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懸賞首の男



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懸賞首の男の評価: 3.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

掃除屋クィン  及第点

作者の処女作でもあり、最近のランダムハウス作品に当たりがないんで、購入前に
米国amazonのレビューをチェック。平均で☆4だが、☆5を付けている人が30名もおり、
中には<007みたい。主人公は女性にやさしく、アクションあり、スリルあり...>と絶賛する
人もおり、購入決定!
読み出して、さっそくの疑問発生。ファーナム・ハウスの放火殺人犯(単独)は
奪った車で空港まで逃走するんだが、では、どうやって雪の降り積もる現場まで行ったのか?
主人公は丹念に雪の上の足跡は気にするんだが、犯人の移動手段についてはまったく
無頓着なのは何故? 
(本書を読む前にミレニアム3を読んだんで、その完成度の高さに、つい比較して
しまいました。)
それから120Pぐらいまで、弟子がウザイ。主人公の言うことは聞かないし、犯人を見張っているはずが、
一度は殴り倒され、一度は拉致人質になるは、完全に
足手まとい。殺されかけての逃避行先で、さっそく女性にアタック。主人公が完全なプロ
なだけに、何でこんな弟子とったんだ?
主人公はまさに007バリの活躍なんだが、同じ場所に3度潜入して一度もつかまらない、
のは警備が間抜けすぎないか。相棒の女性オーランドだが、韓国系アメリカ人、身長150cm
そこそこで、テロリストを殴り倒し、マシンガンをぶっ放し、PCに精通となると、なんだかミレニアムの主人公リスベット似ている。
最後のテロの黒幕の正体も、意外ではありましたが、その動機にはちょっと女々しさ
を感じます。

と、色々つっこむところは有るんですが、中盤辺り 話がドイツに移ってからは、
テンポがぐっと上がり、上記のわだかまりを忘れてもいいか、という気にさせて
くれました。クィンはなかなかのナイスガイです。

ちなみに第二作The Received は米国amazonで平均☆4.5と本作を上回る評価が
与えられており(ただ、投稿数は減っています。)期待が持てそうです。
私自身の評価は☆3.5-4.0の間です。平均よりは上ですが、4 までは、と
行ったところです。いまなら第二作が出れば躊躇なく購入すると思います。
暑い夏のひと時、頭を空白にしたいときには好適ではないでしょうか?
(暗号名ゴースト、とかフォールトラインよりは上です。)
ただし、早めに出してくれないと、第一作の内容を忘れてしまうかもしれません。
懸賞首の男 掃除屋クィン1 (ランダムハウス講談社 ハ 10-1 掃除屋クィン 1) (ランダムハウス講談社文庫)Amazon書評・レビュー:懸賞首の男 掃除屋クィン1 (ランダムハウス講談社 ハ 10-1 掃除屋クィン 1) (ランダムハウス講談社文庫)より
4270103116

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