【風野真知雄】
妖談うしろ猫: 耳袋秘帖
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深川で、西国雄藩の藩士と石川島から戻ったばかりの無宿人が相次いで不審な死を遂げた。
処刑される寸前、脱走に成功した仏像専門の盗人・庄右衛門(しょうえもん)は、ある寺で仏像をさかさにして拝む不思議な光景を目のあたりにする。
お江戸は高田馬場の竹林に棲む、若くて美人で評判の月照尼(げっしょうに)の元には、人生相談に訪れる者がひきもきらない。
雨の中あでやかな傘の群れが舞うと、死体がひとつ――「ひときり傘」が引き起こす連続殺人事件が江戸の町を震撼させる。
年の瀬の江戸で、「そろそろ、月が笑う」と言い残して、突如、人がいなくなる“神隠し”が、頻発した。
若い頃、肩に赤鬼の刺青を彫る無頼をしながら、六十二歳で南町奉行まで昇り詰めた名奉行・根岸肥前守鎮衛。
渋谷の南、白金あたりで立て続けに、裕福な家の若い娘四人が行方知れずとなった。およそ半月ほど前の話だという。
大人気妖談シリーズ、堂々完結!江戸版UFO遭遇事件と目される「うつろ舟」伝説。
おみくじを引いたら大凶ばかり、墓からは死人が化けて出るし檀家は落ち目になる一方という深川の題経寺。
年の瀬の佃島で、渡し船が突如突っ込んできた船に当て逃げされ転覆、乗っていた四人が死んだ。
美人姉妹が住む谷中の“猫屋敷”で事件が発生した。姉妹の父親は、五年前に押し込み強盗で殺された海産物問屋のあるじであった。
その幇間と遊んだ客はなぜか数日以内に非業の死を遂げる。紙問屋大松屋の若旦那が溺死。
大川の小舟で発見された心中死体は、別々の事件で死んだはずの二人だった。洗い直すと怪しいことばかり。
浅草で雷を捕まえようとする大工の若い衆。深夜に突如炎上した有名な榧の木。
岡っ引きの辰五郎が銀座の駕籠屋に聞いた奇ッ怪な話。人を半分にして運べる駕籠の注文があったという。
耳袋を勝手に刊行しようとしていた版元が白昼店で殺され、版木が盗まれてしまう。
日本橋本石町にある旅篭「長崎屋」で、腹を竹槍で無残に抉られた酉右衛門の死体が見つかった。
与力同心組屋敷がある八丁堀で、立て続けに、同心が殺された。
訴訟でやってくる者たちが泊まる<公事宿>のひしめく日本橋馬喰町。
刀屋ばかりを狙う盗人「おたすけ兄弟」が、近所の神社に金を隠すのを見た町奉行所の中間・与之吉は、娘の薬代にとこれを奪うが、やがて兄弟に嗅ぎつけられ、身の回りに危険が迫る。
夕闇迫る江戸の町で、懐の大金を失くし茫然と橋から川面を眺める同心。
ここは、人も猫も幽霊も恋に落ちる場所――品川の〈恋祓い神社〉で、若い女が燃えて亡くなった。
四谷大木戸の水門に竜が現る!?田安徳川家の四谷の下屋敷で、奇っ怪な出来事が頻発しているという。
火事が多発する江戸。廻船問屋の宴に巨大な顔の怪かしが出現。
浅草橋近くにある海産物問屋〈三陸屋〉が、朝になるのに戸が開かない。
強引な商法で、ここ数年急激にのし上がった木場の材木問屋“日野屋”。
神楽坂で「七福神めぐり」を模した娯楽が流行るなか、太巻き寿司屋“寿老人”のあるじが石像に頭をつぶされて亡くなった。
茶店の主人が首を吊った。南町奉行・根岸肥前守は事件のカギが目黒にありと察知、家臣である宮尾玄四郎を派遣する。
内藤新宿でやくざが次々に殺害された。探索の過程で浮かび上がってきた「ふまのもの」とは、いったい何者なのか。
軽妙洒脱な“おじい”たちが悪を斬る! 痛快隠居活躍型時代小説身分を超えた友情で結ばれた藤村・夏木・仁左衛門の古馴染み三人組は、老後を楽しむために〈初秋亭〉という隠れ家を作った。
男たちの愛憎が入り乱れる、シリーズ第15弾!「金魚釣りに引っかかっちまったよ」。謎の言葉を残して旗本の倅が死んだ。
秋の月夜に、深川きっての名芸者力丸が、お座敷から忽然と姿を消した。
大身の旗本・山崎主税助の屋敷の池に妙な生き物が棲んでいるとか。
閻魔さまを祀る渋谷村の寺で、食べると罪が許される「恐ろしく辛い稲荷寿司」を売っているという。魔食かもしれない。
有望な若手力士が殺された。殺しの手口は、鉄砲、かんぬき、張り手。