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西郷の貌



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【この小説が収録されている参考書籍】
西郷の貌

西郷の貌の評価: 3.83/5点 レビュー 54件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 21~36 2/2ページ
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No.16:
(5pt)

驚き......。

TVで作者の鍜治将一さんの歴史観を拝聴し、この本を購入しました。 西郷さんの顔が実際とは違っていると聞いておりましたが、こんなにも違うとは驚きの一声です。 この他にもこのような事例が沢山あるのでしょうね。 真実を公表しなかった当時の政府の在り方に疑問を抱きました。
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No.15:
(5pt)

あの見慣れた顔にだまされていたなんて…

だれもが、あの顔を想像する西郷隆盛。 教科書、テレビの洗脳って恐ろしいなー本当に。 この本は書店で表紙が目立ってて思わず手にとってしまった一冊。 なぜ西郷がまったくの別の顔で日本国民に刷り込まれてたかが至極納得の内容だった。
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No.14:
(5pt)

命もいらず、名もいらず

大日本帝国陸軍大将、西郷のイメージからはあまりにもかけ離れた、あのほのぼのとした上野の西郷どんの銅像。
軍神西郷が、あれほどまでに滑稽な姿に貶められねばならなかった理由とは如何に?

偶然手にした一枚の奇妙な古い写真に導かれ、歴史作家望月の謎解きの旅が始まる。

西郷が新生日本の誕生に懸けた情熱と、そしてその果ての深い絶望、無念の死。
歴史の暗闇の底に葬られた西郷南州の真実の貌が、今此処に甦る。

全ては近代日本誕生にまつわる最大の闇にして、平成の御代に至っても我々日本国民を呪縛し続ける桎梏『天皇すり替え』から始まり、そこに収斂してゆくのだ。

加治将一氏によって西郷南州の復権は果たされた。
感無量。
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No.13:
(5pt)

驚いた!

西郷さんて、こんなにカッコイイ顔してたんですね。 知れば知るほど、こういう人を本当の「ハンサム」っていうんだろうなーと思いました。
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No.12:
(4pt)

主観の歴史観

いや、教科書でもないのだからこれぐらい主観が入って良いのだろう。
十三人撮りの一枚の写真に写る大柄の男。これを西郷隆盛だと断定するのだが、最後の決め手は良く分からない。
筆者は想像力が逞しいところもあり話しが飛躍するところがある。
それでも良いのだが。
倒幕は尊南朝の歴々が行ったそうだ。
西郷に勝、真木和泉、桂、三条実美、大久保、高杉。。。
これにグラバーが入り、と著者独特の解釈が続く。
邪馬台国は九州断定。倭に大王がたくさんおり、近畿にも別な大王がおり、邪馬台国とは別に遣隋使を行っていたとか。
菅原道真は「菅」=「漢」出身。桓武天皇の「桓」も「漢」。藤原家は「藤」=「唐」。皆さん渡来人だ。
一気に読んでしまう程面白い。
まあ、こういう主観の方が印象には残る。
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No.11:
(5pt)

この写真を見よ!!

本書では、「13人写真」を紹介している。
この写真が見られただけでも☆5の価値はある本だと思った。

思えば、上野の西○像と皇居前の○公像は同じ作者とは思えなかった。(無論実際にたった一人の作ではなかったが)
テーマ的にも、方や、高き志を胸に、勇躍する、造形も細かい騎馬像。
方や田舎親父の休暇の一コマ、なんだか等身もおかしな粘土細工?に見えた。

本書で紹介された「13人写真」の謎の男の存在感はなんなんだ!
「フルベッキ写真」では、大男だな、との認識だけだったが、この写真の迫力はすごい、解像度の粗い、モノクロの、書籍の印刷だっていうのに。
私は絶対二枚の写真に写っていつ男は同一人物だと思う。
正体は誰か、との問題は置いても、この男のオーラはただものじゃない。
頭一つ以上大きいってだけじゃない、一癖も二癖もありそうな維新の元勲も並んでいるが、この男だけは格が違うっていうのが伝わる。

もし、もし本当に謎の男が西○だったら、全く本書の内容も説得力が出てくる。

件の写真に「西○の弟」と思しき男も写っている。
やはり存在感ある大男、しかし謎の男程のオーラはない。
司馬作品で見つけた、出典はわからない言葉だが、人物の器の大きさを例えるエピソードで、「・・・西○の従弟は大人物だ。しかし彼を「大木」としたら、西○の弟は「高山」、
しかし西○自身は、「別の惑星」の如きであった」というような言葉を。
この写真から感じるのだ、「山」と「惑星」の格の違いを。

本書で、当時の外交官は西○を語っているという、「ヘラクレスの如き肉体をもった大男」「敵も味方も彼に説得された」と。
分かる、分かるのだ、この写真を見ると。

もし、この男の軍服でも着た佇立像が、○公像のテンションで作られていたら、見るものは、「一体これほどの男が命懸けで訴えようとした事はなんだったのだ、これほどの
男だ、理は彼にあったのではないか」と思わされてしまったろう。

・・・今世紀になっても、軍産複合体は、「ありえないだろう」って事を平気でやっている。
インターネットで世界配信されてるっていうのに、電車をそっくり埋めちゃって、「事故なんてありませんでした」って。
ましてや100年以上前の、もっと構造が単純な組織の未開国だったら、本書で書いてるような事ぐらいあったんじゃないのって私は個人的には考えます。
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No.10:
(4pt)

面白かった

維新の暗号ほどの衝撃さはなかったが、それなりに面白かった、広く読まれているようだ。
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No.9:
(4pt)

冗談と本気のはざまで

この人のファンである。特にこの望月シリーズはすべて購入している。

何と言うか、この人は「料理の鉄人」的作家だなあと思っている。与えられた突拍子もない食材を、いかに自分の個性を取り入れながら調理するか。フルベッキ写真や、邪馬台国九州論、ユダヤ十二氏族、もはやトンデモ説に近いものを、面白く処理して歴史小説に昇華する。今回は、まさか西郷さんの写真とは!!
まあ、小説なので、史実を細かくひもとけば、ひっくり返される事は出てくるのだが、そこは「冗談と本気」の区別をつければいい。「歴史THE NO.2」にも出演しているが、彼の姿勢がよくわかる。小説を歴史と思うのは、浅はかだ。

この作家に料理して欲しいネタはたくさんあるが、個人的なリクエストは「聖徳太子非実在論」、「乙巳の変」、「壬申の乱の前後の倭国と日本国」、「九州王朝論」などの古代史。
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No.8:
(5pt)

西郷の貌 出版10ヶ月前

昨年3月26日、やっと常磐道が通行可になり、なんとかノロノロ走り始めたいわき発の高速バス4台の内の一台に乗り込むと、まわりはすべて避難する人、わたしは、スーツを着ているものの風呂もろくに入れず無精ひげ、めちゃくちゃになった自宅の一室から西郷さんの写真をなんとか持ち出し、目指すはネットで知った加治先生のセミナー、母は、なぜこのような時に東京に行かなければならないのかと問いただし、わたしはただ、行かなければならないとくり返すのみ、行かなければ西郷さんの真の貌は世に出ないと判っていたから、写真を加治先生に手渡すと全てを察し、それから10ヶ月、わたくしが分からなかった事も加治先生が調べ本に書いてくださいました。ですから皆さん、ぜひこの本を読んでください、この国の隠蔽がずーと続いているのが分かるはずです!
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No.7:
(5pt)

写真から発せられる西郷さんの圧倒的オーラ

この写真の男に説得されたらだれもが断れないだろうというようなすごい威圧感。圧倒される。かっこよすぎる。正直な話、加治さんの文書を読まなくてもこれが西郷さんだと直感で感じる。こんな日本人見たことないという感じです。この男なら明治維新で多くの侍がついていったのも理解できる。この写真を見て上野の西郷さんを見ればまったく上野の西郷さんが凡庸に見える。像の除幕式で西郷さんの奥さんが「あれは西郷と違う」と騒いだのもよくわかる。実物通りに像を作っていれば今以上に大人気だろう。そうなっては困る事情のことは小説で。
この男の写真、部屋に飾りたいぐらいですが、どこかで手に入らないかなあ。
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No.6:
(5pt)

歴史の真実は小説より奇なり

由井正雪の乱として日本史の教科書で学んだ奇妙な「乱」が、見事に謎解きされ、これなら納得です。
 膨大な事実を探り取りまとめる作者の能力には何時もながらただ感服です。
 西郷さんの顔、キヨソーネの描いた顔から写真の顔に頭を切り替えます。
 「幕末維新の暗号」のF写真の薩摩の大男と「13人撮り」の右端の薩摩の大男、
どう見ても同じ人物、私には「耳」も同じ見えます。薩摩の有名人に混じって写真に写れるこんな大男、
西郷さんでなければ誰?歴史エンターテイメントですね。
 面白かったです。また読み直します。

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No.5:
(5pt)

確かにこの写真から立ち昇るオーラは大西郷ではないのか

独特の文体ですが、面白かった! 本書70頁の「一三人撮り」が1864年12月の撮影(226頁)、同37頁の「フルベッキ写真」が1865年2月の撮影(『幕末 維新の暗号(上)』10頁)であるということは、両者の撮影時期は近接しているということになりますが、いずれにせよこの顔の骨相を見る限り両者はやはり同一人物であり、そのただならぬアウラから、そしてこのような写真が二枚も存在していることから、これが大西郷の真顔であることは間違いないように思えました。個人的には、司馬遼太郎の『翔ぶが如く』に描かれた人物で最も評者の印象に残った人物の一人である永山弥一郎の風貌(197頁)が分かったのも収穫。正に歴史の醍醐味。

とはいえ、本書をより深く堪能するには、やはりその前提となっている「明治天皇すり替え説」を記した同氏の『幕末 維新の暗号』を読むべきでしょう。評者も早速購入し、読み始めたところです。

「そんなことがなぜ分かる、と言われても証拠はない。歴史を相手に暮らしてきたから泥沼の臭いは嗅ぎ分けられるのだ。強いて言うなら望月真司だからだ。だてに長い間歴史をやってきたわけではない」(306頁)。

あと、末尾のエピソードである、太宰府天満宮の麒麟像がグラバーの「ジャパン・ブルワリー」ビールのラベルになり(しかもそれは明治天皇のメタファーとのこと)、更にそれがキリンビールの聖獣図へと変遷していったとの推察(355〜7頁)も、大変興味深かった。

禁断の歴史の扉が、更に開かれていくことを期待します。
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No.4:
(4pt)

続編が読みたくなります

今回も届いたら休む間もなく読み続けすぐに読み終えました

「龍馬の黒幕」では"幕末の陰謀の影に秘密結社フリーメイソンあり"だったのですが
「幕末 維新の暗号」以降の望月シリーズはフリーメイソンの話は消えて、その代わり
陰謀の影には"隠れ南朝勢力"というように変わってきています

望月氏が主人公ですが、西郷隆盛の写真の謎解きの場面は穏やかで頭の良い語り口なのですが
天皇の話になるとまるでそれまでの望月氏から加治氏にスイッチが切り替わるように、とたんに
過激で攻撃的な口調に様変わりしてしまいますね。よほど個人的に皇室が気に入らないんでしょうか

今回の本のなかで維新の政府の策略についてはなるほどと驚かされる話があるのですが
そういった事実に絡めて

「維新政府は裏でこんなことをやっていた事実があるんだよ。だから天皇の歴史もおかしいんだよ」
「幕末維新には、実はこんな裏があったんだよ。 だから天皇の歴史も裏で何かあるのが当然だよ」
「今の政府でも原発事故を隠蔽しただろ。 だから天皇の歴史も隠蔽されていて当然だよ」

といった調子で、説得力のある話に絡めて説得力のない話まで事実であるかのように思わせるような
書き方がちょっと強引すぎてイライラしましたね

個人的には淡々と事実を調べてそこから事実を推測するというほうが好みであり
筆者のイデオロギーが強く感じられると、とたんにつまらなくなります
筆者の都合がいい方向に結果を導き出すということが想像出来るからです

途中から話が「隠れ南朝の陰謀」の方に向いてしまいましたが、写真のことをもう少し
掘り下げてほしかったですね、それぐらい衝撃的な内容だと思います。
これについてはぜひ続編をお願いしたいです。

最後に、「龍馬の黒幕」の本のレビューで
「フリーメーソンから離れて書かれた方が説得力があったような気がする」
と書かれた読者がいましたが、今回の作品も
「隠れ南朝」から離れて書いた方が説得力があったと思いました
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No.3:
(5pt)

一枚の写真と「維新の青写真」、そして「官僚国家」の成り立ち。

「幕末維新の暗号」の続編である。
「歴史」は勝者が創る。勝てば官軍である。
そして、人は「物語」を欲する。それは大きい程いい。
それは、善悪とは無縁の世界である。
教科書的な史観は目を曇らせ鈍らせる。
望月真司も少し齢を取った感じもするがそこはご愛嬌である。
見立ては広く、深く構成も無理がなく十分楽しめる。
「明治維新」とは、南朝復活、版籍奉還、廃藩置県をテーマとした権力の簒奪であったというストーリーである。
それは、人間が動かしたものであり殊に、西郷の器量によるところが多いが私たちがよく見かける写真は残念ながら、明治天皇の肖像画も描いたお雇いイタリア人キヨソーネが描いた肖像画である。
そして、本人とは似ていないという話は当時からあった。
それは、何故か。
明治政府による「明治維新」の秘密の隠蔽のためであるというのが著者の主張である。そしてその秘密とは、前編にある。
著者は、「フルベッキ写真」と新たに入手した「13人の武士の写真」から西郷を割り出す。それは、大男で、精悍そのもので押し出しは尋常でなく視線も強烈である。ただ者ではない。自藩のみならず他藩の武士の魂さえがっしりと鷲掴みにした男。維新の貌に相応しい。
望月の元気の素である粒餡豆大福、蜂蜜紅茶、ヨガ、瞑想もちゃんと出て来る。
鹿児島、熊本、福岡、大宰府と巡るが九州の人間にとっては特に引き込まれる。
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No.2:
(5pt)

西郷隆盛の本当の顔

信じられない驚愕の真実…国民はもう騙されない。まるで原発事故の政府の対応を見てるような幕末の隠蔽工作の数々。作者はよくぞ書いてくれた!マスゴミは怖がって取り上げないと思うが今やSNSでの情報拡散は止まることを知らない。某芸人もこの作者のTwitterをフォローしていた。真実を日本国民に知らしめて欲しい!
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No.1:
(5pt)

偉人西郷隆盛

加治さんの小説は毎回わくわく読ませていただいております。今回、存在しないと言われてきた西郷さんの写真を見られただけでこの本を買った価値がありました。終盤は今後続編への期待を抱かせる終わり方だったと思います。加治さんの作品中にはいつも文字と矢印であらわした簡単な図がよくはさまれるのですが、これが実に分かりやすく理解を助けてくれます。また、今作の装丁は黒を基調に西郷さんの4枚の肖像画をあしらいおもしろいと思いました。一つだけ難があるとすれば、大宰府天満宮の像の写真はもう少し大きく鮮明に見たかった気がします。混乱の幕末明治の時期、後世では私利私欲に走ったといわれている人でも日本の未来のためにと生きた一面もあったことでしょう。それぞれの登場人物が複雑な思いでうごめいていた時代であったと思います。しかし、西郷さんだけには首尾一貫した、本当にぶれない、人間の大きさを感じます。最後になりましたが今後も続編を大いに期待しています。
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