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レポメン



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【この小説が収録されている参考書籍】
レポメン (新潮文庫)

レポメンの評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

表紙の絵につられて

自分には珍しく表紙の絵が気に入って買ってしまった。内容は主人公とボニーという女逃亡者が愛し始めたときに結末が見え始めた。とにかく主人公にしゃべらせたいから告白文形式にしたのか、作者がしゃべる、しゃべる。長いだけで自画自賛のあとがきは飛ばしていい。たぶん映画の方がずっと面白い。
レポメン (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レポメン (新潮文庫)より
4102173315
No.2:
(3pt)

多少癖はあります。

小説の中で主人公が自伝を書いているという形なので時間軸がぶれて読みにくい感じはあります。あとがきによると長い時間をかけて推敲しているような印象をうけますが推敲しすぎたんじゃないかと思ったりもします。癖があるので、面白いかどうかはけっこう意見が分かれると思ったので星3です。
レポメン (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レポメン (新潮文庫)より
4102173315
No.1:
(3pt)

不死よりもローン

不死のテクノロジーがありながら、命がローンよりも安いというブラックジョークにまみれたディストピア。
当たり前の仕事として内臓を抉り出す彼のみならず、それが常態として受け入れられている世界構造がグロテスク。人工臓器産業は巨大市場となっただけではなく、すべてがそのために動いている世界。子供向けの人工臓器CM、まるで進んで移植しているように見える人々、延命よりもローンのために臓器を勧める会社。携帯電話のように、どんどん新機能が搭載されていく人工臓器は馬鹿馬鹿しいとともに、グロテスクの極致。
また、“おれ”のタイプから透けて見えてくるのは、臓器だけでなく、すべてが全てが交換可能なパーツと化した世界。心でさえもパーツに過ぎない。5回も離婚している“おれ”は自分を愛してくれる妻を見つけるために、交換し続けているのかな。そして、そんな彼も、凄腕だとしても、会社にとってはパーツに過ぎない。

ハードボイルドタッチだから一人称なんだろうけど、タイプライターで打っているという設定が、「うるさい」のメモ以外に生きてないのが残念。そこにも仕掛けが欲しかったかなぁ。

レポメン (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レポメン (新潮文庫)より
4102173315

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