時生 トキオ

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時生 トキオの評価:

4.17/5点 レビュー 259件。 A ランク

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平均点4.17pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全224件 141〜160 8/12ページ
No.84
(5pt)

事故の前にちょっとしたことがあって

著者の作品群の中でも、私の特に好きな作品です。
物語は多分にファンタジックですが、トキオの言動や行動には、いちいち味があります。
本書521ページで、麗子が「事故の前にちょっとしたことがあって、それで(以下略)」と語りますが、
これは、トキオのある行動を指しているのだなと思って読み進むと、終章で、その内容が詳しく語られます。
拓実は、人間としては良い人物ですが、社会人としてはダメな奴でした。
トキオは、そんな拓実を変えるために現れた、ある意味、救世主の様な存在でしょう。
当然、未来は変えられないのなら、産む事になり、そして、、、。
拓実は、トキオと巡り会えて、本当に幸せ者です。
それから、麗子とも。
結果は悲劇的ですが、ある意味、この難病を、親子で克服したとも言えますね。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.83
(4pt)

親子の関係

主人公は拓実。彼の息子が難病により意識不明になったとき、彼は妻にある経験を語る。トキオと呼ばれる不思議な青年との体験について。それは、二人のルーツを知る出来事でもある。21世紀の私たちから見れば、ちょっとノスタルジックな雰囲気を醸し出しながら物語は展開してゆく。拓実の元恋人がトラブルに巻き込まれ、それを中心に物語は進む。と同時に、拓実の両親のこともだんだん分かってくる。そして、すべてが終わった時、私たちの心は、ほんのり暖かくなっているだろう。すこしだけ、プラスの言葉を信じられるようになっているかもしれない。
親子がこの小説の中心となるテーマである。この物語に出てくる親子関係は、決してベストと言えるようなものではない。それどころか、ちょっと見ただけでは、悪いほうの見本と言ってもよい。しかし、どんなにこじれていても、やはり親子のきずなは切ることができない。親の本当の思いを知った時、拓実がどう変わるか―それは、読んでからのお楽しみ。私は、この本を読んで、弁護士の大平光代さんを思い出した(小説の中に、大平さんを思い起こさせるような女性が出てくる)。彼女は10代で非行に走り、ついにはヤクザと結婚までしてしまう。当然、親子関係はいいはずもなく、絶縁状態だったようだ。しかし、彼女が立ち直り、まともな人生を歩み始めたとき、両親は彼女を許すのである。詳しくは書かれていないが、そこからは、親の愛の偉大さを感じずにはいられない。個食や、携帯の普及などで家族の孤立化が進み、一番大事で基本的な家族関係が変容しつつある今、この小説は私たちが失ったなにかを取り戻させてくれることだろう。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.82
(5pt)

素直なお話

なんてことのない舞台設定だからこそ筆力が問われる。
純真な叫びを、純粋に伝えるために細かいテクニックを用いず、
簡潔な文章で綴られている。
最高の読後感。
心に残る時生のセリフ
「好きな人が生きていると確信できれば、死の直前まで夢を見られるってことなんだよ。
あんたのお父さんにとっておかあさんは未来だったんだ。
人間はどんな時でも未来を感じられるんだよ。どんなに短い人生でも、
たとえほんの一瞬であっても、生きているという実感さえあれば未来はあるんだよ。
あんたにいっておく。明日だけが未来じゃないんだ。それは心の中にある。
それさえあれば人は幸せになれる。それを教えられたから、あんたのおかあさんは
あんたを生んだんだ。それをなんだ。あんたはなんだ。文句ばっかりいって、
自分で何かを勝ち取ろうともしない。あんたが未来を感じられないのは誰のせいでもない、
あんたのせいだ。あんたが馬鹿だからだ」
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.81
(4pt)

面白いけど

面白いけど、やっぱり小説だなと思った。
百歩譲ってお父さんの若い頃に来ることができたとしても、あんな複雑な事件に巻き込まれるなんてことはないだろう。
星4つにしたのは、若い頃の拓実さんが好きじゃないからです。
すぐ切れて暴言は吐くわ、暴力は奮うわ、読んでてイライラしました。
トキオ Amazon書評・レビュー: トキオより
4062113279
No.80
(5pt)

心の奥底まで響きます

東野圭吾ファンです。時を越えて人と人が触れ合うストーリー展開に、東野圭吾ワールドが炸裂しています。読み終えた後、人に勧めたくなる1冊です。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.79
(4pt)

夏に

ファンタジー。物語は20年前の父、拓実が23歳の時だ。花やしきで二人は遭遇。息子の時生と父の拓実がだ。だが拓実は結婚すらしていないし、時生は20前後だ。時雄は20年前からやってきた。拓実はどーしょうもない男で短気で、ビンボー、職無しだ。恋人の千鶴に紹介された警備員の面接も遅刻して、怒れ、逆上。その後パチンコ。拓実が家にいってみたら書置きがあった。ただの家出とはなーんか違うぞ。なにか闇の香りが残り香が。そして時生と拓実は千鶴達を探すことに。その中で、実母、実父に会うよう時生に進められる拓実だったが、なかなか落ちない。しかしいろいろな出来事の中で時生という少年と接していくことで、拓実の心もすこーしずつではあるが、微妙に変化していく。ちょっと想像していた物語展開とは違ったものの、スリリング、ハードボイルド、感動と、いい塩梅にバランスがとれている。時生という少年がしてきたこと、時生という少年が拓実達に齎したもの。ラスト30ページは、はほんとうに感動してしまいました。
ファンタジーといいますが私はこのようなことが実際起こっていても何ら不思議ではないとおもいます。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.78
(4pt)

親と子の繋がりを感じる一冊

グレゴリウス症候群なる不治の病を患う息子・時生(トキオ)。そんな時生に最期が訪れつつあるときに、主人公・宮本拓実は、妻・麗子に「過去に時生と会った…」と言い、その想い出を語り始める…という物語である。少々、非現実的な物語ではあるが、感動的な物語である。思わず、涙しそうな場面もちらほらある。
また、登場人物の一人ひとりのキャラクタが文面からよく分かるのが良い。時生と出遭った当初の主人公・宮本拓実のいい加減な性格。しかし、時生と過ごすうちに徐々に、真面目な性格に変わっていく。主人公・宮本拓実が、時生と出遭い変わっていく様子は、本書の見所の一つであろう。
文庫サイズで500ページ強と少々長い物語であるが、飽きさせない面白さがある。お勧めの一冊である。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.77
(5pt)

「人」が生きる意味を東野圭吾が教えてくれた。

読み始めたら、一気にその世界観に引き込まれる一冊。
この感動は手紙以来。
すばらしい!!
物語は今の自分がいるのは過去にであった息子「時生」の存在があったから。
たとえ少ししか生きられなくても幸せだったと思う。
そんな感動をこの本は与えてくれます。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.76
(4pt)

おもしろかったです。

 高校生の長男に薦められて読んでみました。
 父親と息子との関係が、暖かく、切なく書かれていて、しかもミステリーとしてもいろいろな伏線が張られています。重松清氏の『流星ワゴン』を何故か思い起こしてしまいました。親と子が同じような年齢で同時代を生きる、というSF的な発想がとてもおもしろく感じました。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.75
(5pt)

東野版バックトゥーザフューチャー

 グレゴリウス症候群という難病で死に瀕した愛息の枕元で20数年前の不思議な出来事を妻に告白し始める宮本拓実。
 大口を叩くばかりで何一つものにならず,仕事も恋人も失いながら,それでも将来を見出せないでいた拓実の前に現れた「トキオ」と名乗る謎の少年。浅草〜名古屋〜大阪と「トキオ」に導かれながらの感動的な成長物語。
 「どんなに短い人生でも,たとえほんの一瞬であっても,生きているという実感さえあれば未来はあるんだよ」。病床の息子と重なり合うこの科白。
 子に導かれる父親の成長物語という,まさに東野圭吾版「バックトゥーザフューチャー」ともいうべき快作。物語の奥深さを見事に描き出している。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.74
(4pt)

悲劇の果てに、さわやかな読後感が印象的

最愛の息子”時生(トキオ)”が重病の末、命をつきようとする場面で物語は始まる。息子が最期を迎えようとする中、トキオの父、拓美は妻に、実は20数年前に息子に会ったことがあることを告げる・・・
80年代前半、不幸な境遇から人生を投げていた若かりし頃の拓美の前に、トキオは現れる。トキオは、やけっぱちの拓美を叱咤激励し、姿を消した拓美の恋人を探すのを手伝い、奇妙な二人の捜索行が始まる・・。
ドラえもんを例に引くまでもなく、ある意味ありふれたタイムスリップもののストーリーが東野圭吾の手にかかれば感動ストーリーになるという、著者のストーリーテリングぶり面目躍如たる作品。
エピローグ、全てを語り終えた夫に、妻が告げた事実が感動に追い打ちをかける。はたまた、ラストシーン、まさに旅立とうとしている息子に拓美が告げるセリフが泣かせる!
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.73
(5pt)

思い出の本

今年、精神的にひどくつらい時期に読んだこの本は、僕自身の心を温めてくれました。そこには「どんなことがあっても人生には希望があって、感動があるのだ」ということ。この本を読んだときささくれ立った気持ちがすごく和らぎました。それからはドラマになったDVDも見て、この作品のとりこです。原作もドラマも作品を彩る主人公たちを心から好きになり、自分も作品の中に入って笑い、泣いていました。作品の中にいる…それは読者にとっては本当に天からの贈り物のような時間で、その人自身にとってそういう一冊はとても大切だと思います。僕にとってこの「時生」はそんな一冊になりました。この本にめぐり合えてよかったと心から思います。ありがとうございました。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.72
(4pt)

読み終えて墓参りに行きたくなる様な小説

自分の生命の存在に感謝できない男

自分の生命の存在に恩返ししたい男

奇妙な友情?冒険ものがたり。
PS●僕の生命も誰かに見守られてるのかなあ。
生命のつながり、生命の有り難みを、呼び起こす本だ。
勝手にそのつながりを絶っちゃあ、いけないよ。
生命は自分ひとりだけのものじゃない、
連綿と受け継がれていくのだ。…未来へ。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.71
(4pt)

なんとなくほっとする,気持ちのいい読後感

不治の病で死を迎えつつある息子「時生(トキオ)」を前に,父が母に「昔,トキオにあったことがある」と独白します。
時代は20年ほどさかのぼり,若かりし父に,息子「トキオ」が未来から会いに来るところに場面が移り,話が始まる訳です。あとはお楽しみ。ラストの父の一言が秀逸。
プロット,ストーリー,作品のメッセージ,どれを取っても高評価できます。
「涙を流すほどの感動」とはいかないけれども,なんとなくほっとする,気持ちのいい読後感です。
お勧めです。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.70
(5pt)

親子

不治の病を患う息子からの話が始まった時は重苦しい内容だと思いましたが
トキオが拓実に出会ったからの ストーリーはを読んでいて 自分の欠点を見せない
父親より 拓実みたいな面を持った父親も良いかなて思いました。
この本を 読み終えた後 息子と二人で旅がしたくなりました。
来年はトライしてみるかな?
東野圭吾の作品て 何時も感動をプレゼントしてくれますね。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.69
(4pt)

いろいろと考えさせられる部分がある物語

以前NHKのドラマで見ていたのですが、原作を読んでみました。
ドラマはかなり原作に忠実に作られていて、原作を読んでの新たな発見はありませんでしたが、十分楽しんで読むことができました。
不治の病の息子が、時空を超えて父親に会いに来る...というSF的な入りからストーリーが展開されますが、内容的にはSF的ではないと思います。
死を目の前にした人の心理が描かれていたり、いろいろと考えさせられる部分があります。
私は、東野氏の、こういう推理小説でない作品もなかなか好きです。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.68
(4pt)

涙を流さずに<泣ける>タイプの本

たぶん、<泣き>を目的に読むと失敗します。
号泣、涙が止まらない、激しく感情を揺さぶられる・・・そういったとてつもないドラマが隠されているわけではないし、大どんでん返しの不意打ちで泣かされるわけではない。
これは普通ならばあり得ないSF的な設定の中で、父と子の親子のきずなが、心に少しずつしみ込んできて、心が温かくなるような本です。
読む人によって、親の立場、あるいは子の立場と、いろんな共感の仕方があると思いますが、本のどこかで、涙は出なくても思わずじーんときて、本を伏せて少し考え込む。
そんな本だと思います。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.67
(5pt)

切ないけど、スゴク感動☆今でも、大好きな作品!!

この作品は、NHKのドラマで放送されたお話です。私にとっては、ドラマも原作本も、どちらも最高でした。
一人の男が「彼」との出会いによって成長していくのですが、ものすごく親子愛が感じられると思います。特にクライマックスは泣かずにはいられない作品。
読み終わった頃には、身体中が震えてしまうくらいです!また読みたくなってしまう、そんな物語です。
この1冊から、大切な事を教くれました。皆さんにも、何度も読みかえして欲しい。一番、大好きになりました!
読み手もきっと共感するはず!是非読んでもらいたい作品ですね。
トキオ Amazon書評・レビュー: トキオより
4062113279
No.66
(5pt)

優しい少年

ミステリー以外の東野さんの作品を初めて読みました。若りし頃の拓実とトキオの出会い。読者にはトキオは息子だと分かっていて、でも拓実には「なんだこいつは」的なところはもどかしかった(まぁ当たり前ですが^^;)。終盤はどんどん切なくなりました。トキオの運命をしっているだけに、言葉ひとつひとつが心に響きました。
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666
No.65
(4pt)

時生っていい奴やなぁ。

時生がたくみに涙ながらに、“明日だけが未来じゃない”ことを
訴えかけるシーンは感動しました。
死と向かい合ったとき、あるいはもうすぐ死ぬと感じた時、
人は未来を感じれるのか。
愛する人が無事生きていればそれでいいんだと思えるのか。
そのシーンで一旦本を読むのをやめて、
「自分だったらどうやろ…」とそんなことばかり考えてしまいました。
いや、考えさせてくれてむしろ感謝してます。
そういう意味では「あー読んでよかった」と思える本です。
ただストーリー的にはちょっと詰め込みすぎの感があったかな。
あとタクミのキレどころに「ぇえ?!」と思うこともしばしば・・・^^;
時生 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 時生 (講談社文庫)より
4062751666