(短編集)
恋するビデオテープ
- 拳銃 (222)
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 | 2000年06月30日 恋するビデオテープ―当節怪談事情 デートの最中、別れ話を切り出したのは、女の方だった。しかし、別れたいと思っていたのは男。恋人の本音を知った女は…(失われた顔)。元刑事の尾田は、双眼鏡を手に団地のベランダに日の丸が何棟掲揚されているかチェックしていた。同じ団地の江口に国旗を出すよう忠告するのだったが…(日の丸あげて)。マンション建設用の土地の一角がまだ未買収だった。上司の命令で現地に行った久米原は、黒光りした拳銃を手にした少年に呼び止められた(路地裏の戦争)。病弱であったが、木本小百合は大学教授の夫と娘に大事にされ、幸せな日々を送っていた。ある日、配達された包みにはビテオテープが入っていた。その中身は…(恋するビデオテープ)。いまを見すえた恐怖最新作満載。 (「BOOK」データベースより) |
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| 母にプレゼントしました。母いわく「赤川さんは間違いない」とのこと。 | ||||
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| 内容があっさりしているので、さらっと読めた。印象に残ったのは「日の丸をあげて」。昔かたぎの元刑事と、近所の主婦を妬む女性とが協力して噂を広めるが、それが原因である家庭の主人が自殺してしまう話。噂を広めた当人たちは何とも思っていないようだが、些細なことでも話が大きくなると死に発展することが身にしみた。 | ||||
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