私が彼を殺した

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私が彼を殺したの評価:

3.81/5点 レビュー 118件。 B ランク

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平均点3.81pt

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全48件 41〜48 3/3ページ
No.8
(3pt)

加賀刑事にはもっと早く犯人がわかっていたはず

 『どちらかが彼女を殺した』に続く、東野圭吾の「犯人当て小説」第2弾。
 今度は容疑者が3人になり、事件の背景もずっと複雑、難易度はぐっと上がっている。
 しかし、小説としての完成度は今一つか。
 第一に、被害者が殺されて当然の悪人で、犯人を突き止めることが単純に正義とも言えず、「犯人当て」をするエネルギーがあまり沸いてこない。
 第二に、事件の背景は複雑なのに、加賀刑事が「犯人はあなたです」と言ったところで終わってしまい、物語としての結末がついていない。せめて、後日談(被害者の婚約者・美和子と加賀刑事が、後で語り合う場面とか)くらいはあってもよかった。
 ただ、初出時(雑誌掲載時)とは犯人が変わっているそうで、本になった後の犯人の方が、話として救いはあると思うけれど。
 「犯人当て」については、袋綴じの解説で一応は納得。ただ、既に多くの人がネット上でも指摘しているように、疑問は残るけどね。
 私の意見を補足すれば、加賀刑事は最後に〇〇を切り札にするが、その問題に気づいたのはもっと前だろう(専門家にも調べてもらったはずだし)。その時点で、加賀刑事は犯行のトリックを見抜いて、犯人がわかっていたはずである。そのトリックを実行可能な容疑者は一人だけだから。
 もう一つ個人的な意見を言えば、題名の「私」は、ストレートに犯人のことではない。容疑者3人は、自分のことを「僕」「俺」「あたし」と言っているしね。
 「私」とは、一義的には被害者の婚約者・美和子だろう。彼女が自分の「ある想い」と訣別しようとしたことが、巡り巡って殺人事件につながった、その意味で、彼女が「私が彼を殺した」と思った、ということではないかな。
 もちろん、犯人が「自分が彼を殺した」、という一種の達成感を示してもいるのだろうけど。そういう二重の意味のある題名だと思う。
私が彼を殺した (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 私が彼を殺した (講談社ノベルス)より
406182046X
No.7
(3pt)

加賀刑事にはもっと早く犯人がわかっていたはず

 『どちらかが彼女を殺した』に続く、東野圭吾の「犯人当て小説」第2弾。
 今度は容疑者が3人になり、事件の背景もずっと複雑、難易度はぐっと上がっている。
 しかし、小説としての完成度は今一つか。
 第一に、被害者が殺されて当然の悪人で、犯人を突き止めることが単純に正義とも言えず、「犯人当て」をするエネルギーがあまり沸いてこない。
 第二に、事件の背景は複雑なのに、加賀刑事が「犯人はあなたです」と言ったところで終わってしまい、物語としての結末がついていない。せめて、後日談(被害者の婚約者・美和子と加賀刑事が、後で語り合う場面とか)くらいはあってもよかった。
 ただ、初出時(雑誌掲載時)とは犯人が変わっているそうで、本になった後の犯人の方が、話として救いはあると思うけれど。
 「犯人当て」については、袋綴じの解説で一応は納得。ただ、既に多くの人がネット上でも指摘しているように、疑問は残るけどね。
 私の意見を補足すれば、加賀刑事は最後に〇〇を切り札にするが、その問題に気づいたのはもっと前だろう(専門家にも調べてもらったはずだし)。その時点で、加賀刑事は犯行のトリックを見抜いて、犯人がわかっていたはずである。そのトリックを実行可能な容疑者は一人だけだから。
 もう一つ個人的な意見を言えば、題名の「私」は、ストレートに犯人のことではない。容疑者3人は、自分のことを「僕」「俺」「あたし」と言っているしね。
 「私」とは、一義的には被害者の婚約者・美和子だろう。彼女が自分の「ある想い」と訣別しようとしたことが、巡り巡って殺人事件につながった、その意味で、彼女が「私が彼を殺した」と思った、ということではないかな。
 もちろん、犯人が「自分が彼を殺した」、という一種の達成感を示してもいるのだろうけど。そういう二重の意味のある題名だと思う。
私が彼を殺した (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 私が彼を殺した (講談社文庫)より
4062733854
No.6
(3pt)

明るく読みやすい推理ゲーム

「犯人はあなたです!」という刑事のセリフで終わるこの小説では真犯人は明らかにされない(巻末袋とじでヒントは示される)。心配はご無用。設定は単純、容疑者も3人しか(!) いないし、凝ったトリックやアリバイ工作があるわけではなく、丹念に読めば犯人も明らかになる寸法。親切だ。人物造形は明快、3人の登場人物が1章ごとに一人称で物語をつづっていく形式は凝っているが、文章は手慣れたもので読みやすい。昨今流行の重く暗い社会派のミステリやリアル系警察小説などにはない明るさ(殺人事件の手前、不謹慎ではあるが)は、赤川次郎のミステリをちょっと連想させた。東野圭吾作品の多彩さをあらわす一佳作。
私が彼を殺した (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 私が彼を殺した (講談社ノベルス)より
406182046X
No.5
(3pt)

明るく読みやすい推理ゲーム

「犯人はあなたです!」という刑事のセリフで終わるこの小説では真犯人は明らかにされない(巻末袋とじでヒントは示される)。心配はご無用。設定は単純、容疑者も3人しか(!) いないし、凝ったトリックやアリバイ工作があるわけではなく、丹念に読めば犯人も明らかになる寸法。親切だ。人物造形は明快、3人の登場人物が1章ごとに一人称で物語をつづっていく形式は凝っているが、文章は手慣れたもので読みやすい。昨今流行の重く暗い社会派のミステリやリアル系警察小説などにはない明るさ(殺人事件の手前、不謹慎ではあるが)は、赤川次郎のミステリをちょっと連想させた。東野圭吾作品の多彩さをあらわす一佳作。
私が彼を殺した (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 私が彼を殺した (講談社文庫)より
4062733854
No.4
(3pt)

一気に読ませるが、謎解きは物足りない

 読み始めたら一気に読んでしまった。3人の容疑者の独白を交互に繰り返すという構成が非常に効果的な作品だ。 ただ、「売り」のはずの謎解きはちょっと物足らない。最後の最後に明かされる証拠によって3人の容疑者が1人に絞られるのだが、ヒントの与え方があからさま過ぎてすぐに犯人がわかってしまう。物語の展開が面白かっただけに大変残念だ。
私が彼を殺した (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 私が彼を殺した (講談社ノベルス)より
406182046X
No.3
(3pt)

一気に読ませるが、謎解きは物足りない

 読み始めたら一気に読んでしまった。3人の容疑者の独白を交互に繰り返すという構成が非常に効果的な作品だ。 ただ、「売り」のはずの謎解きはちょっと物足らない。最後の最後に明かされる証拠によって3人の容疑者が1人に絞られるのだが、ヒントの与え方があからさま過ぎてすぐに犯人がわかってしまう。物語の展開が面白かっただけに大変残念だ。
私が彼を殺した (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 私が彼を殺した (講談社文庫)より
4062733854
No.2
(3pt)

さっぱりわからない

犯人が誰なのかさっぱりわかりません。どのサイトにいっても同じ事が書いてあります。かくいう僕自身もそのサイトに書いてあることと同じ推理をしたのですが、ある欠点があるように思われます。東野圭吾氏に答えを聞きたい。本当に欠点のない推理が成り立つのかどうかを。
私が彼を殺した (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 私が彼を殺した (講談社ノベルス)より
406182046X
No.1
(3pt)

さっぱりわからない

犯人が誰なのかさっぱりわかりません。どのサイトにいっても同じ事が書いてあります。かくいう僕自身もそのサイトに書いてあることと同じ推理をしたのですが、ある欠点があるように思われます。東野圭吾氏に答えを聞きたい。本当に欠点のない推理が成り立つのかどうかを。
私が彼を殺した (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 私が彼を殺した (講談社文庫)より
4062733854