将軍家綱は家光十三回忌のため日光に向かう。次期将軍をめぐる暗闘が激化する最中、危険な道中になるのは必至。

浅草に轟音が響きわたった。堀田家の煙硝蔵が爆発したのだ。

徳川家に凶事をもたらす禁断の妖刀村正が相次いで盗まれた。

神君家康の遺宝をめぐる争いで若侍・織江緋之介に煮え湯を飲まされた老中松平信綱は南町奉行神尾元勝に“浪人狩り”を命じる。

名門譜代大名の堀田正信が幕府に上申書を提出した。内容は痛烈な幕政批判。

京都所司代が二代続けて頓死した。不審に思った九代将軍家重は大岡出雲守忠光を通じ、三田村元八郎に背後関係を探るよう命じる。

尾張藩主徳川宗春は八代将軍吉宗に隠居慎みを命じられる。

八代将軍吉宗の治下、老中松平乗邑は将軍継嗣・家重を廃嫡すべく朝廷に画策。

将軍・徳川吉宗の命で、江戸城内で最強を誇る目付阪崎左兵衛尉を咎め、改易に追い込んだ惣目付の水城聡四郎。

抜け荷で巨財を築く加賀藩前田家と、幕府の大立者・田沼主殿頭意次の対立が激化。

江戸城中で熊本城主細川越中守宗孝に寄合旗本板倉修理勝該が刃傷に及んだ。

父にして剣術の達人である順斎が謎の甲冑武者に斬殺された。

女で稼ぐ商売ゆえ、体を張って女を守る――その矜持を胸に秘めて妾屋を営む山城屋昼兵衛。

幕政改革に邁進しようとする八代将軍・徳川吉宗の先兵として奔走する惣目付の水城聡四郎。

「このままでは躬は大奥に殺されかねぬ」将軍継嗣をめぐる大奥の不穏な動きを察した四代将軍家綱は、お髷番深室賢治郎に動向を探るよう直命を下す。

大奥に将軍家斉の子を殺めた輩がいる…。

世継ぎなきはお家断絶。苛烈な幕法に苦しむ大名旗本は、秘かに妾屋を訪れた。

将軍家重の治下、江戸に流れ込む者が増えた。

遊郭の打ち壊しが起こり、闕所物奉行、榊扇太郎は競売の入札権を持つ天満屋とともに後始末にあたる。

借金の形に身を売られた旗本の娘の自害が相次ぐ。改易を恐れた旗本が娘に自殺を強要していたのだ。

上田秀人の超人気シリーズ最新刊! 目付を放逐せよ! 前将軍の生母・月光院の横暴を阻んだ惣目付・水城聡四郎。

かなわぬ。隙がない―宿敵冥府防人との生死を賭けた闘い。

加賀百万石の留守居役・瀬能数馬は岳父の宿老・本多政長から薫陶を受ける。

上田秀人の大型新シリーズ、2ヵ月連続刊行でスタート! 外様第一の加賀藩。筆頭家老の本多政長は大名をしのぐ五万石を誇る。

加賀百万石の留守居役・瀬能数馬は岳父の宿老・本多政長から薫陶を受ける。

加賀藩邸は無頼の襲撃を甘んじて受けたのか。不祥事を咎める評定所に臨んだ百万石の筆頭宿老・本多政長。

将軍家綱の御台所懐妊の噂が江戸城下を駆けめぐった。

将軍家綱のお髷番にして寵臣深室賢治郎は 館林徳川家の黒鍬者に襲われるが、返り討ち に。

悪漢に屋敷を荒らされた深室家は目付に不始末を厳しく追及される。

徳川綱吉の行列が襲われた。甲府徳川家の家臣の仕業だ。

惣目付として、奥右筆、目付に楔を打ち込んできた水城聡四郎に将軍吉宗から新たな命が下った。監察する 対象は「大奥」。

新設された「惣目付」に就任した水城聡四郎に将軍吉宗から最初の命が下った。標的は、老中でさえも一目置く奥右筆。

闇の手に奪われた愛娘を取り戻した道中奉行副役の水城聡四郎。将軍徳川吉宗から職を解かれ、新たな役惣目付を任じられる。

浅草で指折りの豪商・分銅屋が、今をときめくお側御用取次・田沼意次と繋がりがあることを知られれば、ますます賊徒に目を付けられる。

逐電した旗本の行方を追う扇太郎は、借金の形に娘を吉原に沈める旗本が増えていることを知る。

鷹狩りで将軍を護った柊衛悟は、念願の立花家婿入りが決定的に。両家は加増に浴すも、併右衛門は奥右筆でいられるのか。

将軍徳川吉宗に直々に命じられて道中奉行副役となった水城聡四郎。

「しばらく京で過ごせ」―将軍吉宗の命で道中奉行副役となり、京へ着いた水城聡四郎。

将軍徳川吉宗が何者かに襲われた!襲撃した者たちを追及した結果、衝撃の真相が明らかになる。

将軍吉宗の命で「世の中を見てこい」といわれ、東海道を西へ旅した道中奉行副役の水城聡四郎。

「世間を見てこい」という将軍吉宗の命で道中奉行副役となり、街道筋を旅する水城聡四郎は京から商人の町大坂へ。

岡場所から一斉に火の手があがった!家斉の死後、巻き返しを図る側近と、江戸の闇の支配を企む狂い犬の一太郎が最後の賭けに出たのだ。

目付・鳥居耀蔵の命を受けた榊扇太郎は、闕所となった蘭方医・高野長英の屋敷から一通の書付を発見する。

武家屋敷が連続して焼失、出火元の旗本は改易された。

両替商分銅屋仁左衛門の信用を得、いまや頼れる用心棒の諌山左馬介。

加賀百万石の留守居役・瀬能数馬が、各藩留守居役との駆け引きを描く好評の書下ろしシリーズは最終巻。

広く金の価値を知らしめるべく、あえて賄賂を推奨する田沼意次。目通りを願う列は、日に日に延びていく。

柳橋芸者の姿をした女お庭番・村垣伊勢は、新たな普請奉行・佐久間久太夫を材木商因幡屋が接待する座敷にいた。

両替商・分銅屋仁左衛門の命を守り、右胸を負傷した用心棒・諌山左馬介。

若き留守居役瀬能数馬の後ろ盾は、岳父となる”五万石の陪臣”本多政長。

八代将軍吉宗の世子・長福丸が病に倒れたという知らせが入る。

雇い主・両替商分銅屋の持ち長屋に住まう用心棒・諫山左馬介。

十一代、家斉の治世。 将軍のみが入ることが許される 「御用の間」の書棚に、 家斉は奇妙な書を発見する。

江戸屈指の両替商分銅屋に、仕事への誠実さを買われ、用心棒として雇われた浪人・諫山左馬介。

妾屋が命より大事にする帳面を奪わんとする輩が現れた。そこに書かれているのは、妾を囲えるほどの金と力を持つ男達の情報。