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ベル・カント



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書籍一覧

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■ベル・カント

ベル・カント
【Amazon】
発行日:2003年03月01日
出版社:早川書房
ページ数:401P
【あらすじ】
突然、邸内は真っ暗になった。南米のある小国の副大統領官邸がテロリストに占拠された。折りしも、工場誘致のために日本の大手企業社長の誕生パーティが開かれており、出席者は人質となった。オペラ好きな主賓のために招ばれた世界的歌手のロクサーヌ・コスも、各国の要人たちも。幽閉生活が続くうち、人々は奇妙な安らぎを覚えていく。金と名誉を求めるばかりが人生ではないと気づいたのだ。テロリストたちも、実際は貧しい家の子どもだった。知的な大人たちと接して初めて、この世には美しい世界があることを知っていく。やがて、ロクサーヌの歌をきっかけに、人質とテロリストは心を通わせていく。首謀者までが人質に心を開き、官邸には牧歌的な時間が流れるようになる。だが、この平穏な日々が永遠に続くはずはなかった…。人間の根源的な愛とは何かを問いかけるオレンジ小説賞、PEN/フォークナー賞受賞作。
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■ベル・カント (ハヤカワepi文庫)

ベル・カント (ハヤカワepi文庫)
【Amazon】
発行日:2019年10月17日
出版社:早川書房
ページ数:528P
【あらすじ】
その夜、南米にある小国の副首相公邸では、日系大企業「ナンセイ」の社長ホソカワの誕生パーティが開かれていた。ホソカワたっての希望で招かれた世界的オペラ歌手ロクサーヌ・コスが6曲目のアリアを歌い終えた瞬間、屋敷の明かりが消え、武装した男たちが乱入してくる。公邸は、人民の解放を求めるゲリラに占拠されてしまったのだ。 交渉が膠着状態に陥り、軟禁生活が長引くにつれ、立てこもり現場である公邸には安らぎのような空気が流れはじめる。幽閉される人質と監視するゲリラの間には不思議な絆が芽生え、彼らは、このまま外界と隔絶された世界で生活を続けられたらとすら願うようになる。だが、この穏やかな日々が永遠に続くはずはないのであった……。 コミュニケーションのあり方、芸術の持つ力、そして人間の根源的な愛を問う、オレンジ小説賞、PEN/フォークナー賞受賞作。