サンクトペテルブルクの鍋
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| 好き嫌いのわかれる作品でしょうね。物語の舞台は、18世紀初のロシア サンクトペテルブルグ、19世紀なかばのサンクトペテルブルグ、昭和初期の高崎、現代のとある大学の間をめまぐるしく入れ替わる。そのほかにも作中作のようなストーリーや劇中劇のようなシーンも挿入され、物語は発散して収束しようとしない。作品の地の文で 熱く語っていた作者自身と思われる人物が、いつのまにか作品中の登場人物に入れ替わっていたのには驚かされた。まさに暴走する小説、読者は置き去りにされる。 この作品を通じて作者が描きたかったものはなんなのだろうか。単純に表層を読めば、学生たちの青春ストーリーということになるだろうが、学生たちの愚かしい諍いや、大北方戦争、高崎大空襲などの話からは争うことの愚かさ、反戦意識が垣間見られる。また、バレエシューズに大金を払う男たちや、女学生を意のままに動かそうとする学生たちの描写には、女性が男たちの道具として消費されることへの反発が込められているようにも受け止められる。作者自身が巻頭で暗示しているように、この作品は バラバラの物語や様々なメッセージが すべて一緒くたに投げ込まれた闇鍋ということなのだろう。 非常に冒険的な小説で、ともすれば読みにくい作品ともなりかねないところであるが、軽妙洒脱な文体で意外に読みやすかった。終盤にかけて、文体から前半のような面白みが減少していったのは、真面目なメッセージを伝える段階に入ったということなのかもしれないが、できれば 最後まで前半のような調子で書いてもらいたかった。 | ||||
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