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月 殺人事件



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【この小説が収録されている参考書籍】
月 殺人事件 (講談社文庫)

月 殺人事件の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

翻訳はこの第二作で打ち切られたようだ

レイ・シムラ・シリーズ。アメリカ人作家による日本を舞台にしたミステリー・シリーズ第二弾。前作の『雪 殺人事件』でも日本の風俗に関する奇妙な描写があったが、この作品にも、また…たどたどしい日本に関する知識をどうにか繋ぎ合わせたような違和感を覚えた。

この作者は何故に日本を舞台にしたミステリーを書くのだろうか。日本を舞台にする意味が解らない。ちなみに自分は、これまで日本を舞台に小説を書く海外作家では『雨の牙』などのジョン・レイン・シリーズを書いたバリー・アイスラーが一番だと思っている。

本国ではレイ・シムラ・シリーズが六作まで出ているらしいが、日本で第二作までしか翻訳されてないのも納得出来る。
月 殺人事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:月 殺人事件 (講談社文庫)より
4062738716
No.1:
(5pt)

素人探偵レイ・シムラ・シリーズ第2作

東京在住の日系アメリカ人レイ・シムラは、この第2作では英語教師を辞め、骨董品ディーラーとしてスタートする。レイは、クライアントの代理として訪れた鎌倉の骨董品屋で競り落とした箪笥がきっかけで、ある謎の殺人事件に巻き込まれてしまう。真相の解明に必死になるあまり、第1作で知り合い、同居を始めたスコットランド人弁護士のヒューとの仲もぎくしゃくしだす。世界一周旅行中のフウテン、ヒューの弟アンガスも同居に加わり、事態は混乱するばかり。
この第2作では、レイの意地っ張りで強気な性格が少し目立つような気がする。だが、20代終盤に差し掛かった独身女性の微妙な心の動きや、レイが日本で初めて培った女同士の友情も描き込まれており、前作からの期待を裏切らず単なるミステリー以上の作品に仕上がっている。
現代日本を舞台にしつつ、日本の伝統文化に目を向け、日本人以上の興味を持って日本人や日本の情景を描く筆者の更なる活躍に期待したい。
月 殺人事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:月 殺人事件 (講談社文庫)より
4062738716

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