行りもののライトノベルまでたくさん世に出ています。安易に手を出すべきではありませんでしたね。お得意のミステリーの味付け程度に取り上げるなら良かったのですが、だんだん疲労してゆく心理描写にページをさきすぎましたね。ラストの種明かしはあなたらしくて良かったですけど、3分の2はただの不倫恋愛小説。この手のものは巷に溢れているのです。ここの部分できちんと読ませるものでないと、この題材にここまでページをさく意味がありません。私達は不倫中の友達の酔ったうえの「述懐話」を、ただ書き取っただけのようなものにお金を出したくありません。「白夜行」をもう一度!あのような気迫のあるものをもう一度私達に読ませて下さい。私達は待っていますよ。
夜明けの街で (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.37
(3pt)

白夜行をもう一度

東野さん、やはり「白夜行」は素晴らしかった。あのような作品を人生に1冊でも書けただけで作家冥利につきるということなのでしょう。しかし私達読者は、一度ああいうものを読んでしまうとあのレベルを常に求めてしまうのです。私は直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」にも満足したとは言えません。ましてや「赤い指」などは…。「使命と魂のリミット」はまだあなたらしいところが感じられる作品でしたが。そしてこの作品。あなたがこういう題材に手を出すのは初めてですね。しかし古今東西「許されざる恋」というのは、あらゆる作家が取り上げ、純文学作品から流行りもののライトノベルまでたくさん世に出ています。安易に手を出すべきではありませんでしたね。お得意のミステリーの味付け程度に取り上げるなら良かったのですが、だんだん疲労してゆく心理描写にページをさきすぎましたね。ラストの種明かしはあなたらしくて良かったですけど、3分の2はただの不倫恋愛小説。この手のものは巷に溢れているのです。ここの部分できちんと読ませるものでないと、この題材にここまでページをさく意味がありません。私達は不倫中の友達の酔ったうえの「述懐話」を、ただ書き取っただけのようなものにお金を出したくありません。「白夜行」をもう一度!あのような気迫のあるものをもう一度私達に読ませて下さい。私達は待っていますよ。
夜明けの街で Amazon書評・レビュー: 夜明けの街でより
4048737880