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淫楽館の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
淫楽館の殺人  赤かぶ検事シリーズ (光文社文庫)

淫楽館の殺人の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

地道な捜査の積み上げと結末の意外性

前作以来3年余ぶりの文庫書き下ろしであり、久しぶりに赤かぶ検事の「おったなも」を楽しめた。高野川沿いの弁財天境内で死体が発見された所から話が始まる。地道な捜査活動から死体は大学の非常勤講師、実は裏で高級コールガール稼業を...それには訳ありと判明し、直接の死体遺棄犯が特定される。だがストーリーは意外な方向へ展開して行く。警部補だった行天燎子が今は警部に、上司の溝口警部も警視に昇進している。芝川桃子警部補が登場する。当シリーズの時の経過がうまく組み込まれている。高級コールガールを束ねるマダムに売春法違反での立件が可能かは興味深い。また裁判員制度を前提につくられた「公判前準備手続き」が法廷場面で活用され、新制度を巧みに取り込んでいる点に作者の意欲を感じる。娘の柊葉子が最後に颯爽と登場するのは、赤かぶ検事愛読者にはうれしいところだ。
淫楽館の殺人  赤かぶ検事シリーズ (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:淫楽館の殺人 赤かぶ検事シリーズ (光文社文庫)より
4334743633
No.1:
(4pt)

地道な捜査の積み上げと結末の意外性

前作以来3年余ぶりの文庫書き下ろしであり、久しぶりに赤かぶ検事の「おったなも」を楽しめた。高野川沿いの弁財天境内で死体が発見された所から話が始まる。地道な捜査活動から死体は大学の非常勤講師、実は裏で高級コールガール稼業を...それには訳ありと判明し、直接の死体遺棄犯が特定される。だがストーリーは意外な方向へ展開して行く。警部補だった行天燎子が今は警部に、上司の溝口警部も警視に昇進している。芝川桃子警部補が登場する。当シリーズの時の経過がうまく組み込まれている。高級コールガールを束ねるマダムに売春法違反での立件が可能かは興味深い。また裁判員制度を前提につくられた「公判前準備手続き」が法廷場面で活用され、新制度を巧みに取り込んでいる点に作者の意欲を感じる。娘の柊葉子が最後に颯爽と登場するのは、赤かぶ検事愛読者にはうれしいところだ。
淫楽館の殺人  赤かぶ検事シリーズ (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:淫楽館の殺人 赤かぶ検事シリーズ (光文社文庫)より
4334743633

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