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(短編集)

名無しの探偵事件ファイル



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【この小説が収録されている参考書籍】
名無しの探偵事件ファイル (新潮文庫)

名無しの探偵事件ファイルの評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

本大好き

とても良い取引ができました。また機会がありましたら、よろしくお願い致します。
名無しの探偵事件ファイル (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:名無しの探偵事件ファイル (新潮文庫)より
4102163069
No.1:
(4pt)

キレの良い秀作ぞろい

『名無しの探偵事件ファイル』は、名無しのオプ=探偵が主役の短編集だ。

日本の読者向けに書き下ろされたもだそうで、緒方拳さんが主演のドラマ「名無しの探偵」が放映されたいた頃のものだろうか。作品の時間軸としては『脅迫』の後で、恋人ケリーと付き合い始めた時期にあたる。収録されている4編は、どれもキレの良い秀作ぞろいで探偵の活躍を堪能できる。

■顔のない声
女性へのいやがらせ電話の相手を探るよう依頼を受けた探偵。捜査をするうちに、女性の婚約者の死体を発見してしまう ・・・

事件の真相を解き明かすと、ドロっとした人間関係が見えてくるというのは名無しの探偵シリーズの定番である。

■盗まれた部屋
古書店主から窃盗犯を見つけるよう依頼を受けた探偵。容疑者は3名の従業員うちの誰かだ ・・・

不可能犯罪を看破する探偵の推理の冴えがすばらしい。

■ラギダス・ガルチの亡霊
火災により死亡した土地開発業者の原因を究明するよう依頼を受けた探偵。土地開発業者と対立する住民たちへの聞き込みを開始する ・・・

閉鎖的な町で繰り広げられる捜査活動は、ホラーっぽい緊迫感が漂っている。

■オウローヴィル貨物駅
ホウボー(放浪者)となった父の捜索を依頼された探偵。手掛かりの新聞記事をもとに、探偵はホウボーが集う駅へと向かう ・・・

憎しみの裏側に隠された父娘の心のうちが見事に描かれた作品。本短編集の中で一番のおすすめである。

なお、「ラギダス・ガルチの亡霊」は『亡霊』として、「オウローヴィル貨物駅」は『追跡』として長編化されている。
名無しの探偵事件ファイル (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:名無しの探偵事件ファイル (新潮文庫)より
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