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風の呪殺陣
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風の呪殺陣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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比叡山に暮らす修行僧(18歳)、その弟分(15歳)、僧兵の倅(18歳)の若者3人が、元亀2年(1571)の織田信長による焼討ちに遭遇し、その人生行路が大きく変針する.自由の民vs.権力者は隆慶一郎さんがデビュー作から一貫して書き続けてこられた枠組みであり、本作でもその基調は変わらないが、ここで敵対する権力者である織田信長は、秩序の建設者であると同時に秩序の破壊者でもあり、そのエキセントリックさの描写が本作の魅力です.実際、信長の登場場面は少ないのですが、それぞれが実に際立っており、上京焼討ちでの行動など鮮やかすぎてまるでアニメかマンガのようです.反面、若者3人の行動はバラバラで焦点が絞られず、ストーリーが中途半端な感じです.もっとも著者自身、本作の補完の必要性は感じてらしたそうですが、急逝のため果たせなかったとのこと.焼討ちから逃れて対岸の草津から眺めるたそがれの比叡連峰など、美しい場面もあるだけに残念です. | ||||
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