淵の底

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種別
長編
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あらすじ

1986年09月01日 淵の底 (新潮文庫)

愛しあう佑伍と多恵に突然の別れが訪れた。藩内の抗争で汚名を着せられた多恵の父が切腹、家名を断たれた一家は藩を追われたのだ。料亭の女と深い仲になり酒をあびる佑伍。金の力に縛りつけられ豪商の妾にされた多恵。やがて二人は傷だらけの心を抱いて再会するが…。武家社会をかりて、愛のかたちの変相と孤独な心の漂流を描く現代的時代小説。一度でも傷ついた魂におくる―。(「BOOK」データベースより)

評判

淵の底の評価:

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淵の底の総合評価:

9.33/10点 レビュー 3件。

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.3
(5pt)

傷ついた魂に送る

傷ついた魂に送る、という帯のキャッチフレーズに惹かれ、初見の作家の作品と出会い生涯忘れることのない感動を覚えた。
人生観を変えた一冊。他のレビューにあるとおり、作風は哀切という一語に尽きる
淵の底 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 淵の底 (新潮文庫)より
4101486018
No.2
(5pt)

哀悼。

伊藤桂一さんが亡くなられた。御年99歳、大往生であった。
本質は、詩人であった。一言で云えば、人の世の「哀切」を表現された。
この作品では、好意を持ち合った人が拠無き事情により、虫の音集く中で豪商に弄ばれしかし、愉悦の声を聴く若侍の無念の場面が強く印象付けられた。
そして、「凛とした」あるいは「凛々しい」という事を表現された作家であった。
淵の底 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 淵の底 (新潮文庫)より
4101486018
No.1
(4pt)

多恵と清乃

家名断絶により豪商の囲われ者になってしまった多恵。
下級武士の佑伍は指も触れたことのない多恵を追い求めます。
自分の女にすることが困難であればあるほどその気持ちは大きくなっていきます。
そんな祐伍は、世慣れした料亭女の清乃と一緒に暮らし始めます。
手を伸ばせばいつでも簡単に触れることができる清乃をなかなか真剣に愛することはできません。
ますます、多恵への想いは募っていきます。
淵の底 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 淵の底 (新潮文庫)より
4101486018

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